ScreenKiss Vol.076

2000年 1月 18日 配信
ScreenKiss Vol.076

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Vol.076

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>☆ C O N T E N T S ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆<   □映画ミニ・ニュース   □マンマ・ローマ   □青い凧   □ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ   □トイ・ストーリー2   □カーラの結婚宣言 >☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆S_c_r_e_e_n_K_i_s_s☆< >>☆0☆お願い☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ □スタッフ募集(ボランティア)  福岡市で「班女」と言う三島由紀夫の演劇を今年の6月後半に上演する予定で  す。この演劇では役者を募集しています。   ◇花子:20〜27才の女性       芸者で、愛している男性を待ち続けている。   ◇由夫:23〜35才の男性       花子に返ってくると約束した男性。  夕方7時以降に週3〜4日くらいリハーサルを行います。  興味のある方は1月25日までに[email protected]までご連絡ください。 □ホームページ  スクリーンキスのホームページでは、過去のバックナンバーの閲覧やその記事の  検索などが出来ます。また映画祭レポートやインタビュー記事などは写真付きで  ご覧になれます。  メールマガジンだけでは表現できない部分がありますので、こちらも併せてご覧  下さい。 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆1☆映画ミニ・ニュース☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ホンダのCMで「奥様は魔女」ふうの女の子を演じているのって「スモーク」  や「コレクター」のアシュレイ・ジャッドですよね。あとトヨタのCMにヴィンセ  ント・ギャロも出てますよね。 ■スパイク・リーといえば今度アメリカでは米海軍の勧誘CMを取るらしい。低給  料、重労働のためなり手のいない米海軍の苦肉の策らしいですが、どんな作品に  なるのか是非観てみたいですよね。日本にいてはむりでしょうが。 ■ロマーヌ・ボーランジェ主演の仏映画「アパートメント」がハリウッドでリメイ  クされるらしい。主演はケイト・F・ウィンスレット(ミドルネームFAT)。 し  かしこの2人の共通項って、巨乳と脱ぎっぷりの良さだけなのでは?ロマーヌの  あのエキセントリックな役どころを、お嬢様女優のケイトが演じてもイマイチ雰  囲気が出せないのでは。どうもハリウッドのリメイクっていつもミス・キャスト  な気がします。 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆2☆マンマ・ローマ☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛    ★★☆☆☆    1962年    出演:アンナ・マニャーニ(主人公マンマ役)    パゾリーニ映画祭プラスワン・レイトショー  「アッカトーネ」の翌年の作品。そのままアッカトーネ後編として見ることもで  きるし、そのようにして見ることをお勧めする。なぜかというと、それぞれの作  品は1本で見ても面白さがない為。 □ストーリー紹介  娼婦マンマは16歳に成長した息子と共に町に引越し、朝市で野菜を売って生計  を立てている。息子は都会の新しい仲間に溶け込めず田舎者と馬鹿にされる。し  ばらくして母マンマの過去を知りショックを受ける。熱病でもうろうとしている  時にそのショックも重なり、投げやりになってしまい、無謀な泥棒行為を行うが  その場で捕まる。投獄され、そこで騒いだ為ベッドに縛り付けられ、そのまま熱  病で死んでしまう。  母は大事な息子の死を知り、とっさに窓から身投げしようとするが、市場仲間に  止められた瞬間、窓の景色を望む。空き地の向こうにそびえるいくつものアパー  トメントが彼女に何かを訴えかけた。  パゾリーニを制覇する気がなければ見なくてもいい映画。登場人物は特徴のある  顔つきが印象的でネオ・リアリスモ調。BGMはクラッシク音楽で、映像と雰囲  気があわない。  息子エットレの演技は私にはそれほど違和感なく見ることができた。あの鼻が曲  がった顔が魅力的と言える。エットレが母マンマからバイクを買ってもらい、母  を後ろに乗せて道路を走るシーンがあるが、ベスパを抜き去り、フィアットを抜  き去る。いかにもイタリア的で、ちょっと気になってしまう映像。  マンマが娼婦達と話をした後で、真暗な広場を歩き始めると、客だか冷やかしだ  かが数人入れ替わり並んで歩く場面があるが、このマンマの独唱(独り言)は見  ごたえ十分。アンナの演技が達者。  ただしこの映画が最悪なのは、マンマが自殺を思い止まる理由が分からないこ  と。風景をみて単に虚無感を強く感じた為、自殺すら虚しく思ったのではないか  と私は考えた。しかし、説明不十分。                                 立野 浩超 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆3☆青い凧☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛    ★★☆☆☆    1993年 138分    監督:ティエン・チュアンチュアン    出演:リュイ・リーピン(母親シューチュアン)    93年東京国際映画祭グランプリ・女優賞受賞    中国映画の全貌2000  この映画を見終わってまず感じたことは、「この映画を中国で上映できるのだろ  うか?」ということ。パンフレットを読むと中国国内では上映禁止になっている  らしい。  母親シューチュアンとその息子ターユイ。おばさんがティエトーと相性を名づけ  てそのまま映画では呼ばれ続ける。  私達は時に母親の視線、時にティエトーの幼い視線で政治や大人の世界の不条理  を見つめることになる。  子役達の演技がどうも中国臭いが、ツボを押さえて演技をしていることも確か  だ。  全体的にくっきりとしたきれいな撮影は中国映画の特徴とも感じる。こうやって  続け様に中国名作映画をみていると、湯気と煙りが写るシーンが多いことに気付  くが、またその使い方、撮り方が上手いことにも驚く。そこから熱気や、湿気が  伝わってくる。考えてみれば最近は、煙なんで日本でもアメリカでも生活から消  えてしまった為だろう、懐かしさすら感じてしまう。  政治や家庭で揺れ動く母親と一人息子の生活、愛情、感情のぶつかり合いが見  所。                                 立野 浩超 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆4☆ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛    ★★★★☆    1999年 ビスタサイズ    監督:ヴィム・ベンダース    撮影:イェルク・ヴィトマー、ロビー・ミューラー、リサ・リンズラー    日活:http://www.nikkatsu.com/movie/mov_bue00.htm    参考:http://www.warnermusic.co.jp/artist/wcdigest13.html  アムステルダムとニューヨーク・カーネギーホールでのコンサート・フィルム  と、ミュージシャンの紹介。それらをたっぷりの演出を加えて編集し作成された  映画。  ドキュメンタリー映画なのだが毛嫌いをする必要はない。予告編で聞いた音楽に  全く興味がない人はやはり見ない方がいいだろうが、「いい曲だな」と少しでも  感じたならついていける。編集がいかに大事か、またドキュメンタリーでも編集  を凝らすことで立派な娯楽として見ることもできる作品に仕上がるという分かり  やすい例。  スタディーカムでミュージシャン一人一人を紹介する場面。人物を回りながら撮  影しているのだが、その撮影方法は多少くどい。動くなと言いたくなる。  しかしそれらを編集し、演奏シーンにつなげるあたりは小気味いい。音楽と映  像、車などの騒音が一体化している場面も心地よい。カラー、白黒、セピアカ  ラーの混ざり方も上手い。  途中単調さに飽きがくる気がするが、それでも次々と新鮮な音楽が演奏され、ハ  バナ旧市街の世界遺産に指定されたコロニアルスタイルの町並みや古いスタイル  の車に目が覚める。  ついついリズムを取りたくなってしまう映画。コンサート気分でお勧め。                                 立野 浩超 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆5☆トイ・ストーリー2☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛    ★★★★★    2000年2月公開予定    監督:ジョン・ラセター    声の出演:トムハンクス、ティム・アレン、ジョーン・キューザック    公式ホームページ:www.disney.co.jpまたはwww.pixar.com  先日、某TV番組でテリー伊藤氏が、「トイストーリ2はポケモンに負けたんだ」  と言い放っておりましたが、それは大きな間違い。ポケモンが公開されたのはト  イ・ストーリー公開の2週間前。そしてこの映画はその記録をあっけなく破って  しまったのです。当たり前ですよね。通常2になるとパワーダウンするのが映画  界の常。しかし本作に限ってはCGもストーリーもグッと良くなっています。  今回の物語は、ウッディが玩具おたくの男、アルに誘拐(盗難)されることから  始まる。実は彼、かつてはTVショーの主役まで勤めた超プレミアドールだったの  だ。へえ、アメリカにもこういうオタクって多いんだ、と感心していたら何と!  彼の行く先は日本のおもちゃ博物館。さすがディズニー、日本のおたく事情に詳  しいね。(思わず横浜の山手の博物館に並ぶ彼を想像してしまった。)そして持  主アンディの元に帰ろうとする彼と、バズら、彼を救出しようとするおもちゃ仲  間の冒険が始まった・・・  パート2になるとより大きな冒険をするというのはこういった児童映画ではあり  がちだが(ベイブとか、ホームアローンなど。)カウボーイ仲間やアルの宿敵な  ど新たなキャラクターの登場で少しもワンパターン臭さを感じさせない。涙なし  では見られない?!感動のシーンもあり。  CGは言うまでもなく凄い。もはや私は「アニメーションを観ている」という感覚  がありませんでした。玩具という無機質なものを主人公にしたおかげでよりリア  リティーが出るという逆説的発想。風景や奥行きも実写以上に深い。夜中にトイ  ざラスに行けば本当にこんなことが起こっているかも?!  そして、映画ファンにとって嬉しいのはヒット作のパロディの数々。スター  ウォーズ、WWW、ジュラシックパークほか。思わずニヤリとすること間違いなし。  こういう大人向けのサービスも忘れないところがニクイ。  前回は脇役だったおもちゃたちの大活躍も見逃せない。なにせ玩具の個性(特  性)を最大限に生かしている。プレミアドール、ウッディの関連グッズも本格的  でカワイイ。本当に欲しくなる人も多いだろうと思う。こういったアイデアこそ  がディズニーの真の魅力であろう。  声の出演については、今回カウガールのジェシー役(日本のコギャル風。)に  ジョーン・キューザックを起用。これが本当によく合ってるんだな。脇役コメ  ディエンヌのイメージの強い彼女ですが、最近はサスペンスに挑戦したり、声優  に挑戦したりと頑張っているんですね。  最後に上記のホームページのうちPIXARのものは是非とも開いて頂きたい。キャス  ティング紹介の所なんか本当に凝った作りになっているし、ディズニー以外の作  品もチェックできます。友達に送れるカードなどもあり、一日遊んでも飽きない  はず。                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆6☆カーラの結婚宣言☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛    ★★☆☆☆    監督:ゲーリー・マーシャル    出演:ジュリエット・ルイス、ダイアン・キートン    公開劇場:銀座シャンゼリゼ  ジュリエット・ルイスの復帰第一作になるこの作品、(彼女、ドラッグ中毒で3  年間休業していたのです。)彼女の元気な顔が見たくて出向いたのですが、本当  にそれだけでした。以上。(笑)と終わらせたくなってしまうこの作品。前作  「プリティ・ブライド」に続きまたしても結婚映画で失敗してしまったマーシャ  ルの罪は深い。  まず本来、知能障害を持つ娘(J・ルイス)とその母親(D・キートン)の愛情と  葛藤が軸になる筈なのに、2人の愛情の表現が希薄。娘を大人になるまで施設に  入れておきながら急に「愛情があるから厳しくする」と言ってもいまいち説得力  がないし、この母親が世間体やキャリアだけしか気にしない嫌な女にしか見えな  い。もう少し子供を施設に入れなければならなかった経緯などを深く描いてほし  かった。  また前作プリティ・ブライドでもそうだったが、肝心な場面での決めゼリフ、演  出などが一つも心に響かない。折角魅力ある出演者を集めておきながら残念なと  ころだ。役者の個性を上手く活かしきれていないのである。  ただ、カーラとその恋人ダニー(ジョバンニ・リビージ)のやりとりは微笑まし  くて好感が持てる。こちらに関してはなかなかウィットに富んだセリフも多く笑  える。ただし、姉の結婚式でのドタバタ騒ぎや2人がケンカする場面などはやり  過ぎて知能障害者をバカにしているような雰囲気が見うけられる。(演技もやや  大袈裟すぎ。)どうせならカワイイ雰囲気を残して、ラブコメ風の映画にした方  がいい作品になったかも。  何とか救われたのが、ラストのカーラの結婚式のシーン。いわゆる地味婚だが、  ダニーのカーラへのプレゼント等、2人の愛し合う様子が微笑ましくて幸せな気  持ちになった。J・ルイスのキラキラお目目がカワイイのだ。結婚のご予定がある  方には是非注目して頂きたい。  サントラに関しては、サヴェージ・ガーデンが歌う主題歌「アニマル・ソング」  が爽やか。エンド・タイトルでJ・ルイスが歌っているのにもご注目下さい。(過  去の作品「ストレンジ・デイズ」では歌手を演じていましたが。)                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ ┏━┓                       I N F O R M A T I O N ┃i┃登録・解除・お問い合わせなどについて ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◇星(★)の意味___________________________◇ ◇   このメールマガジンで表示されている星は5つが最高で、1つが最低です。 ◇◇メールアドレス変更・解除______________________◇ ◇   このメールマガジンの購読解除は、ご登録された発行元のホームページより出   来ます。こちらでの作業は一切しておりません。   まぐまぐ   (http://rap.tegami.com/mag2/m/0000007585.htm)   マッキー! 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QT MAI ◇◇ScreenKissについて_________________________◇ ◇   映画に関して、「人物」「作品」「映画祭」「制作」と言った観点から紹介・   論評するメールマガジンです。   Copyrights(C), 1998-1999 ScreenKiss  掲載された記事はいかなる形式であれ許可なく転載は禁じられています。 ┼                                   ┼ click here!

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