スカートの翼ひろげて

作品紹介

★★★

原題は「THE LAND GIRLS」だったが、随分意味の異なる邦題に変えたものだ。

この映画はどちらかというと女性向けかつ、ある程度年輩なかたがたが楽しめる物だろう。映画館にも女性の姿が多かった。そのことから考えると、女性的な結構いい邦題になったのではなかろうか。

第2次世界対戦の最中、イギリスで農業に従事する女性を”農業促進婦人会”(女性農場兵士といったほうがいいだろう)と呼んだ。この女性達が、農業から離れ戦場に赴いた男達の仕事を引き継いだのだ。

3人の女性が主人公となり、この時代を駆けぬけていく姿を描いている。それぞれの性格で男性に対する行動は随分違い、それが笑いと共感をつくりだす。

男達には戦争下らしいハプニングがあり、簡単で分かりやすい映画だから誰にでも受け入れられるだろう。

最近3人の女性が主人公になっていた映画といえば、今年岩波ホールで記録的ロングランを続けた「宗家の三姉妹」が記憶に新しいが、この映画がそこまで人気がでることはないだろうが、観に来た人には受け入れられる内容だ。

男性には物足り内容だが、いま最も旬のイギリス女優レイチェル・ワイズの姿、しかも彼女に似合う時代設定とくればファンは必見であること間違いない。日本では「ハムナプトラ」に続き主役として登場となる。(ハムナプトラに関してはScreenKiss Vol34参照)

映画に関してはあまりコメントすることはないが、レイチェル・ワイズの活躍ぶりにはおどろくばかりだ。

ただし、これは日本の公開時期が続けざまであったことから感じる日本人にとっての印象であろ。実際「チェーン・リアクション」でキアヌ・リーブズと共演して以来、年間2、3本程度の出演で、主役ばかりではないことからまだまだ今後どこまで演技力を伸ばしていくかで彼女の役者人生が決まっていきそうだ。

今後 「The Taste of Sunshine」という映画に出演していることを確認したが、詳細はまだ不明です。皆さんが使われているインターネットで検索すればある程度のニュースは入手可能と思われますから、興味あるかたは一度調べてみては?

立野 浩超