ScreenKiss Vol.156

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>☆ C O N T E N T S ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆<   □比べてみようリメイク作品 Vol.3   □黄昏のチャイナタウン   □ペギー・スーの結婚   □パーフェクト・ストーム >☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆S_c_r_e_e_n_K_i_s_s☆< >>☆1☆比べてみようリメイク作品 Vol.3<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  リメイク映画とオリジナルを比較する特集の最終回は、オードリー・ヘップバー  ンの妖精のような可憐な姿が魅力の「麗しのサブリナ」(1954年)と「愛と哀しみ  の果て」のシドニー・ポラック監督版「サブリナ」(1995年)です。  ☆ストーリー☆  NYの名門名門ララビー家のお抱え運転手の娘、サブリナは屋敷の次男でプレイ  ボーイの色男、デイビットに夢中。そんな娘を気遣った父親は彼女をパリに行か  せる。パリから帰国し見違えるほど美しくなった彼女をめぐりその次男と、口下  手で仕事一筋の兄、ライナスとの間に三角関係が繰り広げられる。リメイクでは  時代設定は現代になっている。  ☆サブリナ☆  この作品の要となるのはタイトルにもなっている、主人公サブリナ。オリジナル  でヘップバーンが演じる彼女は華奢で個性的で表情豊か。文句のつけようがない  程のハマリ役だ。  しかし!リメイクは一体何で?のジュリア・オーモンド。ユニークなサブリナを  演じるにはお堅すぎるし、特別美人でもない。おまけにゴツい骨太体型は木に登  るには重た過ぎるんじゃあ・・・。当時30歳の彼女はこの役どころには老けすぎ  かも。(最近姿を見かけないですよね。)  ☆兄弟☆  兄ライナスはお堅い中にもチャーミングな要素が必要な役どころ。オリジナルで  はハード・ボイルドなイメージの強かったハンフリー・ボガードが扮し、奔放な  娘に振りまわされて困惑した時の苦笑いがなんともイケてた。特に、サブリナが  帽子のツバを直してあげる場面の表情は必見。  リメイクではハリソン・フォードが演じているが、彼、『インディー・ジョーン  ズ』でも既にお堅い考古学者とワイルドな冒険者という二つの顔を演じ分け、こ  のテの役はお手のもの。なかなか色っぽくて良い。  弟デイビットはプレイボーイだから説得力のある男前が演じるべき。オリジナル  のウィリアム・ホールデンは確かに顔だけ比べればボガードよりハンサムなので  説得力あり。  ところがリメークはこの映画がデビューとなるグレック・キニア。何となく笑っ  た顔がホールデンに似ているのが起用のきっかけかも知れないがどうみても初め  からハリソン・フォードのほうがイイ男じゃん。  ☆ファッション☆  『サブリナ・パンツ』なるものを流行らせたのはまさにこのオリジナル版。  パリ帰国後のフェミニンなスーツにプードル連れのおフランスな姿やパーティ・  ドレスはもちろん、セイリングにいく時のチェックのシャツにホット・パンツの  姿はそのままこの夏のお洒落に使えそう。古さを全く感じさせない。  また、パリにいくまえもジャンバー・スカートにポニーテールでそれなりに  キュート。  一方、オリジナルはパリにいく前は眼鏡姿の本当のイモ娘。帰国後はたいがいパ  ンツ・スーツ姿なのだが、どうもオバサン臭いし堅すぎる。海辺に旅行にいくと  きまでスーツっていうのも変。  ☆パリの生活☆  オリジナルではパリの有名料理学校(コルドン・ブルー)に留学。父親の「女の  子が料理できるのはいいことだよ」というセリフに時代を感じる。(日本は未だ  にそういう発想の男が多いが。)こちらで彼女に磨きをかけるのは74歳の男爵。  一方リメイクは現代らしく、ヴォーグ誌に撮影助手として仕事に。パリの風景が  存分に楽しめるのはむしろこちらの方で、ひととおりの観光名所や、カフェが出  てくるのでパリ好き必見。  あと一番の見所はパリで彼女の面倒をみる女性。フランスの名女優ファニー・ア  ルダンが特別出演し、その優雅な着こなしや貫禄ある姿にはため息もの。サブリ  ナに想いを寄せる男性も登場し、こちらはパリの生活にも重点を置いているのが  ポイント。  ☆リメイクとしての価値☆  オリジナルはヘップバーンが出ているからこそ伝説的な映画になったわけであ  り、またコメディー要素が強いため、強引なストーリーも許せる。  しかし、リメイク版はそのコメディ要素だけを取り除き、魅力のないヒロインで  やってしまったのだからイマイチ面白みに欠ける。しかし、アカデミー賞候補に  もなった主題化「MoonLight」は本当にいい曲だし、現代もなお趣を変えず魅力的  なパリの風景を見るだけでも見てみる価値はあるだろう。                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆2☆黄昏のチャイナタウン☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     1990/アメリカ/105分     監督・出演:ジャック・ニコルソン  「チャイナタウン」の続編、「黄昏のチャイナタウン」を衛星放送で見ました。  ハーヴェイ・カイテルも渋い髭面で印象深い。  後半に差し掛かるころ、あのリチャード・ファーンズワースが出演していること  に気づきました。ちょい役だが、あの声、カウボーイハット、うーん渋いです  ね。昔の映画を見る楽しみの1つに、時たまこの手の驚きを感じることがあげら  れるでしょう。無名時代の役者の顔は今と違った迫力があると思いませんか。  しかもさらに、バーで突然探偵役のジャック・ニコルソンに重要な証拠を手渡す  中年男性。正義感に燃えているが怪しげな彼、名前は知らないがあの「エリン・  ブロコビッチ」に出ていたぞ。重要な証拠となる資料を保管していて、同じよう  にバーでエリンにその事を知らせるあの男ですよね。(調べても分からなかった  ので、他人の空似だったらご指摘ください)  昔の映画をテレビやビデオで見る楽しみの1つはこういったことです。                                 立野 浩超 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆3☆ペギー・スーの結婚☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     Peggy Sue Got Married     1986年/アメリカ     監督:フランシス・F・コッポラ     出演:キャスリン・ターナー  恋して結婚したダンナとも別居、失意のペギー・スー(キャスリン・ターナ)は  娘と共に同窓会に出席。クイーンに選ばれたショックで倒れた彼女はなんと高校  生にタイムスリップ。彼女は新しい人生を選ぼうとするが・・・。  この映画が既に14年も前の作品だなんて。思えば当時中学生だった私は「白いド  レスの女」以来のキャスリン・ターナーの大ファンで、(マセガキでしたね  え。)「ロマンシング・ストーン」のシリーズは何度見たことか。今でこそオバ  サンになってしまったが、当時はシャロン・ストーン顔負けの脚線美、アンドお  色気女優だったんです。念のため。  で、当時は当然コッポラが巨匠だとか、そんなことも露知らず、純粋に彼女の魅  力たっぷりのこの作品を楽しんでいたのですが、久々にビデオで見てビックリ、  いるわいるわ無名時代の俳優が。  まず、彼女の別居中の夫にニコラス・ケイジ。今でこそ押しも押されぬ大スター  だが、当時はコッポラ一族であるがために何とか役をゲットした感しきり。金髪  に染め上げた高校生役が悲しい。  また、その友人にはジムキャリーの姿が。小さい役なのに表情やちょっとした手  つきに今の彼の可笑しさが見え隠れし、ちゃんと目立っているのがすごい。  ペギー・スーの中学生の妹役は現在監督、デザイナーとしても活躍中のソフィ  ア・コッポラ。大した役でもないのにやたらと画面に映っているのはやはり、親  の七光りか。今やすっかり垢抜けてきれいな娘さんに。  また、娘役にはヘレン・ハントが扮しているが、彼女だけ全く顔が変わっていな  いのが不思議。                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆4☆パーフェクト・ストーム☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     The Perfect storm     ★★★★☆     2000年/アメリカ     監督:ウォルフガング・ペーターゼン     出演:ジョージ・クルーニー、マーク・ウォルバーグ  91年10月長引く不漁に耐えかねたメカジキ漁船アンドレア・ゲイル号の乗組員た  ちは大漁を願いいつもより遠出をした。だがその岐路で観測史上最高の大嵐に見  まわれることとなり・・・。  夏恒例のパニック映画、見せ場は嵐のSFXのみ、そんな風に思っているあなた、答  えはノー。これは実話に基づいた、海に人生を捧げた全ての男達への挽歌なので  ある。  嵐の場面はもちろん壮絶で、見ているこちらまで本当に船酔いしてしまうよう。  あくまで乗組員の視点から描いている感じが臨場感があってよい。驚きのクライ  マックス(見るまでは絶対口外しないこと!)まで、自分までもが乗組員と一丸  となって「生きたい」と願ってしまう。船を舞台にしたパニック映画は数あれ  ど、ここまで感情移入できるものは珍しい。  それというのも、実際に災害があったグロスターの町を舞台にした人間模様が丁  寧に描かれているからであろう。もの静かだが、海への情熱と誇りは人一倍の船  長(クルーニー)や、最愛の人と海への憧れに揺れるボビー(ウォルバーグ)な  ど、実在のモデルがいるとは言え、作りもののヒーローではない人間臭さに心動  かされる。  ネルシャツやくたびれた野球帽、不精髭といったルックス、またうらびれたバー  で流れるブルース・スプリング・スティーンの曲といったディティールが労働者  階級の生活を巧みに表現している。  途中、他のヨットや救助船の話を織り交ぜたのがちょっと残念。あくまで号の物  語だけにしたほうがより臨場感、迫力が増したのではないか。  ところで、乗組員の安否を気遣う女性役で「シネマ通信」でお馴染みのラス  ティ・シュイマーが登場するが、彼女がこんなに演技派だったとは!ボビーの妻  を演じるダイアン・レインよりも存在感あります。                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ ┏━┓                       I N 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QT MAI               吉田 浩二 ◇◇ScreenKissについて_________________________◇ ◇   映画に関して、「人物」「作品」「映画祭」「制作」と言った観点から紹介・   論評するメールマガジンです。   Copyrights(C), 1998-2000 ScreenKiss  掲載された記事はいかなる形式であれ許可なく転載は禁じられています。 ┼                                   ┼

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