ScreenKiss Vol.090

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Vol.090

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>☆ C O N T E N T S ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆<   □インディペンデント映画祭紹介   □ベルリン国際映画祭レポート(2)   □アンドリューNDR114 >☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆S_c_r_e_e_n_K_i_s_s☆< >>☆0☆インディペンデント映画祭紹介☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  NHKドイツ語講座を見ている方にはおなじみのカールさん(Mr. Karl Neubert)  は、実はかなり深く映画の世界に携わっているの世界に携わっているに関わって  いる人。彼が企画・主催しているミニ映画祭NEXT FRAMが3月18−19日に東京  国際フォーラムで開かれます。短編映画を世界各国から公募して厳選の上、上映  しているのですが、東京地区の方には有名なPFF(ぴあフィルムフェスティバル)  の世界版というところでしょうか。  詳しくは、資料が整い次第SCREENKISS誌上で紹介していきます。また、同じく彼  の主催で5月に予定されているIF(イフ)短編映画祭。今後あわせて紹介してい  きます。  彼の略歴は本文の中で。見るとインディペンデントを超えた情熱と彼の実力が分  かります。独自企画・主催でしかも外国人が日本でこんなに頑張っているとは、  すごい。  SCREENKISSでは自主制作・上映・企画などを応援していきます。厳しい批判を受  けてもかまわないというかた、お気軽に連絡ください。スタッフの都合上や企画  内容では、無理な場合もございますが協力してまいります。  次回はカールさんのお話を致します。 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆1☆ベルリン国際映画祭レポート☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  前回「本当に来るのか?」と書いたレオナルド・ディカプリオ、無事ご来場致し  ました。このレポートを書いている今、まだ映画祭は終了していないが、レオ来  場の日が映画祭期間中最も盛りあがり、もっとも人が多かった日となると思う。  会場の周りにはレオを待つ女の子達の人垣が出来、記者会見会場のごった返しは  ものすごかった。(かなり広い会場なのだが、まさにぎゅうぎゅう詰め、やっと  の思いで泳ぐように前にすべりこんだ。)  会見場に現れたスター・レオ様はかなり脂がのっていた(=太っていた。隣にい  たギョーム・カネの顔がとても細くみえたくらいだった)。この姿でベルリン来  るのは辛かったんじゃないかなあ、、と思わず同情のような、切ないような気に  なったのは私だけではなかったのでは?  「ザ・ビーチ」ご一行様は大所帯で、レオと共に監督のダニー・ボイル、ヴィル  ジニー・ルドワイアン、ギョーム・カネ、ティルダ・スウィントン、とメイン  キャストが姿をそろえ、とても華やかだった。印象に残ったのはティルダ・ス  ウィントン。控えめに端に座っていたが、ただものではない佇まいを感じた。凛  とした美しさは映像でも伺えるが、実際の彼女は抜けるように色が白く、独特の  「孤高」にも似たオーラが漂う人だった。  この「ザ・ビーチ」、コンペ出品作なのだが、作品評はそんなに芳しくない。で  も、前半のタイの海、空、島などの自然を見るものをわくわくさせてくれるよう  な美しさで描いた映像や、後半の狂気を漂わせたレオの演技、ダニー・ボイルの  アイデアが冴えたゲーム画面の映像など、(「トレインスポッティング」と比べ  てどちらがよいかと言われれば言葉に詰まるが)私は充分楽しめた。  さて、この映画祭の内側について少々説明を。大きな国際映画祭は映画を上映し  たり、賞を設けたりが表の顔であるが、同時に映画を売買するビジネスの場でも  ある。プレスバッジも大きく分ければ報道関係とファルム・マーケット関係に分  かれており、すぐ隣ではあるが建物も別である。  「金熊賞」を狙うコンペティション部門が最も大きな上映(規模の大きな劇場を  使っている)であるが、コンペ部門以外にも、パノラマ、フォーラム、キンダー  (子供)、リバイバル上映部門があり、短編、ドキュメンタリー等作品の幅はと  ても広い。国際映画祭なので英語字幕の作品もあるが、やはり全てではない。  (故に残念ながら私には見られない作品もあった。)コンペ出品作はプレスが無  条件で入れる午前、もしくは午後一の初回上映には英語字幕がつくが、一般観客  を対象にした夜(メイン会場での1度目の夜上映には必ずゲストが挨拶をする)  の上映はドイツ語字幕である。やはりそこは地元民に根付いた映画祭故に仕方が  無い事なのかもしれない。  この映画祭が地元ベルリン市民、そしてドイツ人にいかに浸透しているかは肌で  感じる事が出来る。観客の入りも驚くほど盛況である。朝9時からの上映も満員  であったり、平日夜10時半からの上映は終了時間が午前1時過ぎになるにも関  わらず、大きな会場が人で埋め尽くされる。(しかし、これはライフスタイルの  違いもあるので、夜の時間感覚は多少違うのかもしれない。パブが11時に閉  まってしまうロンドンから来た私にとって、ベルリンは「夜の街」の面があるこ  とも実感出来る。映画の帰りにナイトバスから街を眺めるだけで、真夜中でも食  事やお茶やお酒が楽しめる場所がわりと安易に探せたりするからだ。)  地元ベルリンの人だけでなく、近郊の街から来ている人にも随分会った。週末を  利用して、もしくは今春休みシーズンである学生だったり様々だが、年令層もと  ても幅広い。遠い国のなかなか一般公開が難しそうな作品にも(上映館は小さ  かったりするが)タイトルと少ない情報を頼りに人が集まってくるのだが、「こ  の場でしか見られない作品を」と日本映画やアジア映画を中心に見ていると話し  てくれたドイツ人にも会ったりした。(ちなみに彼女の一番のお気に入り日本人  監督は岩井俊二。今回岩井監督の作品の上映はなかったが、ハンブルグで開催さ  れた映画祭にゲストとして来た事があるとのこと。)  さて、映画祭のもう一面について。メイン会場の「Berlinale Palast」の向いに  ある建物に「ヨーロピアン・フィルム・マーケット」なる場所が設けてある。  (名前は「ヨーロピアン」であるが、勿論この場所で扱われるのはヨーロッパ作  品だけではなく、全てのブースがここにある。)フィルムマーケットの場所にも  私が持っている報道用のプレスバッジで入れるが、基本的にはマーケット試写は  見ることが出来ない(とはいえ、お願いして見せてもらったものもあるので(北  欧の作品など)こちらも後でレポート致します)。  ここでは又独自の映画祭が熱く繰り広げられいる。マーケットの対象とされてい  る作品は映画祭公式プログラムにない作品も沢山有り、各国の映画協会やプロダ  クション、配給会社がブースを出し、マーケット試写やビデオの上映が盛んに行  われている。まさにビジネスの場としての映画祭である。  プレスとしてこの映画祭に来ている日本人は少ないが(会見場でよく見かけた日  本人報道関係者は3〜4人くらい)、配給等フィルムマーケットに来ている人は  多かったと思う。あまり接触する機会はなかったは、フィルムマーケットで一般  上映にはない日本映画のポスターを見かけたり、マーケット試写のプログラムに  も一般上映では見かけなかった作品が記載されていた(勿論だぶっているものも  ある)。例えば「黒い家」や「kino」等多数。日本映画、頑張っています!映画  祭においての具体的な日本人の活躍ぶりについては次回以降お伝えいたします。  記者会見模様、上映作品、各国情報等、ベルリン国際映画祭レポート、まだまだ  続きます!                                   hana __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆2☆アンドリューNDR114☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     BICENTENNIAL MAN     ★★★☆☆     2000年陽春公開予定/     監督:クリス・コロンバス     出演:ロビン・ウィリアムズ、サム・ニール  200X年、そう遠くない未来に、ある家にやって来て200年にわたって最初の主(サ  ム・ニール)から孫娘の代まで家族を支えつづけたロボット、アンドリュー(ロ  ビン・ウィリアムズ)の物語。ロボットとしては珍しく個性的であることに自ら  気がついた彼が数々の愛と死に遭遇し、自我に目覚めていくという設定。  『ホーム・アローン』などハートウォーミングコメディを得意とする監督、クリ  ス・コロンバスが『ミセス・ダウト』に続きロビンと組んだ作品、とくれば思わ  ずドタバタ系を想像してしまうのだが、この作品極めてシリアス。大笑いしよう  と思って見に行くと拍子抜けするかも。ロボットであるが故の言葉遣いのおかし  さだとか、そういった笑いはあるが、いわゆるおバカシーンは皆無。むしろ人  生って何だろう。と思わず考えたくなるしっとりした大人向けの作品になってい  る。『ミセス〜』はやりすぎ感はあったものの、やはり離婚という問題をとり入  れていたが、今回は『長生きすることは幸せか』といった普遍のテーマに取り組  んでいる。  ロビンウィリアムスは嫌いな俳優の1人だが、本作では殆どロボットの姿な上、  性質上あまり感情を持たない役柄なので、しつこくなりがちな笑いの場面が押さ  えられ、かえって品良くまとまった感あり。後半人間の姿になってからもさりげ  ない演技で好感が持てた。脇を支えるのが常々紳士役の多いサム・ニールなのも  作品を上品に仕上げるのに一役買っている。金持ち役が似合う男である。子役も  案の定カワイイ。  彼が住む屋敷のインテリアなども美しい。そういえばこの監督、映画を作るとき  にノーマン・ロックウェルの絵からインスピレーションを得ると言っていました  が、近未来が舞台なのに、古き良きアメリカという感じの雰囲気が出てるのが不  思議。  余談だが、邦題がロボット名なのがなんとも寂しい。原題に即して『200年生きた  男』とでもした方が作品の持つ意味合いには近いのでは。  いかにもお涙頂戴的なのはいただけないが、それでも悔しいが泣いてしまうとい  うパターンの映画。とりわけ愛する人と出会いと別れの数々はくさい!が号泣連  発。好きな人と見るデート・ムービとしてはお勧め。                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ ┏━┓                       I N F O R M A T I O N ┃i┃登録・解除・お問い合わせなどについて ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◇星(★)の意味___________________________◇ ◇   このメールマガジンで表示されている星は5つが最高で、1つが最低です。 ◇◇メールアドレス変更・解除______________________◇ ◇   このメールマガジンの購読解除は、ご登録された発行元のホームページより出   来ます。こちらでの作業は一切しておりません。   まぐまぐ   (http://rap.tegami.com/mag2/m/0000007585.htm)   マッキー!  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QT MAI ◇◇ScreenKissについて_________________________◇ ◇   映画に関して、「人物」「作品」「映画祭」「制作」と言った観点から紹介・   論評するメールマガジンです。   Copyrights(C), 1998-2000 ScreenKiss  掲載された記事はいかなる形式であれ許可なく転載は禁じられています。 ┼                                   ┼