ScreenKiss Vol.142

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Vol.142

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>☆ C O N T E N T S ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆<   □第8回フランス映画祭・来日ゲストエピソード集   □パリの確率(仮題)   □マルタの鷹 >☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆S_c_r_e_e_n_K_i_s_s☆< >>☆1☆第8回フランス映画祭・来日ゲストエピソード集☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  6/22〜6/25まで4日間にわたって開催された第8回フランス映画祭も無事終了。  年々観客数を増やすこのイベント、最新のフランス映画が見れるのはもちろん、  来日ゲスト達と会えるのが楽しみで足を運ぶ人も多いのでは。  そんな訳で今回6/23,6/24に開催されたパーティで触れたゲスト達の素顔に迫りま  す。(敬称略、○筆者、●ゲスト) □ルー・ドワイヨン  今回は映画『フレンズ』をひっさげての来日。モデル出身だけにフランス人女性  にしては長身で、マニッシュなファッションがよく似合う。24日のクラブパー  ティに現れた彼女はベージュのキャミソールにグレーのパンツでガンガン踊りま  くったり、地べたにぺたんと座って談笑したりと17才らしい奔放な魅力に溢れ  ていた。 ○某雑誌の記事によると動物占いはペガサスということでかなり喜んでいました  ね。占いは信じる方なんですか? ●普段は全く信じないのだけど、この占いは聞いたときに、あまりに当たっていた  ので・・・今は信じてる。 ○同じくインタビューの中で尊敬するスターにオードリー・ヘップバーンなど3人の  名前を挙げていましたが、全てハリウッドの女優さんでしたね。ハリウッド映画  に出てみたいとは思われますか。 ●彼女達は素晴らしい女優なので本当に憧れるけれど、今のハリウッドが生み出す  映画は全然好きではないの。 ○ではフランス人女優の先輩方のなかで憧れるのは誰ですか。 ●うーん、あまりに沢山居過ぎて・・・ ○お母様(ジェーン・バーキン)とか ●それはもちろん。でも『誰々』と名前を出して言いたくはないの。後から「あ、  誰々を言い忘れちゃった!」って後悔するんだもの。  この話の間じゅう、満面の笑みで答えてくれたルー。飾らない人柄が男女を問わ  ず人気を呼びそうである。 □ジェラール・ジュニョ  『タンデム』『パリの天使たち』などのコミカルな演技で知られる彼。今回は自  ら監督した『女がいちばん憧れる職業』で来日。舞台にあがる際も駆け出して来  たりと茶目っ気を振りまいていた。 ○フランス映画祭には何度かいらっしゃってますよね。 ●もうこれで3回目だよ。お蔭様でこのホテル(インターコンチネンタル・ホテ  ル)に関しては君以上に知っている自身があるよ。 ○確かに私は泊まったことはないです・・・(笑)。では結構日本の滞在を楽しま  れています? ●ええ。日本にはフランスのような所(店など)が沢山あるのでそんなに困らない  ですね。 ○では滞在をお楽しみ下さい。ありがとうございました。  ScreenKissの名前に口元を尖らせるなど、ちょっとした会話にもコメディアンら  しいユーモアがありました。お1人でランドマークタワーなどを散歩している姿  もお見かけし、マイペースで楽しんでいるご様子でした。 □ジャック・マルティノー、オリヴィエ・デュカステル監督  今回心温まるロード・ムーヴィ『愉快なフェリックス』を監督している両監督。  ヴィルジニ・ルドワイヨン主演の『ジャンヌと素敵な男の子』に続く来日。今回  お話したなかでは最も心に残る思い出を作ってくれた人達である。 ○今回はどのくらい滞在するご予定なんですか。観光などには行かれるんでしょう  か。 ●今回は6日間居られるので昨年訪れた、京都に行こうと思います。嬉しかったの  は日本語で自分の力で新幹線の切符が買えたことかな。 ○そういえば舞台挨拶の時にも日本語がお上手でしたね。 ●おそらく日本語はフランス人にとって発音しやすいのかも。ローマ字で書かれた  ものを普通に読むだけでちゃんと通じるから。ところで京都のような、日本の古  い町は素晴らしいですね。 ○フランスもとっても素敵ですよね。今はパリにお住まいですか? ●今はパリですが、フランスの田舎もとても美しいです。 ○監督の映画『愉快なフェリックス』のなかにも見て取れました。多くの人がフェ  リックスのように旅してみたいと思ったでしょう。私もですが。 ●でも、正直日本人の女性にヒッチハイクはお薦めできません。フランスには素晴  らしい鉄道が沢山走っているので安全な旅をしてください(笑)。 ○ところで東京には行かれたんでしょうか。 ●昨年の来日中に1日だけ行ったけど・・・人が沢山いる上に雨で・・大変だった  よ!  日本に大変興味があるらしく、その後もずっと話しこんでしまいました。話すと  きに人の目をまっすぐ見る姿に人柄の良さが滲みでているようでした。また、最  終日には何と監督の方から憶えていて話しかけてくれ、「来年も必ず来るので絶  対会いましょう」とおっしゃって下さいました。既に来年の映画祭が楽しみ。 □サミ・ブアジラ  先述の『愉快なフェリックス』の主演男優。『マーシャル・ロー』などのハリ  ウッド映画でも活躍中。人懐っこい感じの目が印象的。 ○ハリウッド映画にも出られてますが、やはりお仕事の中心はフランスなのです  か。 ●仕事自体は特にこだわっていなくて、アメリカ映画にも出るし、ヨーロッパの他  の国の映画の仕事もしています。ただ、住まいはパリです。 ○それはどうしてなんでしょう。 ●パリは本当に素晴らしい所ですから。あなただったらアメリカとどっちを選びま  すか。 ○・・・やっぱりパリですかね。 ○この映画祭はいかがでしょう。 ●パーティや会場など行く所はどこも楽しくてエンジョイしていますよ。 ○『マーシャル・ロー』の役と今回の役は全く違うキャラクターですね。でもどち  らも似合ってまし   た。これからのご活躍を楽しみにしています。  筆者が英語を間違えた時にも「気にしないで」と笑顔でフォローしてくれた好青  年。すっかりファンになってしまった。 □その他  『サン・ピエールの未亡人』で来日されたパトリス・ルコント監督は「僕の映画、  必ず見てくださいね」と、頭の上で指をクロス。一見シリアスなのに笑わせるのは  彼の映画そのものという感じ。  また、早くに日本を発つことになっていた『感傷的な運命』の監督オリヴィエ・  アサイヤスは時間がないので話せないのを何度も申し訳なさそうにお詫びされて  いて、こちらが申し訳なくなってしまったくらい。                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆2☆パリの確率(仮題)☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     Peut-etre     1999年/フランス/109分/シネスコ     監督:セドリック・クラピッシュ     撮影:フィリップ・ル・スール     出演:ロマン・デュリス、ジャン=ポール・ベルモンド  ドタバタ的SF?ドラマとでも言うべきか。出だしはいかにもというSFの世界で話  が始まるのだが、実はそれは主人公の若者が見ていたテレビの世界での話。がし  かし、その後に主人公自身が実際に体験することになる近未来の世界というの  が・・・。  というのを筆頭に、主人公がタイムトリップして出会う老人が自分の息子で、自  分自身が父親。そして、主人公である親が子供を欲しくなく産みたいと思ってな  いのに、逆に老人である子供は産んでくれることで自分を生かしてほしいと願  う・・・。  といった逆、逆をねらったシチュエーションが多々あり、とても面白味は感じ  る。そして、出てくるキャラクターがいかにもクラピッシュらしいそれぞれにバ  ラエティ豊かな個性。また、ベルモンドの出ていた「気狂いピエロ」のポスター  が主人公の部屋に貼ってあるなどのシャレっ気も。  しかし、109分という上映時間、観客を引き付ける力がこのストーリーには足りな  い。どことなく淡々としていて、この手の作品ならさらに派手な話の展開、もっ  と突拍子もない部分があってもいいと思った。何となく中途半端な印象を残し  た。                                   ゆたか __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆3☆マルタの鷹☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     The Maltese Falcon     1941/アメリカ/101分/白黒     監督・脚本:ジョン・ヒューストン     原作:ダシール・ハメット     出演:ハンフリー・ボガート、メアリー・アスター、        ピーター・ローレ、シドニー・グリーンストリート  ロマン・ポランスキー特集に続いては、アメリカの俳優ハンフリー・ボガート  (愛称ボギー)を取り上げる。今回は、彼の代表作の『カサブランカ』や『アフ  リカの女王』といった作品でなく、ハードボイルドのものに限ってご紹介しよう  と思う。先ずは、ワーナー・ブラザーズ製作、ハメット原作のハードボイルドの  傑作『マルタの鷹』を取り上げる。以下、本文に続く。  私立探偵サム・スペード(ボギー)のもとに、ミステリアスな女(メアリー・ア  スター)が依頼に来る。嘘ばかり言う女に不信感を抱くが、彼女の美しさに魅了  される。しかし、彼女の依頼を調査して行くうちにサムは陰謀渦巻く事件に巻き  込まれていた。その陰謀は伝説の秘宝「マルタの鷹」をめぐる争奪戦だった。  それまで脇役や準主役といった程度の作品にしか名を連ねていなかったボギー  が、この作品以後大スターになる経緯となった作品。>ただ、この作品は始めから

 ボギー主演ではなかった。ジョージ・ラフトに決まっていたが、初監督となる

 ヒューストンの力量に疑問を感じ辞退した。回って来たのがボギー。彼が出演し

 たお陰で『マルタの鷹』とサム・スペードの名は永遠のものとなった。

 上にも述べたが、この作品は監督のジョン・ヒューストンのデビュー作にあた

 る。彼はボギーの主演した『黄金』でアカデミー監督賞に輝いている名監督。ボ

 ギーとのコンビ作は他に『アフリカの女王』があり、その作品で今度はボギーが

 アカデミー主演男優賞を受賞している。

 ジョン・ヒューストンの家系は名門であり、父のウォルター・ヒューストンは

 『黄金』でアカデミー助演男優賞に、娘のアンジェリカ・ヒューストンは『女と

 男の名誉』で同助演女優賞に輝いている。ジョン自身も俳優として映画出演の

 キャリアがあり、ロマン・ポランスキーの『チャイナタウン』に顔を出してい

 る。

 この作品は、1941年度のアカデミー作品賞、助演男優賞(S・グリーンストリー

 ト)、脚色賞の3部門にノミネートされている。

                                吉田 浩二

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