スタッフ・キャスト紹介<監督編>

ここでは、実際に映画祭でお目にかかった事のある監督に限定してみました。

●ブリュノ・デュモン:『ヒューマニティ』哲学教師、広告業界、ジャーナリスト等を経て10年程前から40本以上の企業向け作品を制作。フランス映画祭でも上映された長編第1作『ジーザスの日々』(97年)はカンヌ映画祭でカメラドールを受賞。独特のカメラワークでルティーンな日常と、そこで起こる事件を演出していた。この作品では、今回の作品と同様に素人の俳優を起用。来日していた主役の女優さんは、映画に出るのも、飛行機に乗るのも、当然に本に来るのも初めて、と言ったのが印象的だった。

今回の作品は今年のカンヌにおいてグランプリと主演男優、女優賞を同時受賞している。この作品はカンヌで観客の途中退席が最も目立った映画だったという。

97年は、今回と同じ製作のジャン・ブレアも来日。2人とも落ち着いた印象だった。青い目に静かな表情をたたえた、なかなかハンサムな人だった。

●クロード・ジティ:『アステリクスとオベリスク』カメラマンとして映画界入り。フィリップ・ノワレ、ティエリー・レルミットがベテランと田舎出の新米警官を演じた『フレンチコップス』ではセザール賞監督賞受賞。『アルレッティ』で来日の折は、何だかとても腰の低い、目立たないおじさまのイメージだった。

それでも、カメラを向けると、今書いたばかりの自筆のサインを手にポーズしてくれるサービス精神のある静かな人柄に好感が持てた。

●パトリック・ティムシット:『カジモド』スタンダップ・コメディアンとして人気を博す。舞台で5編の人間喜劇的ワンマンショーを成功させた事も。『女と男の危機』で少しおつむが弱いが、気のいいアラブ系の男性を、『ペダルドゥース』では、華やかなドラッグクイーン、『女優マルキーズ』のグロ・ルネ、『見憶えのある他人』で、完全犯罪を目論む犯人、『僕はパリに恋をする』や『パパラッチ』の平凡なサラリーマン等、芸域は広い。今作品で監督デビュー。

映画祭では原題『都会のインディオ』で上映された『僕はパリに恋をする』で来日。

舞台挨拶でも、サイン会でもとにかくエネルギッシュな人で、変てこな日本語を連発しては周囲を笑わせていた。

ちなみに、筆者は『女と男の危機』で一目惚れ。この映画の為に数回映画館に通った旨を話すと、異常に喜んでくれた彼、「キスさせてください」ってノリノリでやって来てくれました。まんまるい顔に、まんまるい目をくりくりさせて、ニコニコと。人なつこい、とっても愛嬌のある可愛い人でした。ころんとした体型と小柄を売り物にした役が多いが、実際はそれほど小柄でもない。

『パリの天使たち』にもちょろって出ているので、探してみて。

●ヴァレリー・ルメルシェ:『ギャルソンヌ』『おかしなおかしな冒険者』のヒロインで人気者に。コメディを中心に活躍。映画祭には初監督作サッシャ・ギトリの『カドリーユ』で来日。女性らしい可愛らしい演出と色彩で、主演も兼ねていた。

3枚目の役どころが多いが、素顔は色白ですごく美人。すらりとしたプロポーションで、ドレスもパンツも着こなしていた。

静かな口調で、会場内では気さくにサインに応じるなど、好感度抜群の人だった。

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