監督に注目!ベルトラン・タヴェルニエ

◇ベルトラン・タヴェルニエ/Bertrand tavernier上映作品 「今日からスタート」

1941年、リヨン出身。ワーナー・ブラザースで広報を担当していたという経歴をもつ。63年に「キス!キス!キッス!」を撮っているが、正式デビューと言えるのはやはり84年の「田舎の日曜日」だろう。寡作(全7作)で佳作、比較的地味ながら、1作ごとに目新しさを盛り込むことも忘れない。その辺に広報のキャリアが生きてるってことか。

おすすめ作品1.田舎の日曜日(84) ルイ・デュクリュー/サビーヌ・アゼマ/ビデオ=廃版老いた画家と、その田舎家に集まって来る子供や孫のある日曜日の風景。昼間は楽しくても夕方には引き潮のように賑やかさが家から去り、後には老人の孤独が残る。印象派の絵を彷彿させる映像が美しい

2.ラウンド・ミッドナイト(86) デクスター・ゴードン/フランソワ・クリューゼ/フィリップ・ノワレ/ビデオ=WHV天才サックス奏者デイルと、彼に魅せられ彼のために生きようとする男フランソワの物語。ジャズの世界のけだるさをさらりと描いており、音楽も映像も心地いい。フランソワ役のクリューゼがダスティン・ホフマンに似てて、健気さが哀れを誘う

3.愛を求めて 素顔の貴婦人(89) フィリップ・ノワレ/サビーヌ・アゼマ/ビデオ=廃版時は第一次大戦後。行方不明の夫を探しに来た貴婦人にノワレ扮する少佐が心惹かれるが、思いをうまく伝えられず。実は彼女も彼に惹かれていて、さらに夫には秘密があってと、ひねりを利かせた大人の恋愛物。ノワレは武骨な軍人よりトロいやもめって感じでイマイチ冴えない

4.ダディ・ノスタルジー(90) ダーク・ボガード/ジェーン・バーキン/ビデオ=廃版南仏を舞台に、娘と余命いくばくもない父親とが恋人のように仲むつまじく過ごす楽しい日々。これ見てつくづく思ったが、タヴェルニエって絵になる風景を選ぶセンスがバツグンにいい。サントラのジャズもなかなかですよ

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