幸運と必然

作品紹介

■『幸運と必然』HASARDS OU COINCIDENCES 1998年(120分)
監督:クロード・ルルーシュ
出演:アレッサンドラ・マルティネス、ピエール・アルディテイ

ストーリー:
バレエ・ダンサーだったミリアムが別れた夫の思い出に8才の息子と訪れた、ヴェニス。ここで出会った贋作家のピエールと愛しあったのも束の間、幸福の絶頂期に今度は息子とピエールが事故死。彼等と訪れる筈だった場所を、ビデオに納めては、一人旅するミリアム。そんな折、大切なそのビデオを盗まれるが・・・。

コメント:
ルルーシュ監督の37本目の作品にして40年のキャリアの集積といえる作品。

以下は監督のコメント。事実にインスパイアされた作品。タイトルの「幸運と必然」はフランスで良く使われる言葉だが、作品では“出会い”を中心に描きたかった。

この場合の“出会い”とは予測可能な、いわば“約束された出会い”と“予測外の出会い”。人生において後者の出会いは非常に大事な事と思う。

繰り返される台詞、“不幸が大きい程生命力が涌く”というのは「生は死よりも強い」事を表したかった。不幸は幸せへのステップ。光に向かう作品といえる。

ヒロインを演じるアレッサンドラ・マルティネスは前作『男と女、嘘つきな関係』に次ぐ主演にして、監督の夫人。気のせいか、彼女の写し方が何と美しかった事か。

作品のオープニング部分もなかなかしゃれた感じだ。