監督に注目!クロード・ジディ

◇クロード・ジディ/Claude Zidi上映作品 「アステリクスとオベリクス」

1934年、パリ出身。今ではフランス・コメディ映画の代表格といっていいだろう。カメラマン、撮影技師を経て、監督に手を染めたのが1970年代前半。以来若干の例外を除きコミカル路線まっしぐらである。日本では「ザ・カンニング」シリーズで当たりを取った。笑いはアメリカ的で、ばかばかしいけど分かりやすい。シュワルツェネッガー主演「トゥルー・ライズ」の原作も彼とか。

おすすめ作品1.ザ・カンニング IQ=0(80)ダニエル・オートゥイユ/マリア・パコム/ビデオ=カルツア・パブリッシャーズ大学入試テストのバカロレアに合格するべく、あれこれカンニング作戦を展開するリセの学生の苦心惨澹?物語。そんなことやってるヒマに勉強しちゃった方が早いんじゃないのと思わせるくらい大胆かつユニークなカンニング方法を次々「発明」してくれる。今では風格が備わりつつあるダニエル・オートゥイユが若くて笑えます。続編「ザ・カンニング2アルバイト情報」もあり。

2.フレンチ・コップス(84)フィリップ・ノワレ/ティエリー・レールミット/ビデオ=廃版肩書をかさに甘い汁吸い放題の「悪徳警官」ノワレと、田舎から来た若い警官レールミットがおりなすドタバタ。二人の掛け合いときたら、頭はハタき合うわでほとんどど突き漫才のごとし。しかしフランスの警察機構の実態を暴く、といったら大げさだが、案外、鋭く社会を切り取っている。

3.ふたり(89)ジェラール・ドパルデュー/マルーシカ・デートメルス/ビデオ=日本コロンビアウーッ。これがジディの作品とは知らなかった。なぜなら、シリアス系の恋愛ドラマだから。愛し合っているが結婚には踏み切れない二人。しかし女性の側には惨事が待ち受けていて……。ストーリーはややご都合主義的。ドパルデューの恋愛物に興味のあるヒトはどうぞ。

4.アルレット ラスベガス恋物語(97)ジョジアーヌ・バラスコ/クリストファー・ランバート/ビデオ=JVD余命いくばくもないラスベガスの大金持が1度も会ったことのない娘に全財産を譲るという。側近たちは遺産欲しさにジゴロのランバートを使って娘バラスコと結婚させ、彼女を殺そうと目論見る――。

美男と醜女(そこまでヒドくないですが)のありがちなラブ・コメディ。が、バラスコ勤めるトラック野郎相手のレストランの日々は、日本で紹介されないフランスを垣間見せてくれる。

まだまだ紹介したい監督はいますが、今回はひとまずこの辺で。横浜フランス映画祭の報告記事もお楽しみに。

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