アイズワイドシャット

★★★

キューブリック作品については初期の頃の作品は観たことありせんが、最近に近い作品は観ていて、「シャイニング」や「フルメタルジャケット」は好きな作品です。

キューブリック作品において、映像の素晴らしさがよく言われますが、僕も全く同感で、映像にとても力強さというか説得力があるなあなんて思います。

さて、この作品ですが、一回観ただけではどうも僕には理解できなかったなあ。作品を観た後でパンフレットを見た時にも思ったりしました。途中で話を追いきれなかった部分もあり、その部分の甘さもあるからかもしれないけど、ラストの終わりかたも何か納得したようなしなかったようなあいまいな感じでした。

シーンの細かい部分では、T・クルーズが何者かに後をつけられるシーンの画、台所にいるT・クルーズとテーブルにいるN・キッドマンが視線を合わすシーン辺りが印象的でしたね。俳優については言うべきことはなく、N・キッドマンの最初のトイレのシーンには少し驚き。

しおわって紙で拭くなんてカットは普通の映画ではあえて表現はしないだろうに、それをしたキューブリックはやはり普通ではないな。それと共にN・キッドマンもよく演じたななと。

映像については、そのカットは引きで、そこのカットは寄りといった、非常に的確とでも言うべきカット割り、構図といったものを感じた。ただ、最初のパーティーのシーンから、(予告編で流れていた)家に戻って鏡で抱き合うシーンへの移行は僕には不自然だった。

この映画は僕にとって、ある意味で「2001年宇宙の旅」的である。映画の言いたいこと、面白さが何となく分かる日があとでくるのだろうといった意味で。それにしてもこれを機に、改めて全作品を観たいですね。

山下 裕

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