STAR WARS

皆さんご存じの通りいよいよ日本上陸です。

6月12日の有楽町での大試写会以来、初上映が6月26日の先々行オールナイトとなり、つまりこの日が実質オープニング。

早朝から座り込んで列の先頭を埋めた一部コスプレ、最低でもSTAR WARS-Tシャツを着ていたファンのことは新聞、テレビでご存じでしょうが、実際は約3時間前には並ぶ必要があったようだ。

私が観た、ジュラッシックパークの時はそれほど混みあっていなかった印象の川崎のチネチッタ(チネグランデ844席)では8時からの上映で都内で一番先に見られるということもあり、2時間前にはすでに400人を超す列ができていた。

会場7時の前に、列の順にパンフレットの販売が行われ、最後に達する前に売りきれ。仕入れが現定数ということで当日ほしくても手に入らなかった人もいたありさま。これも策略かと思ったが実際あの800円の写真満載のパンフレットは信じられないほど売れていた。これほど売れるのも本当に珍しいですね。映画を観る前には決してパンフレットを購入しないポリシーでも、あの雰囲気では買ってしまうだろう。私の前の列のほぼ7割が購入したと思われる。もちろん会場後も館内のグッズ販売コーナーには列が上映間近まで途切れることなく続き、多くの品目が売りきれ状態。形態電話ストラップは 「ヨーダしか手に入らないよ」との声が聞こえてくる。

この雰囲気はまるで某映画祭のオープニングを思わせる。しかしゲストもないのにこの熱気にはあきれる部分も正直いってあるが、STAR WARSファンの多さを実感する。年輩者の数人のグループが「ヨーダが若く見えるんだって。髪が多いらしいよ。」と盛りあがるのをに耳をかたむけると、少々間違えた記憶を曖昧に話しているようだが、この映画を楽しもうという周囲の気運が伝わる。

さて、映画に関して書くとついつい批判ばかりになりがちだが、果たしてこの映画に対して批判が可能かどうか自分に対して疑問を感じてしまう。なぜなら私も1ファンだからだ。

まずオープニンブ前の最初の宇宙に消えていく字幕に関しては何も言うことないだろう。あれは一種の特許のような物で、洗練されたオープニングであり、ソール・バスも驚きの文字の演出だ。これをしっかり読むことは確かにストーリの理解を助けてくれる反面、まったく読めなかった場合でも全体のストーリーの骨格がしっかり している為か難なく理解できていく。

引き続き2人のジェダイが多少のアクションをこなしながら進展してくあたりは確かにいい構成となって、観客を引きつけながら物語の骨格をしっかりと形作る。このあたりは観終わった後では忘れがちで脚本のよしあしの判断には入れられないことが多いが私にとっては最も重要な要素の一つとなる。簡単なことのように思われるがこれがなかなか難しく、フランス映画祭のコメントでも触れたが、この前半には説明口調になり人物関係をはっきりさせることに徹した場合の退屈さがない。STAR WARSシリーズでは最初の第1作・新たなる希望(77年)でも同様に唐突なオープニングを見せつけられている点を考えると、この映画が本来9部作であることを思いださせる。1本2時間だとすると合計18時間の映画なのだから、細かい説明は省いても全体像が見えてくるといったところだろう。

但しまれに映画界の中には「実はこの映画は8時間物として撮影している。配給会社の意向に制約されて編集で2時間にした。」というわけのわからない発言があるが、もしオリジナルのまま8時間見せつけられた場合の退屈さは想像を絶する。

この映画は演技を見せる映画ではないが、ユアン・マクレガーは最近の映画を観る限り演技達者な役者だし、リーアム・ニーソンもそれなりの演技ができる役者だ。ナタリー・ポートマンはどうも演技が幼稚な気がするが、それでもあの衣装とへアースタイルで圧倒してくる。宣伝とおりにCGは美しく、更に実写部分との違和感がない映像をつくりあげている。舞台も次々と移り変わりその風景に驚きを感じる。素直に楽しめる映像で、それこそこのままディズニーランドに移してアトラクションのできあがりといったところ。

さらにダース・モールのいかにも塗りたくったフェイスペイントといい、はだかのままのC3-PO、CGではないヨーダの動き、3色そろったラートセーバーといいこの世界がスター・ウォーズだと言わしめている。

随所に日本的なデザイン、黒沢的なグンガン族の戦闘シーン、日本のロボット物アニメの影響を感じさせるメカニカルデザイン。いまにもハン・ソロ船長(ハリソン・フォード)がでてきそうなジャバ・ザ・ハットの城。文句のつけようがない。

ネタがばれていようが、実際に映画館にいかなければ損をする。また、映画館でみなければ観たうちに入らない。

とにかく必見。ただし、もしあなたがSFや、アクション物なんて観ないという人であれば、もちろんたとえこれを観てもその意見は変わらないでしょうから、そんな人がむりやり恋人に引っ張られて観てしまうことのないように注意。

立野 浩超

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