ScreenKiss Vol.145

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Vol.145

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>☆ C O N T E N T S ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆<   □ミニ情報   □グラディエーター   □最愛の夏 >☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆S_c_r_e_e_n_K_i_s_s☆< >>☆1☆ミニ情報☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ □ウォルター・マッソー氏逝く  俳優のウォルター・マッソーが6/30日、心臓発作のため亡くなった。(享年79  歳)66年『恋人よ帰れ!わが胸に』でアカデミー助演男優賞を受賞、その後も  ジャンルを問わずに活躍していた。彼の遺作となった『ハンギング・アップ』  (邦題:電話で抱きしめて)で彼は奇しくもメグ・ライアンら3姉妹の死に行く  父親を演じていた。同作品でも俳優としての貫禄を惜しげなく発揮し、まだまだ  活躍が期待できただけに惜しまれる死となった。 □リッキー・マーティン、遂に映画デビューか。  昨年ヒットチャートや各音楽賞を総ナメにしたラテンの貴公子、リッキー・マー  ティン。もともとミュージカルなどで活躍していただけに、映画デビューが待ち  望まれていたが、ついにその願いが実現されそうだ。作品は青春映画の名作  『ダーティー・ダンシング』の続編。お相手は最近、美貌、演技力共に磨きのか  かったナタリー・ポートマンとあって、早くも期待が高まっている。 □タランティーノの最新作  最近とみに噂を聞かなくなった彼だが、彼の最新監督作はベトナム戦争を舞台に  した本格的戦争映画とか。彼の作風が戦争映画にどう活かされていくか、腕の見  せ所となるだろう。また彼の俳優としての最新作はなんとアダム・サンドラー主  演、ヴァレリー兄弟監督のコメディー映画で、彼はアダム演じる悪魔に怯える盲  目の牧師役。 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆2☆グラディエーター☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     GLADIATOR     ★★★★★     2000/155分     監督:リドリー・スコット     出演:ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス     http://www.uipjapan.com/gladiator/  この映画を言葉で説明するのはナンセンス。迫力満点の映像、手に汗握る臨場  感、など月並みな言葉しか浮かばないが、それ程映画の醍醐味を存分に味わえる  作品。間違ってもビデオになる迄待とう、なんて間違っても思わないで、出来る  だけ音響の良い、大きなスクリーンのある映画館でご覧になって頂きたい。  思うに文字どおり『手に汗握る』体験をした映画は久々である。エキストラ、CG  を存分に使った映像は言うまでも無く、ありがちな歴史劇、シンプルなストー  リーにここまで感情移入できたのは主演のラッセル・クロウの演技力のなせる  技。  戦いのシーン意外は大袈裟な動きは何もないのに表情、とくに瞳だけで哀しみ、  怒りなど全ての感情をありありと見せつけ、気がつけば戦闘のシーンでは彼を本  気で応援せずにはいられなくなっている。ここでいわゆるスター俳優を使わな  かったのがこの映画の大きな勝因だろう。  (それにしても『LAコンフィデンシャル』『インサイダー』に続き本作と男臭い  役がお似合いの彼がジョディー・フォスターと噂になっていたのは記憶に新し  い。ああいう知的な美人がこういう粗野な男性にころっと参るという図式は非常  にわかりやすい。)  また彼を憎む皇帝を演じたホアキン・フェニックスは最近の若手俳優とは一線を  画すダークなイメージが役どころにハマっていてなかなか。インディペンデント  映画やこういった大作の両方で活躍できそうな懐の深さを感じる。もはや兄(リ  バー・フェニックス)を超えたという感じ。  唯一気がかりなのは時代設定、舞台は全く違うものの、作品のテーマ、話の流  れ、人物の関係などがあまりに『ブレイブ・ハート』と似ていた所か。  今年の夏、本命視されているMI:2よりも、遥かに見る価値のある作品。いかにも  アメリカ人好みで、オスカーに絡んでくること必至。                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆3☆最愛の夏☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     黒暗之光/Darkness & Light     1999年/台湾/102min/カラー/35mm     監督:チャン ・ツォーチ     出演:リー・カンイ 、ファン・チィウェイ 、ツァイ・ミンショウ     1999年東京国際映画祭東京グランプリ、東京ゴールド賞、アジア映画賞     1999年台北映画祭グランプリ、最優秀新人女優賞     第22回ぴあフィルムフェスティバル:中国語圏映画最前線     晩夏シネ・ラ・セットにて公開  海の見える窓に魚の絵を描く少女、カンイ。金城武のポスターのあるこの部屋  で、彼女は日々の思いを日記に綴る。夏休で帰省中の彼女の家族は、盲目の両  親、祖父、知的障害を持つ弟。彼女に思いを寄せるヤクザの息子、彼女が思いを  寄せるアピン。17歳の彼女を子供扱いする父、姉にまとわりつく弟、そんな中ヤ  クザの抗争で死んでしまったアピン。続く父の死。夏の花火のようにきらびやか  で、そして散っていったカンイの夏休が終わった。  昨年の映画祭で、何故か?この作品は見逃してしまっていた私。あれよ、という  間に3冠受賞。受賞式の度に登壇する、可愛いカンイ。作品を見ていないのに、  すっかり彼女の虜になってしまった私だったが、素顔の彼女と裏腹に何と力強い  演技だろう。17歳という微妙な年齢が、幼い顔つきと相まって精神的な成長を遂  げていくプロセスが実に巧い。  彼女が時々気分を変えたい時にカツラをつけるアイデアは、とても面白い。几帳  面に毎日つける日記では、自分をみつめ、そしてカツラで、そんな自分を変えよ  うと試みる。いかにもこの時期の女の子、という感じがして可愛らしい。カツラ  をつけると声のトーンまで変わっているところも巧い。  普通の人々より周囲の空気や、人の感情に敏感な盲目の両親、もしかして普通の  子供より目端が利き、人の心を読み取れるかもしれない知的障害の弟。こうした  出演者はほとんどが素人というから、その自然体の演技には驚いてしまう。  ジム・ジャームッシュの『ナイト・オン・ザ・プラネット』に、パリでB・ダル扮  する盲目の女性が「私は映画だって見るのよ」と運転手に説明していた印象的な  台詞があった。同様にこの作品の冒頭と最後に、海外旅行帰りの両親が描かれて  いるが、盲人に対して抱くイメージを事も無げに払拭してくれる痛快なシーン  だ。  前半の楽しい雰囲気が一気に下降線を辿ってきた時に、ラストで楽しかった頃の  写真撮影のシーンを(ちょっと変化させて)挿入したのは、とても救いになる。  それのしても17歳の少女に、実父の生命維持装置の取り外しをさせるところは、  残酷すぎる気がした。  この作品の上映時には監督も来場予定なので、是非参加してみては如何だろう  か。会場でのティーチ・インなどは、後日再録の予定。                                 鳥野 韻子 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ ┏━┓                       I N F O R M A T I O N ┃i┃登録・解除・お問い合わせなどについて ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◇星(★)の意味___________________________◇ ◇   このメールマガジンで表示されている星は5つが最高で、1つが最低です。 ◇◇メールアドレス変更・解除______________________◇ ◇   このメールマガジンの購読解除は、ご登録された発行元のホームページより出   来ます。こちらでの作業は一切しておりません。   まぐまぐ   (http://rap.tegami.com/mag2/m/0000007585.htm)   マッキー!  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QT MAI               吉田 浩二 ◇◇ScreenKissについて_________________________◇ ◇   映画に関して、「人物」「作品」「映画祭」「制作」と言った観点から紹介・   論評するメールマガジンです。   Copyrights(C), 1998-2000 ScreenKiss  掲載された記事はいかなる形式であれ許可なく転載は禁じられています。 ┼                                   ┼