ScreenKiss Vol.222

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
  ,.`☆
  .;^☆ S C R E E N K I S S
.’
Vol.222
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

>☆ C O N T E N T S ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆<   □NEXTFRAME JAPAN 2001 B/Cプログラム   □ベルリン国際映画祭情報 4 >☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆S_c_r_e_e_n_K_i_s_s☆< >>☆1☆NEXTFRAME JAPAN 2001 B/Cプログラム☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ □Bプログラム ■Haru(Narrative/16mm/9:30)  穏やかな春の日。老人がベンチに腰掛けている。鳥がさえずり人々が行き交  う・・・・・・。 ■Tagebuch(Animation/35mm/10:40)  ユニークな技法で描かれる注目のアニメが、 観客をある実存主義的都会人の人生  の一日へと誘う。 ■God at Seven(Narrative/Video/29:00)  多感な7歳の少女Kateが1973年に体験した精神世界を挑発的に描いたショートフィ  ルム。大人の世界の無秩序の中で彼女が求めた心の安定。生き方と人生の疑問に  答えを求めたケイトは、ある宗教的な家族に一時の慰めを見出し神についての疑  問が解決されたかと思う。 しかし、悲劇が襲う時、信仰は失われ、純潔をくじ  く。 ■Cargo(Narrative/Video/15:00)  Cargoは、ミュージックビデオとショートフィルムの共存。不思議な登場人物と携  帯電話、そしてカバンが織り成すストーリー。最後にカバンは重い荷物となって  ゆく・・・・・・。 ■The Magic Watch(Animation/Video/2:00)  一人の若い男が時を止めることが出来る時計を発見し、自分自身をも損傷に向か  わせる。 ■Desert Beautiful(Experimental/Video/1:40)  鳥は飛び、蟻は走り回り、羊は死に、人々はカメラとアニメーターによって、 ひ  ねられ、捕らえられ、じろじろ見られているという事実に気付くことなく人生を  生きている。 ■Agent X(Experimental/16mm/8:30)  噴出するモンタージュ写真アニメとライブアクションを合体させることにより、  AgentX は彼のスーパーヒーローの空想が飛び出すという一人の精神病患者を記  録にとどめる。 ■Fruit(Animation/Video/6:05)  中国の「一人っ子」政策についての、まじめなコンピューター・アニメーショ  ン。 ■Seven Hours to Burn(Documentary/16mm/9:00)  映像作者のThakur は、デンマーク人の母親とインド人の父親の、民族と宗教上の  純潔に基づいた、二つの異なった戦争の経験を探求する。彼女のナレーションが  彼らの希薄な旅を解明し、抽象的な影法師たちがぼんやりとした戦争の記憶のな  かに刻まれる。平行する戦争から 2人のティーンエイジャーが、一組のカップル  になる。 ■Human Web(Experimental/Video/23:00)  わたしたち全てを結びつける事物の象徴とともに、韓国のドキュメンタリーの足  跡を通じて人生を探検する。 ■Undersirables(Documentary/Video/23:00)  映画は、4人の若者のロシアの別々の地域での物語を追う。 彼らのうち 3人はそ  れぞれの田舎の家からモスクワまで家出をして、少年院へ送られる。  Undesirablesはモスクワから田舎の虐待家庭や帰化施設へ送り返される子供達の  最終的な追放までを記録する。 ■ハヴァナイスデー(Narrative/Video/56:00)  1999年に「25歳」を迎えた、7人の男女によるインタビューとエピソードで構成さ  れた架空のドキュメンタリー・・・。 □Cプログラム ■Waking Mele(Narrative/35mm/25:00)  Mele はティーンエイジの孤児。 彼女が双児の兄弟Eggと過ごした日々の物語。幼  少時代の記憶を辿って旅に出た彼らは、Pua に出会う。ロサンジェルスの高級住  宅地、地震で家を失った人々の住む施設からハリウッド通りのダンスクラブま  で・・・・・・。旅の中で彼らはそれぞれの原風景を見つけ、それぞれの場所へ  戻ってゆく。 ■Baby Jonah(Experimental/Video/1:09)  活動映画誕生と日常を記録しようとする人間の探求精神への敬意をこめた作品。  現代版、ルミエールの「現実」映画。 ■Challenge Cup(Narrative/Video/8:00)  サイレント映画時代への回帰。 障害のある父親を持つ二人の息子達が自分たちの  楽しみのためだけに父の財産を売り払ってしまう。 ■Stanley(Animation/Video/1:38)  フラストレーションを抱えた妻が、キッチンで暴力と死を積重ねている間、  Stanleyはさびれた裏庭に育った、美しく大きなキャベツに人生と愛情を見いだ  す。 ■The Hunger(Animation/Video/1:38)  ひねりの効いたキュートなアニメ。 ■Sub!(Animation/35mm/8:30)  セックス、宗教、サッカー、海上戦! ■Imaging Place(Documentary/16mm/35:00)  1年の間、好奇心旺盛に、自身と自分の周囲の人々に問い掛ける。 「アメリカに  住む、ということは登場人物にとって、どのような意味をもち、どのようなアイ  デンティティを感じられるか」と。社会的、技術的、環境的な状況が、様々なビ  ジュアルとして繰り広げられる中で、Imaging Placeは、 観客さえも、彼らの内  外面の居場所を捜し求める旅にいざなう。 ■Tongues & Taxis(Animation/Video/7:30)  男、彼の舌、彼の猫、そして彼らの住む街のストーリー。大量の舌、大量のタク  シー。 ■Vanishing Point(Narrative/Video/13:00)  若い女は、恐ろしい写真家の偏在に怯え、彼を避けようとする。 だが彼のフィル  ムを現像したとき、驚くべき不気味なものを発見する。 ■Erin Libesversuch(Narrative/16mm/12:30)  1943年、 ナチスは大量断種を安価に行う方法として放射線に注目する。映画は、  この断種方法の効果を判断するために、男女を一緒に収容しようという試みを描  く。 ■100匹目のサル(Narrative/Video/39:00)  ロブとネリは奇妙なポーズが描かれた落書きを見つけ、撮影する。写真を元にそ  のポーズを模倣たネリに何者かが憑依し、やがて彼女は姿を消した。ネリを探し  ていた筈のロブは彼女に憑依した人物に引き寄せられていき・・・・・・。 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆2☆ベルリン国際映画祭情報 4☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ □連弾 (竹中直人監督作品 2001年3月31日日本公開予定。)  フォーラム部門での参加であった「連弾」は竹中監督の4本目の作品。映画祭開始  前のプレス向け上映での好評をドイツ人ジャーナリスト達から聞いていたので、  楽しみにしていた作品の一つだった。  「すごく強いおかあさんを描いた作品なの。そういうつよ〜い女の人を描いた作  品を日本映画に期待してなかったから驚いたけど、面白かった」とは、ベルリン  のラジオ局に勤める友人(ドイツ人)の談。コンペ、パノラマ、フォーラム、キ  ンダーと、全ての部門に日本映画が出品されてるが、昨年も含め、日本人以外か  ら日本作品を勧められたのはこの「連弾」と昨年上映されたサブ監督の  「Monday」の2作だけだ。  やり手の会社員美奈子(天海祐希)と、その旦那正太郎(竹中直人)、そしてふ  たりの子供の家族の物語。美奈子の浮気が発覚し、夫婦は離婚することになるの  だが、たとえ別れ別れになってもずっと家族は家族なんだよ、という竹中監督の  優しく暖かいまなざしが見て取れる、おかしくもちょっと胸が痛くなる秀作だ。  舞台挨拶および観客とのQ&Aセッションのために来独した竹中監督は、赤いスーツ  姿で会場に現れた。とてもシャイな方で、「日本ではこういうことは普通のこと  なのか?」といった、「日本代表」としての答えを求められる質問が相次いだQ&A  では、「いや〜〜、僕はそんなこと考えたこともないから」「ただ、自分が撮り  たかったから撮っただけで、日本を背負ってなんて考えてないから」と戸惑いつ  つも恥ずかしそうに微笑みながら答えていた。  幸運にも、今回竹中監督に直接お話を伺うことが出来た。  海外にいる時の常として、日本を語るとき「日本のスポークスマン」としての意  見が求められてしまうものだが、映画監督なら尚更である。しかし、「日本人だ  からとか、日本がどうであるかなんて考えたこともないし、自分が撮りたいもの  をとっているだけ。家族とか友人とか周りの人達からの影響は映画に反映してる  けど、海外を意識して日本を描こうなんて考えてないもの」と語る監督のスタン  スはあくまでひょうひょうとしたものだ。  天海祐希演じる一見強く、でも内面には複雑な重いを抱えた女性に共感が集まっ  ていたが、特に強い女性像・母親像を描こうといったこともなかったそうで、  「テーマなんて分からないよ。見た人が受けとめるものだし。直感的にいいと思  うものを作ってるだけだから」とのこと。  「美奈子役には天海さんしか考えられなかった」というだけけに、美奈子と監督  演じるちょっと情けない夫とのコントラストは絶妙だ。ぱきぱきとした物言いの  美奈子と、結構お金持ちなのに「98円とか1980円に弱い」主夫の夫のコンビネー  ションは素直におかしく、そしてそれが笑えるからこそ、裏にある悲しさや思い  がじわりじわりと伝わってくる。  あくまで「自分のために、自分が作りたいものを作っている」ということを強調  していた監督。「映画で何かを説明しようとも思わないし」との言葉の通り、映  画を愛し、映画製作を愛し、その思いのみで映画を作っている肩に力の入らない  「しなやかさ」が竹中監督の魅力であり強さなのかもしれない。  一つ一つの質問に丁寧に、かつ恥じらいながら答え、「超有名人」であるはずな  のにそんな雰囲気を微塵も見せない。しかし、何度も言っていた「自分のために  作っているから」という言葉の根にある深い信念が、優しいまなざしで人を見つ  め、映画を見つめる勇気の源なのかもしれない。  「海外を意識して映画を作ることはこれからもない。日本の人間だからね」との  ことだが、私個人的には、日本映画、しかもコメディが海外で上映され、こんな  にも柔らかな笑いがこぼれるのを見たのは初めてだった。笑いどころがずれず  (もちろん日本語特有ギャグなど日本人以外には理解不能な部分はあるのだが)  「ほんわか」したムードで受け入れられていた。これは非常にまれなことであ  り、嬉しい体験であった。  英国をはじめ、海外での公開の可能性も大とのこと。今後の竹中監督の活躍に期  待したい。                                   hana __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ ◇◇星(★)の意味___________________________◇ ◇   このメールマガジンで表示されている星は5つが最高で、1つが最低です。 ◇◇メールアドレス変更・解除______________________◇ ◇   このメールマガジンの購読解除は、ご登録された発行元のホームページより出   来ます。こちらでの作業は一切しておりません。   まぐまぐ   (http://rap.tegami.com/mag2/m/0000007585.htm)   Pubzine (http://www.pubzine.com/detail.asp?id=1547)   Melma     (http://www.melma.com/mag/31/m00000031/)   マッキー!  (http://macky.nifty.ne.jp/servlet/FreeMailServlet/           mail_backnum?freemail_id=412)   メルポット  (http://melpot.net-planning.co.jp/) ID:0000000008   ココデメール (http://mail.cocode.ne.jp/) ID:0200300007   emaga (http://www.emaga.com/music/intro/film.html) ◇◇広告募集______________________________◇ ◇   ScreenKissでは、広告を募集しております。   詳しくは、[email protected]へ ◇◇お問い合わせ____________________________◇ ◇   色々な情報やアイディアや感想などありましたら下記のアドレスまで投稿をお   願いします。そのほか編集に協力して下さる方も募集しています。   [email protected] ◇◇ScreenKissについて_________________________◇ ◇   ホームページでは過去に記事を参照できるようになっています。   http://www.ScreenKiss.com/   Copyrights(C), 1998-2001 ScreenKiss Entertainment  掲載された記事はいかなる形式であれ許可なく転載は禁じられています。  発行人・編集長 中津川 昌弘 ┼                                   ┼

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
スポンサーリンク