ヴァンドーム広場

作品紹介

総評:★★★
カトリーヌ・ドヌーブへの評価:★★★★★

カトリーヌ・ドヌーブ主演の仏映画。

映画ファンの中でもフランンス映画と聞くとそれだけで見にいかない人は多いだろう。その様な人がこのメールマガジンを読んでいるとは思えないが、この映画はそういう人にもぜひ見てもらいたい。なぜならまさしくこの展開、この映像がフランス映画であるから。

ストーリーはサスペンスタッチで犯罪の臭いを漂わせつつ、人間模様が絡みあった重厚なドラマに仕上がっている。まさしくフランス映画といえる展開がエンディングを迎えると、エンディングタイトルを見ながらじっとストーリーを振り返らざるを得ない。

ただし、多少ストーリーの真意を映像から読みとるという作業が必要な為、「何も考えずに見れるアクション大作が好き」という人にはやはり受け入れられない可能性が高かろう。もちろんアクション映画を馬鹿にするつもりはなく、私はシュワルツネッガーの新作「公開を何よりも待ち遠しく感じている一人だ。

どうもこの映画は、カトリーヌ・ドヌーブの為にあるという雰囲気すらあるが、それほど役柄とドヌーブのイメージがぴったしはまっている。彼女の役柄だけではなく、まわりの設定、風景すら彼女のためにあるのではないかと思えるほど見事なできばえ。

さらに、若くて美しい女優エマニュエル・セニエと、歳をとってもまだ魅力的なドヌーブの対比すら面白い。

立野 浩超