ノッティング・ヒルの恋人

★★★★
ベストフレンズ・ウェディングに続き、ジュリア・ロバーツの当たり役。彼女の魅力を充分に堪能できる作品だ。ストーリーはローマの休日を彷彿とさせる(と、いうか最後の記者会見のシーンなどはまんま。)ロマンティックなラブ・ロマンスだが、それを甘ったるくせず、現実味を持たせたのは脚本、セリフの面白さ、となおかつ脇をかためるクセのある俳優陣の力だろう。なかでもルーム・メイトを演じた、リス・エヴァンスのすっとぼけた演技は最高。

またキャスティングも作品の成功の理由の一つ。いかにもハリウッド・スターのイメージの強いジュリアをまんまスター役に起用し、「演技はヘタだから」なんてセリフを言わせてみたり最近かつての美青年時代の影の消えうせたヒューに対し、「ハンサムな顔も崩れてきて・・・」みたいなことをいったり。まさにハマリ役ですね。

また、注目したいのは、劇中のアナ・スコット(ジュリア)のファッション出会いの場面、シャネルのベレー帽に黒のパンツでバシっと決めながらも足元は黒のスニーカー。まさに女優とはかくあるべきという完璧なスタイリング。またゴージャスなドレスから「アニーホール」のダイアン・キートンを彷彿とさせるマニッシュなスーツ姿も観られます。

ラスト近く告白のシーンではごくフツウのセーターにタイトスカートのシンプルな姿で現れ「恋する普通の女」を上手く演出していました。次回作「プリティ・ブライド」でのウエディングドレスの着こなしも今から楽しみです。
MS. QT MAI

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