ScreenKiss #002

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Vol.002

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■ フランス映画紹介1

 嘘つきな彼女
 来日した監督、主演、制作全員が「巡り会ったのが運のつき」のメンバーの性か
 何となく和やかな雰囲気の人たちだった。

 マリー・トランティニヤン(女優)
 思ったより小柄で可愛い感じの人。
 作品では虚言症で、周囲に迷惑をかけまくるのになぜか憎めない役だが、「メラ
 ンコリー」といい、この作品といい割にこの手の役がはまり役。本当は解ってい
 るのだろうけれど英語を使ってくれなかった。

 肉体の学校
 三島の原作に監督がイザベラ・ユペールをはめて作品化したという。

 ブノワ・ジャコ(監督)
 実は彼の作品をあまり見ていないので対して話が出来なかった。
 思ったより目立たない人というイメージ。

 イザベル・ユペール(女優)
 映画祭の団長として来日した時は結構気分屋との噂も耳にしたが落ち着いた美人、
 この作品のヒロインのイメージにぴったりだった。
 本当は脆いのに強そうなイメージ。を演じる事が多い気がする。

 ヴァンサン・マルティネス(男優)
 兄のオリヴィエよりやんちゃなイメージ。気取りがなくて人当たりが良い作品で
 はなんだかひょろひょろしたイメージばかりが。

 ヴァンサン・ランドン(男優)
 最近は去年の「フレッド」や今年の「パパラッチ」のようなちょっぴりうらぶら
 れて、人生に疲れた役が多かったが、この作品では心優しいがしたたかなゲイの
 役。結構それなりに美しくなったので驚愕した。
 サイン会やボードパーティーでは普通なのに大勢を前にしての舞台挨拶ではチッ
 ク症気味になってしまうのはかなりシャイな性格と見た。巧い役者だ。

 短編映画
 一度に数人が舞台挨拶をしたので識別が出来なくなりました。
 ベネックス作品が目玉とはいえそれぞれ赴きがあってよかった。

 ジャン・ジャック・ベネックス(監督)
 一昨年、日本橋三越の「ベネックス祭」で来日した祭は朝の8:30から地下鉄構内
 間で人が並んでいたというのでなかなかガードが固いかと思っていたが本人がと
 ても気さくな人柄で、ファンには気楽に答えていた。
 原点に戻るという芋込めてドキュメンタリーを撮ったという。
 今回一番人気の監督。次回は>か。

 たれ込み屋
 正当はフィルムノワールを期待していたらちょっと盛りだくさん過ぎた気がした。
 俳優も個性派ぞろいなのにちょっと生かしきれなかった感がある。

 アラン・コルノー(監督)
 最近は「インド夜想曲」系アート作品のイメージが強いが嘗てはこの作品のよう
 なノワールものが得意だったので監督本人にも意味なくハードなイメージを抱い
 ていたが、なかなかお茶目。母はモンタンが目当てで「メナース」を見たのだけ
 れど、母があの作品を好きだと言ったら「お母さんによろしく」とカメラにポー
 ズしてくれた。

                           映画評論家 坂田洋子

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■ フランス映画祭の中の逸品「変人たちの晩餐会」

 一昨年の「ルコントの大喝采」。昨年の「家族の気分」。
 年間を通して日本にくる外国映画のなかで、コメディーはもちろん多いし、いく
 つかはそこそこ笑える。ただその中でも心底笑える映画となれば、これは2、3
 本と少ないもんだが、その中の1本が最近はフランスから来ているようだ。しか
 もその1本が毎年フランス映画祭で見られる。選考の良さからか、フランスコメ
 ディー映画のレベルが高いのか?

 まったく笑いのセンスが違うような(はっきり言えばくだらない)多くのフラン
 ス映画を見るにつけ、フランスコメディーのレベルが特に高い訳ではないと感じ
 るから、まずは映画祭の選考にかかわる方々に感謝すべきだろう。

 今年の第6回フランス映画祭でもまた来た。「変人たちの晩餐会」は心底笑える
 1品。アメリカのテレビ番組的なちょっと大袈裟な演技で、コメディーのパター
 ンは世界どこでも通用しそうな、人を小馬鹿にするタイプ。こう聞くと嫌気を感
 じる人も多いだろうが、観ているとそんなことを感じる暇もなく進んでいく。こ
 のテンポは脚本がうまいからだろうし、役者も脚本を熟読した上で笑いのつぼを
 十分把握した演技を感じさせる。

 みんながそこそこの個性で責めてくる。ティエリー・レルミットは特別な個性を
 感じないが、そこはこの映画の中でもっともノーマルな感じの人を演じているの
 で、はまり役といえるし、ジャック・ヴィレルは丸い顔を更に丸くした演技が独
 特のまじめな人柄をうまく演じている。

 監督は劇作家出身で、舞台を見ているようなテンポがうまくカメラを駆け巡るし、
 この脚本はそのまま舞台でも成功をおさめそうだ。この手の映画ノは、アドリブ
 を多用する場合と、脚本に全て書いてある場合があるが、演技がいきすぎない為
 には脚本がしっかりしていなければならないと思う。あくまでもそこそこの表情
 で、そこそこのアクションで演じてこそおもしろい。この映画にももちろんいき
 すぎの場面(演技)もあるが、そんな場面もこのテンポにアッという間に飲み込
 まれてしまう。とにかく久しぶりの傑作だったから、今年のフランス映画祭 No.
 1は文句なしにこの1本!

                          映画評論家 立野 浩超

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