ScreenKiss #006

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Vol.006

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■ ScreenKissオリジナル・ボールペン登場!!

 ScreenKissの可愛いロゴの入ったボールペンが出来ました。

 執筆者とプロモーション用の為だけに制作したものですが、少々多めに制作しま
 したので、今回は数量限定で読者の皆様にお分けいたします。

   販売数量  初回限定 10セット

   インクの色 黒 (全てのインクは黒です)
   ペンの色  蛍光(緑、黄色、オレンジ、赤、ピンク)
   ロゴの色  黒

   アメリカ製

   3本セット 350円 (色は選べません)
   5本セット 500円 (5色全色)

   送料
    郵便   100円
    宅急便  640円より(地域によって変化します) 

   注文方法  ホームページのオーダー・ページでフォームを記入して送信し
         て下さい。

   支払方法  代金は郵便局や銀行へ振り込みか「アコシス」をご利用できま
         す。前納のみ。振込料金はご入金者の負担でお願いいたします。

  (ご注意)  ペンのボディーの色が蛍光色で、書いた文字は黒です。
         初回限定は10セットのみですが、人気により継続販売すること
         もあります。その時の値段は変わるかも知れません。

 デザイン・発注はホームページをご覧下さい。
 http://www.ScreenKiss.com/

■ 映画を映画館でみよう! (3回シリーズ)
   第1回 キネカ大森

 所在地:京浜東北線 大森駅から徒歩5分

西友(スーパー)の5階西友の1階には、セゾンチケットセンターがあるので、
時間が早ければそこで割り引きの前売券を購入可能ですが、リピーターは当日券
を5階で購入して入りましょう。3回は入れば、1回無料で見られるので、50
0円割引券がついてくるような感じ。これは安い。

 日本初(?)のアジア専門館として今年1月に再スタートした後、「プルガサリ」
 が開館以来の大ヒットとなり話題となったので、行かれた事のない人でもこの映
 画館の名前くらいはご存知なのでは?実際この映画館を知らずして、アジア映画
 ファンを名乗ることはできないのではないでしょうか。館内ではここでしか手に
 入らない関連グッズなどを売る小さな売店があります。また、本棚にならぶキネ
 マ旬報の20数年分のバックナンバーが読めるのは憎いかぎり。今日見る映画の
 監督や出演者の履歴を探すのもよし、多量においてあるチラシとからめて読むの
 もよし。特別音響がいいとはいえませんが、しっかりとフィルムをつないでくれ
 るし、前の椅子にだれか来てしまった場合は、隣に動けばいいだけのこと。なん
 たってここはすいてます。

 映画を見る前、見た後に食事をとる人は多いと思いますが、ここは西友スーパー
 の上。もちろんパン屋もあります。2階には無印良品。車の人は、映画をみれば
 割り引きがあります。大森駅のまわりは安くてうまい飲食店があり、穴場的な店
 も多いのでぜひ開拓しましょう。

 尚、最近の特集は、英国映画祭、インド映画祭など。次回はルコント特集と本当
 につぼを押さえた選択。

 最後に、毎月更新のチラシ形式でKINECAOMORIというスケジュールがおいてあり
 ますが、これがなかなか読める。なんとあのムトゥー踊るマハラジャを発掘した
 江戸木純の連載がのっている。各ミニシアターにも置いてあるので、探してみて
 ください。

 次回は、シネスイッチ銀座です。

                                立野 浩超
                          tachino@screenkiss.com

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                                    □

■ ビデオでシネマ

 1.サリー・ポッターの「タンゴ・レッスン」

この作品、劇場公開の宣伝文句に「官能」とか「エロス」とかいった言葉が飛び
交っていたので、期待してでかけた男性がごまんといたそうな。ウソウソ、冗談。
でも実は私はこのシゲキ的な宣伝文句にゲンナリして、映画館にいかなかったの
だ。

じゃあ何ゆえビデオを見たのか。それゃもうあなた、監督がサリー・ポッターだ
からですワ。恥ずかしながらイギリスのこの女流監督についてはまったく知識が
ないのだが、何年か前に彼女の「オルランド」を見て以来、何やら気にかかる存
在。しかも今回の作品ではご本人が主役を演じているとなれば、一見の価値あり。
そこでビデオレンタルショップで見つけるや、さっそく借りてきたのでありまし
た。

前振り長くてゴメンなさい。さてさて、妙に後を引く作品だった。モノクロ(一
部カラー)で映像地味だしメッセージ性も強くないので、見終わって感動の嵐は
起こらない。これがイチ押し、超オススメってわけでもない。けれどなぜか心に
残る。残ってたゆたう。不思議な作品だ。

主人公は仕事に行き詰まった中年監督のサリー・ポッター自身。ある日彼女はタ
ンゴのレッスンを思い立ち、先生の若き踊り手パブロとレッスンを重ねるうちに
二人の気持ちは接近する。しかしパブロが引いてしまう。ダンスパートナーとし
ての彼女を大切にしたい、つまりは公私混同して関係をこじらせたくないっての
が彼の言い分だ。ストーリーの3分の2ぐらいまでこの調子で、その上ポッターが
形勢不利なので、表面的には「中年女が若い男に血迷ってもしょせんは無理なの
ね」という図式。ここまで見た限りだと、ありふれた恋愛映画にすぎず、ポッタ
ー女史ってこんなつまらない作品つくる人だったのかとガッカリせずにはいられ
ない。

ところが残りの3分の1で状況が一転する。ポッターが彼を使って映画を撮る話に
なるが、今度はパブロの方が監督の目でしか自分を見てくれないとすねるのに対
し、ポッターはあっさり言ってのけるのだ、これが私の愛の表現の仕方なのよと。
テリトリーが移ったとたんに立場も逆転しちゃったわけである。

と書くと何だかオバサンの意趣返し話のよう。でも二つのエピソードから浮かび
上がってくるのはむしろパブロとポッターの類似性だし、全体から見えてくるの
はポッターという女性の生き方、そして映画に対する彼女の思いだ。

パブロもポーターも目の前の愛情や官能に溺れるよりは一歩引いてそれを自己表
現に生かすタイプ。わざとそうするのではなく、そうせざるをえない。いわゆる
芸術家の宿命か。ポッターは言ってしまえば愛より仕事をとったキャリアガール
の姐御ってとこだが、そういう人たちを主人公にした小説や映画にありがちの「
愛を捨て辛さに耐えて、でも私はこの道を選んだ」的な力みや諦めはなく、人生
をポジティブに受け止め、楽しんでさえいる。潔い生き方ってのかな。しかもサ
リー・ポッター自身をあえて主人公にしたことで、かなり真実味が出ている。手
法も人物像もおもしろいと思った(ただしラストシーンは、ポジティブにとるか
ネガティブにとるか解釈の相違が出るはず。ずるい言い訳だけど、私だって落ち
込んでいるときに見たらこのラスト、ネガティブに取るかもしれないと思ったん
ですよね)。

ちなみに肯定的なものの見方は前作の「オルランド」にも共通していて、こちら
はバージニア・ウルフ原作の不死の人オルランドの話だが、オルランドは時代に
よっては男にもなり女にもなりと変幻自在で、実に軽やかに各時代に対応する人
物として描かれている。ウルフの原作を読んでないので偉そうなことは言えない
けど、同じく不死の人を扱ったボーヴォワールの『人はすべて死す』に比べると
はるかに肯定的。ボーヴォワールが個にこだわるとすればポッターの視点はマク
ロで、このマクロさ、おおらかさ、そしてポジティブな捕らえ方がポッター映画
の特徴のようだ。

最初の3分の2が冗長でこれについては不満が残る。行き詰っている仕事とそれに
関わるシーンがやや観念的でこれも邪魔っけ。でも全体の映像は絵になる構図で、
しかし無理に映像美を追求していないところがいい。「雨に唄えば」風、「フラ
ッシュダンス」風のダンスシーンもあって、とくに前者は短いシーンだけど楽し
めた。

                                  quittan
                          quittan@screenkiss.com

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