ノッティングヒルの恋人

作品紹介

http://www.shochiku.co.jp/cinema/nottinghill/★★★★

恋愛映画という枠の中で考えて★4つの評価をつけました。ハリウッド系のお決まり「恋愛映画」なんて、という人には耐え難い映画なのかもしれませんね。

休日の気分転換にはたしかにハリウッド映画のハッピーエンドがよい。仕事のストレスを感じて憂鬱なときに、暗い不幸な「ニル・バイ・マウス」的な映画を見たいとは思わない人が多いことは間違いないだろう。自分をどん底に落としてしまうかもしれない。

ただ反対に、人の不幸をみていかに自分がまだましなのかを知った方がいいという人にはその逆か。

ジュリア・ロバーツは結構好きな女優で、ヒュー・グラントも少し魅力を感じる俳優で、ロンドンの本屋(しかもトラベルブック専門店!)という設定にも憧れを感じて、「ああ、できすぎの恋が実りハッピーエンドを迎える映画だろうな」と確信していてもとりあえず見てくる事にした。

実際私はたまにこの手の恋愛映画を見たくなる。たいていは魅力を感じない設定、主演者で気にもとめない映画ばかりだが、いざ気になり始めるとどうにもこうにも見にいかなければ損でもした気分だ。ジュリア・ロバーツはアメリカでも日本でも人気があり、あの大口開けた笑顔がなぜかひかれるという人も老若男女とわず多いらしい。

ヒュー・グラントの人気がいかほどかは知らないが、それなりの顔立ち、役柄の性格では好感がもてる雰囲気で、もしかしてこんな事もありえるのではと一瞬考えてしまった。(あくまでも一瞬だ)

共同庭園のベンチでのシーンは日本人のなかの理想的なイギリスがあるし、階段ばかりの細長い青い扉の家は安いB&B(ベット&ブレックファースト)のイメージだし、安宿なんて知らなくてもリッツホテルがでているし、車で疾走してくロンドンの表通りには2階立てバスが走っている。ついつい「今度の年末はロンドンか?」と思ってしまう。

素直に評価して、きちんと笑いが織り込まれていて、ほんのりジーンとくる場面もあり、すっきり終わるところを評価したい。

立野 浩超