オープン・ユア・アイズ

作品紹介

謎めいているはずのストーリーが、確かに謎なのだが単にむちゃくちゃな組み立てをしてストーリーをごまかした挙げ句、結論を強引にもってきて結びとしているようだ。これが東京国際映画祭でグランプリを取ってしまう辺りに、東京国際映画祭がまだまだ世界的には認められていない、また日本人にも賞の重要性が認められない理由があるのだろう。

「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」(★★★★★)がグランプリであれば文句なかったのだが。

スペイン映画界のみならず世界中の女優の中で最近もっとも魅力を感じる女優、ペネロペ・クルスの魅力はあえてここで私がいうまでもないが、スペイン人の25才、現在最も美しいスペイン女性と言われ、アカデミー外国映画賞をとった「ベルエポック」に出演していた。あの美しさは日本人のみならず魅了される。最近日本ではちょうど続けさまに何本かの映画が公開されたため、非常に多作に出演していると錯覚するのだが、資料をのぞくと年間3、4本の映画にここ4年間は出演し続けている。人気のある役者の証拠だった。この点では演技面でもすでに定番の評価を得ているとも言えるのだろう。

しかし彼女がいくら美しくても、周りの役者がいくら唸らせるような演技をしていたとしても、この映画はストーリーをもう少し練り直し、謎を的確に見せなくてはだめだ。

昨年の映画祭で見逃し、期待していた映画だったが残念だ。

立野 浩超