ScreenKiss Vol.213

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>☆ C O N T E N T S ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆<   □ScreenKiss編集部より2001年の抱負   □サンフランシスコ映画情報Vol.3   □シベリア超特急〜ディレクターズカット・アメリカ版〜   □BROTHER   □トップ・ハット >☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆S_c_r_e_e_n_K_i_s_s☆< >>☆1☆ScreenKiss編集部より2001年の抱負☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  大変遅くなりましたが、2001年の抱負の抱負です。今年もよろしくお願いい  たします。  「今年も引き続き、1本でも多く劇場で作品を観て、それを活字で伝えていく中  で、1人でも多くの人がその作品に対する興味を持ってくれれば、そして、未知  なる作品との新たな遭遇を・・・・・。」  ゆたか  「今年は映画関係のコネクションを拡げたい。独自でインタビューなどをした  い」  鳥野  「今年も国際映画祭を含め、レアな海外映画情報をお届けできるようがんばりま  す。ブレイク前の若手俳優を沢山日本に紹介出来たら、公私共に幸せです!」  宮田  「新作映画の紹介だけではなく、ビデオやDVD、映画音楽やファッション、そして  注目の俳優の紹介など幅広く記事を書いていきたいと思います。また映画好きの  ための海外お薦めスポットなども紹介していけたらと思います。お得意のミー  ハー根性で?!今年も頑張ります!」  MS.QT.MAI  「映画製作という長年の夢を半ば諦める形で、宣伝・配給方面に興味を抱くよう  になりましたが、記事執筆の中において、製作と似通った点を見つけました。製  作を通じて、環境、犯罪、銃、エイズ、弱者へのいたわり、家族、愛、といった  メッセージを織り込み訴えていくのが夢でした。  映像を構成するのと、文を構成するのとでは違いがありますが、ある意味両者と  も視覚に訴え、心に訴えるという訴求力については変わりないと考えます。この  事に気付き、映画紹介を通じて、その作品のメッセージ性を読者に伝えると同時  に訴え、自分の意見に1人でも多くの人の賛同を得られるような記事を書いてい  きたいという決意が生まれました。自分の思想と同じ映画の助けを借りながら  も、人間どうあるべきか、どう生きるべきかを問う内容の文ないし作品を取り上  げていきたいと思います。  また、Movies-High!のように、他者から依頼され記事を執筆するという活動や、  小規模のものであれフェスティヴァルないしイベントを取り上げ、宣伝活動の一  端を担えるよう益々充実させたいと願ってもいます。  同時に、上記の活動を踏襲しながら、SK主催によるフェスティヴァルを敢行し、  宣伝および配給活動への取り組みも計り、予算の回収に繋げて行きたいとも考え  ます。」  吉田  「新年早々に「シベリア超特急1&2」というダブルパンチを食らっています。  まだ見ぬ作品の中に埋もれる傑作。今後マイナー上映される中の埋もれそうな傑  作を少しでも皆様に見ていただきたいという気持ちと、時間を無駄にできない  方々の為の私なりの意見を書いていきます。今年もアジア、南米、中近東、アフ  リカを基本として、ヨーロッパやアメリカまで幅広く見ていきます。やっぱり映  画は映画館で見ましょう。」  立野 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆2☆サンフランシスコ映画情報Vol.3☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  世界最大級の規模を誇るチャイナタウンを持つここSFでは、アジア人の人口が  非常に多い。また、最近では中南米系の移住者も多く、そのせいかビデオショッ  プなどでは香港映画のコーナーやスペイン語吹替版の作品がかなり充実してい  る。  また、ジャパニメーションも非常に人気があるようでヴァージンやタワー・レ  コード等の超メジャー店でも必ずと言っていいほど専門のコーナーが設けられて  いた。(日本人としては宮崎駿の作品が乏しいのが気になるところだが。)  ところで、こういう人種のるつぼ的地域で必ず問題になるのは、人種間の抗争で  ある。  最近では映画『ネクスト・フライデー』などでもSFを舞台に黒人とラティーノ・  マフィアのすったもんだが描かれていたがこのテの話はなまじっか絵空事ではな  いようだ。  SFのシネコンプレックスのマネージャとして働く知人の話だと、映画館でもつい  先日中国人のカップルが映画終了後なかなか席を立たず、道をあけなかったこと  に腹を立てたラテン系グループが、殴る蹴るの暴行を加えて警察沙汰になったと  か。  日本ではエンド・クレジットが終了するまで席を立たないのは普通だが、アメリ  カでは本編が終わるや否や、席を離れる人が大多数。(どんな感動作であって  も。)郷に入れば…ではないが、下らないことで絡まれないためにもこのことは  覚えておいたほうがいいかも?!                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆3☆シベリア超特急〜ディレクターズカット・アメリカ版〜☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     SIBERIAN EXPRESS     ★★★★★     2000年/日本/92分     監督:脚本:水野晴郎     出演:水野晴郎、かたせ梨乃、アガタ・モレシャン、菊地孝典  この映画には過度の期待は禁物です。セットがチャッちいとか、人が突然現れる  とか、取って付けたようなセリフとか、そんなシーンをそこに入れるか?とか、  バレバレの変装とか、水野晴郎!とか、言い始めたら切りがない。  でも決して駄作ではありませんよ。サスペンス・犯罪・ドラマ・アクション・恋  愛・ドキュメンタリー・パニック・政治、そんな数多くの要素をミキサーにかけ  たような作品です。ひと言で言えば、お馬鹿なコメディーに強引な謎解きを練り  こみ、エンディングに洒落を持ち込み、戦争反対のメッセージを子供に分かりや  すくしたあげく、鉄道ファンを唸らせる世界を目指しつつも予算の関係でちょっ  とだけ失敗しながら、軍服マニア、歴史おたくを敵に回しつつ、かたせファンを  虜にしてしまった作品。あ、ひと言ではなかったですね。そうそう、かたせ梨  乃って足細いですよね。スーパーボディーです。  日本映画産業界が忘れた、インデペンデント系アンダーグラウンドの世界がここ  にある。これぞ日本人映画ファンの、日本人映画ファンによる、日本映画ファン  の為の映画です。  なんか、何言っているのか分からなくなりましたが、早い話し、こんな映画に5  つ★を付けても単に誉めるだけでは面白くないから、強引に文章にしてみまし  た。  見てないひと、後悔しましょう。                                 立野 浩超 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆4☆BROTHER☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     ★★★☆☆     2000/日本・イギリス/114分     監督・脚本:北野武      出演:ビートたけし、真木蔵人、オマー・エプス、寺島進  「ファッキン・ジャップくらい分かるよ」のうまい予告編に誘われる。ヨーロッ  パ各国での先行上映という手法も、日本人には効果的だ。でも、どうだろう。今  まで北野監督作品を見ていない人を引きつけるほどではないと思う。  題名を見て気付く人もいるだろうが、カタカナではなくて英語。「HANA-BI」で  ローマ字にした後のこの英語だが、ビジュアル的に訴えるものはあると思う。し  かし、映画の中のセリフから安易な引用をしただけのような題名は避けてほし  かった。  日本を代表するデザイナー、ヨージ・ヤマモトの衣装も冴えない。彼を起用した  事は世界照準の日本映画として評価に値するが、ギャングの仲間内で制服のよう  に着ている黒いスーツ。その下には大きい襟のついた白シャツで、同じ形がなさ  けない。もうすこし遊びのある衣装がよかった。  オープニングのキャメラを回転させる撮影手法は意味なし。これは遊びすぎ。  ロス在住日本人の下手なセリフや、「フォレスト・ガンプ」のような紙飛行機を  追いかけるショットは目をつむろう。  さらわれた車中で山本(たけし)が相手の拳銃を跳ねのけると、おもわずドライ  バーを射撃してしまうシーンや、山本が舎弟の加藤に言う「アメリカでも戦争に  なった」というセリフ、銃撃シーンで後ろの壁が弾によって散っていく様子は最  高。  ギャングが殺した死体で「死」という文字を作ったり、ロスの日本的な味のある  場所を選んだようなロケーション撮影は興醒め。感傷的なエンディングの後、う  るさくてしらじらしいエンディングも最悪。  まあ、それでも任侠映画を復活させた事は意味深い。ヤクザの世界でもIT革命は  起こっているようだし、中国や韓国、台湾といった外国ともいろいろ共同活動を  行っているらしい。つまり昔ながらの任侠映画ではなくて時代にそったものを作  れば、日本人はついてくるだろう。犯罪物は映画の定番だし、拳銃を使っている  のは日本ではヤクザくらいなものだ。刑事が拳銃をバンバン撃ったって、日本で  はありえない話。ヤクザならもっと遊べる設定が生まれるだろうしね。  あ、ヤクザを肯定しているわけではないので、あしからず。                                 立野 浩超 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆5☆トップ・ハット☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     Top Hat     1935/アメリカ/98分/白黒     監督:マーク・サンドリッチ     出演:フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャース、        エドワード・エヴェレット・ホートン     音楽:アーヴィング・バーリン  映画館でのリバイバル上映、またレンタルビデオや衛星テレビ等で観る事が可能  な過去の作品群。現在に至っても、影響を及ぼし続けるそれらの作品をお伝えし  ているが、今回は、ダンサーを夢見る人は必ずと言っていいほど手本にする、と  言われる天才フレッド・アステアの代表作『トップ・ハット』。  有名ダンサー(F・アステア)、富豪令嬢(G・ロジャース)を中心に、登場人物  全員の互いの勘違いから繰り広げるいわゆる間違いの喜劇。ホテルで知り合い、  アプローチを図るダンサーに、当初は嫌悪を持って接していた令嬢だが、次第に  彼を意識するようになるが、勘違いから再び彼に嫌悪感を抱く。  アステアの映画は、どれも超一級品のダンスが堪能出来るが、『トップ・ハッ  ト』における彼のダンスはまさに芸術。彼特徴の空気より軽いと思ってしまうほ  ど、軽やか、滑らか、柔らかさ、といったものをより感じる事が出来る。  アステア以外にも、キャブ・キャロウェイ、チャールズ・チャップリン、ニコラ  ス・ブラザーズ、ジーン・ケリーというように、過去、ダンスの手本となった人  は他にもいるが、芸術と思ったのはアステアのみである。ちなみに、ダンサーの  SAMも、影響受けた1人にアステアを挙げているほど。  さて、現在公開中の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』にも、歌と踊りを見る事が  出来るが、アステアはじめとする当時のミュージカルと作りに違いがある。この  違いを決定的にしたものは、1961年の『ウェスト・サイド物語』だが、アステア  映画に見られるのは、ダンスシーンを正面から撮っている事。『ウェスト・サイ  ド物語』以降に見られるのは、正面だけでなく、上からや背後からなどのアング  ルで、カットをつなぎ合わせてリズム感を出している事。勿論、『ダンサー・イ  ン・ザ・ダーク』も後者にあたる。しかし、アステア映画の特徴は、彼自身がリ  ズムであるという事。カット・カットでなく、流麗なカメラワークのもと存分に  正面から堪能したいと思う。  ところで、アステアの共演者G・ロジャースは、彼とのダンス・コンビで知られ  る。当時、24歳という若さにもかかわらず、しっかりアステアの相手を務める彼  女のダンスも見ものである。あまりにアステアとのコンビが多いので、ダンスだ  けかと思うが、1940年の『恋愛手帖』でアカデミー賞を受賞するほどの演技派で  もある。  今作は、1935年度のアカデミー作品賞、室内装置賞(現在の美術監督賞)、ダン  ス監督賞(1935〜37まで制定されていた)、主題歌賞の4部門のノミネートを受  けた。                                 吉田 浩二 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ ◇◇今日の一言_____________________________◇ ◇  アメリカには「Film」が多いのか「Movie」が多いのか?英語でどちらも「映画」  のことだが「Film」がより芸術的で「Movie」がよりエンターテイメント的な感じ  がする。さて、アメリカにはどちらのキーワードで検索されるサイトが多いの  か?  yahoo.comでは「Film」が746で、「Movie」が643。これを見ると以外に  も、アメリカには「Film」多いことに!しかしディズニーのインターネット部門  の運営しているgo.com(近日撤退予定)は「Film」が2,679,377、「Movie」は  4,866,013。altavista.comは「Film」は8,224,870、「Movie」は5,847,530。  NorthernLightでは、「Film」は7,712,649、「Movie」は5,459,532と言うこと  で、どうやら「Film」のページの方が多いようだ。 ◇◇星(★)の意味___________________________◇ ◇   このメールマガジンで表示されている星は5つが最高で、1つが最低です。 ◇◇メールアドレス変更・解除______________________◇ ◇   このメールマガジンの購読解除は、ご登録された発行元のホームページより出   来ます。こちらでの作業は一切しておりません。   まぐまぐ   (http://rap.tegami.com/mag2/m/0000007585.htm)   Pubzine (http://www.pubzine.com/detail.asp?id=1547)   Melma     (http://www.melma.com/mag/31/m00000031/)   マッキー!  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