ScreenKiss Vol.085

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Vol.085

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>☆ C O N T E N T S ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆<   □プレゼントのお知らせ(ぴあフィルムフェスティバル)   □麻花売りの女   □ラブ・オブ・ザ・ゲーム >☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆S_c_r_e_e_n_K_i_s_s☆< >>☆0☆プレゼントのお知らせ☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ □PFF(ぴあフィルムフェスティバル)シアター2月  お知らせとチケットプレゼント  この度ぴあ(株)のご厚意により、2月のPFFシアターの『斎藤久志監督映画講  座』4講座に各回ペア5組、合計40名の読者の皆様をご招待致します。  ■応募要領  下記の質問にお答えの上、ご応募ください。  1)ご希望の講座・日時    A;助監督経験の意義「フレンチドレッシング」2/25(金)6:30p.m    B;「自分の作品」とは何か?「はいかぶり姫物語」2/27(日)12:00p.m    C:自己と他者の作品評価のズレとは何か?「夏の思い出」2/27(日)3:00p.m    D:演出とは何か?「ロマンス」2/27(日)6:30p.m  2)住所 3)氏名 4)年齢 5)職業 6)電話番号  7)PFFを知っていたか否か(E 知っていた F 知らなかった)  8)インターネットを使って映画情報を見る回数(月平均)  9)今回の応募理由  ■メール送付先  

 ■締めきり

  2月20日(日)24:00

 会期:2000年2月25日(金)/26日(土)/27日(日)

 会場:東京国際フォーラム・映像ホール(有楽町)

 協賛:東京コンピュータ専門学校

 ◇20世紀最後の映画作家 斎藤久志監督映画講座

  「映画監督は作家ではない 〜8ミリお兄ちゃんの変貌とその歴史〜」

  ◆助監督経験の意義 2/25(金)6:30p.m

   「フレンチドレッシング」

   ’97年/100分/35ミリ

   ゲスト:長谷川和彦監督 来場

  ◆「自分の作品」とは何か? 2/27(日)12:00p.m

   「はいかぶり姫物語」

   ’86年/95分/16ミリ

   ゲスト:鈴木ゆたか氏 (プロデューサー)

  ◆自己と他者の作品評価のズレとは何か? 2/27(日)3:00p.m

   「夏の思い出」

   ’95年/80分/VTR

  ◆演出とは何か? 2/27(日)6:30p.m

   VTR作品

   「ロマンス」(ワンピースVol.1)’96年/8分

   「Whatever」(ワンピースVol.2)’96年/11分

   「殺人者」’97年/44分

   「Don’t look back in anger」(ワンピースVol.3)’98年/16分

   「COZY GARDEN」’98年/30分

   ゲスト:塚本晋也氏(主演俳優)

 ◇PFFセレクション〜PFFスカラシップ作品上映〜

  世界傑作短編集〜シネフィル・イマジカ特選

  ’99人気ベストアンコールvol.2&新作アニメーション〜

 ぴあフィルムフェスティバルのコンペティション入賞者を対象に行われる劇場公

 開映画プロデュースのための「PFFスカラシップ」。’84年から始まったこのシス

 テムのもとで現在9作品が製作されています。その中から’92年製作の2作品を上

 映。9作目の「タイムレス メロディ」も3月中旬劇場公開が予定されています。

  2月26日(土)12:00am

  ◆「二十才の微熱」

   監督:橋口亮輔

   ’92年/16ミリ/114分

   第6回PFFスカラシップ作品

  2月26日(土)3:00pm

  ◆「裸足のピクニック」

   監督:矢口史靖

   ’92年/16ミリ/92分

   第7回PFFスカラシップ作品

  2月26日(土)6:30pm

  ◆世界傑作短編集

  料金:前売1回券1,000円(日時指定)前売販売は2月24日(木)まで

  当日1回券:1,200円

  PIAカード会員割引当日1,000円

  自由席・各回定員入替制(お立ち見はできません。)

  前売券はチケットぴあにて発売中

  03-5237-9999(オペレーター電話予約)

  03-5237-9966(Pコード電話予約)

  お問い合わせ先:PFF事務局 03(3265)1425(月〜金 10:00~18:00)

__________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____

                                    □

>>☆1☆麻花売りの女☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ★★★☆☆ 1994年/95分/ 監督:チョウ・シアオウエン 映画祭:ロカルノ国際映画祭審査員大賞 ねじり菓子のマーホア(麻花)を作って路上で売り生計を立てているアルモ。まだ 幼い息子フー。そして以前村長だった旦那は腰を痛めている為に働くこともままな らない。旦那は村人からいまだ「村長さん」と呼ばれ続けて、その度に「もう村長 じゃない」と答える。 隣家はシャーズという働き者の旦那がいる一家。この家では最近テレビを買って、 テレビ番組が始まると奥さんと一人娘はテレビにかじりつく。アルモとその奥さん は犬猿の仲。フーがすっかり虜になっているテレビの事がしゃくに触ったアルモは なんとしても隣より大きいテレビを買おうと働き続ける。 単なる妬みなのだが、アルモの心情は分かりやすい。しかし、この中国の田舎町で テレビは超贅沢品。家を立て替えるという村長(旦那)に対して「家なんかよりテ レビを!」と譲らないアルモ。もっと稼ぐ為に隣のシャーズの紹介でトラックで半 日かかる町まで行き、住み込みでレストランの厨房に勤めマーホアを作る。町で偶 然献血をしたとき、血が売れると知れば体に無理してでも血を売りに行く。時間さ えあればマーホアの生地をこね、必至で声を張り上げ町角で売る。 貯めたお金は裁縫箱のような金庫にいれてある。稼いできては毎晩豪快に指につば をつけてカウントし、大事にしまう。 シャーズと不倫の様な関係になるが、アルモの気の強さがそれを止め、結局アルモ は自分の力で稼いだ挙げ句になんと町一番大きい29インチテレビを買う。町の知 事にも買えない値段だそうだ。旧正月までにようやくテレビが家に入るが、一気に 気が抜けたアルモはボーとして病気のよう。村中の人立ちが彼らの家でテレビを見 た挙げ句、帰っていったその後に残るはアルモと村長と息子。彼らは疲れたのだろ うか、眠りこけている。アルモがふと目覚めると、ちょうどテレビは番組終了で砂 嵐が流れ始める。砂嵐をボーと見つめるアルモ。 この映画は人間味あふれた作品で、まっとうな方法でアルモが稼いだ挙げ句に、 まったく彼らの生活に必要もない大型テレビを買う点に面白さがあり、アルモの性 格や取り囲む人々の性格を滑稽に、印象深く描いている点が見所。中国らしい映像 の映画で、機会があれば皆さんにぜひみてもらいたい。 しばしば前のシーンにかぶってBGMのようにアルモの声「マーホアいらんかね?」 が響きわたる。村を取り囲む山並みにこだましているようなその声がきれいに感じ るときと、しつこく感じることがあった。十分効果的に演出されてはいるのだが、 時たましつこさを感じるし調子はずれに響く箇所があることもたしかで、こだまの 具合をかえてもよかったのではなかろうか。または、使う箇所を2、3ヶ所減らす ことも必要だと思う。 何度もアルモが豪快に唾を指に吐きつけながら、たまった札束をカウントするシー ンがあるが、真剣に見続ける途中でひと息つけるようなこの演出は上手い。 その唾を「ベッ!」という強烈な音とともに吐きつけ、掌の中の札束がめくられて 行くあいだ、なんとなく「テレビを買わずに他のことに使ってくれよ」と考えてし まったのは私だけだろうか。しかし、アルモの表情はテレビを買うまでは決して満 足が得られないと言わんばかり。結局テレビを買っても満足している顔を見る事は できなかったし、彼女の満足はそこにはなかったに違いないのだが。 中国映画のみならず、家庭を描いた映画には必ず料理と食事のシーンがあるが、こ の映画でもそこに面白いシーンや、性格を表すシーンを発見できて面白い。たとえ ばアルモが旦那と食事をするシーンでは髪に米粒をつけてしまうが、目に入らない のか気にしないのか、そのままドンブリをかき込む。シャーズにおごってもらって 町のレストランで食事をする時はとんでもない大盛りご飯と3皿の山盛りのおかず に2人でかぶりつく。女らしさよりもその豪快な風貌が印象的。 それでも、住み込みで働いている時に同僚が付けていたブラジャーに憧れを感じ て、きれいなブラを買ってシャーズに見せたり、初めての献血の時は馬鹿でかい注 射器に吸い込まれる血を見て脅えたり、可愛さを強調するシーンが適度に折り込ま れてあって上手い。 また、食事や麻花を作るときの湯気の中、アルモの姿はすごく立派に見える。ちゃ んと子供と旦那のためにシャツを買ってきたりやさしさも十分感じる。 そうして私がアルモにすっかり感情移入させられた後、スクリーン全体に広がる砂 嵐(テレビ画面の何も写らない状態)の映像は、自分がアルモになったかのような 錯覚をあたえた挙げ句、むなしさを掻きたてているように寂しく感じた。                                 立野 浩超 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆2☆ラブ・オブ・ザ・ゲーム☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 原題:for love of the game. ★☆☆☆☆ 1999年 監督:サム・ライミ 出演:ケビン・コスナー、ケリープレストン ホームページ:www.forloveofthegame.com ここ最近コケにコケまくっているコスナー。しかし今度ばかりはおすぎさん始め 一流の評論家がこぞって絶賛していたのでなんとなく興味をそそられて観に いってしまったのですが・・・やっぱりね〜。予想を裏切らないコケぶりに拍手!? 年齢40歳、18年のキャリアを誇るベテラン投手、チャペル(コスナー)は優勝できな いことが決まった後のいわゆる消化試合で、思わぬ現実に直面する。 長年過ごしてきたチームの買収、その後に待つ自分自身のトレード、そして 5年間連れ添った恋人(ケリー・プレストン)との別れ・・・誇りをもって引退すべ きかそれとも。 ストーリーはチャペルの完全試合になろうかというゲームと、恋人との関係などの 回想シーンを行き来する形で展開するのだが、これが何ともまどろっこしい。 せめて恋愛と、このゲームだけにすればいいものを子供時代の思い出や、 かつてのチームメイトの関係まで引っ張り出してきて一体どこに重点をおいたら いいのやら。肝心の試合の展開も出来すぎな上、1回投げる度に回想シーンや コスナーのつぶやきが入るため、緊迫感に欠ける。さっさと投げろ!と野次を 飛ばしたくなるくらい。欲張り過ぎた挙句全てのエピソードがいい加減になって いるのをラストで無理矢理盛り上げた感あり。またそのラストシーンが日本の 昼メロも真っ青のクサさ。 恋人役のプレストンはなかなかカワイイし、出会った当初からワガママヤローに 振りまわされてやつれていく様子がよく出ていたので救われた。むしろ涙を誘ったの はこの人の苦労ぶりのほうである。セレブリティって身勝手なのよね。ホント。 コスナーに対しては、彼自身、人生の岐路に立たされていた。って感じですね。 いい加減方向転換を考えるか、このままラジー賞の常連を貫くか・・・ 前作、「シンプル・プラン」で注目を浴びたホラーの鬼才、サム・ライミ。 彼は1発屋で終わってしまうのだろうか。                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ ┏━┓                       I N F O R M A T I O N ┃i┃登録・解除・お問い合わせなどについて ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◇星(★)の意味___________________________◇ ◇   このメールマガジンで表示されている星は5つが最高で、1つが最低です。 ◇◇メールアドレス変更・解除______________________◇ ◇   このメールマガジンの購読解除は、ご登録された発行元のホームページより出   来ます。こちらでの作業は一切しておりません。   まぐまぐ   (http://rap.tegami.com/mag2/m/0000007585.htm)   マッキー!  (http://macky.nifty.ne.jp/servlet/FreeMailServlet/           mail_backnum?freemail_id=412)   メルポット  (http://melpot.net-planning.co.jp/) ID:0000000008   ココデメール (http://mail.cocode.ne.jp/) ID:0200300007   ClickIncome  (http://clickincome.net/mg_lt/mag/m00000031.html)   Pubzine (http://www.pubzine.com/detail.asp?id=1547)   emaga (http://www.emaga.com/music/intro/film.html) ◇◇サービス______________________________◇ ◇   ホームページでは過去に記事を参照できるようになっています。   http://www.ScreenKiss.com/   Backnumber.toを利用したバックナンバー再送信サービスもあります。   http://backnumber.to/list.asp?userid=10007585 ◇◇広告募集______________________________◇ ◇   ScreenKissでは、広告を募集しております。   詳しくは、[email protected]へ ◇◇協力・提携_____________________________◇ ◇   AntenneFrance(http://www.antennefrance.com/) ◇◇お問い合わせ____________________________◇ ◇   色々な情報やアイディアや感想などありましたら下記のアドレスまで投稿をお   願いします。そのほか編集に協力して下さる方も募集しています。   mailto:[email protected] ◇◇スタッフ______________________________◇ ◇   【編集長】      【記事執筆】      【ヨーロッパ支局】    中津川 昌弘     鳥野 韻子       hana               立野 浩超               山下 裕               MS. QT MAI ◇◇ScreenKissについて_________________________◇ ◇   映画に関して、「人物」「作品」「映画祭」「制作」と言った観点から紹介・   論評するメールマガジンです。   Copyrights(C), 1998-2000 ScreenKiss  掲載された記事はいかなる形式であれ許可なく転載は禁じられています。 ┼                                   ┼

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 ■締めきり

  2月20日(日)24:00

 会期:2000年2月25日(金)/26日(土)/27日(日)

 会場:東京国際フォーラム・映像ホール(有楽町)

 協賛:東京コンピュータ専門学校

 ◇20世紀最後の映画作家 斎藤久志監督映画講座

  「映画監督は作家ではない 〜8ミリお兄ちゃんの変貌とその歴史〜」

  ◆助監督経験の意義 2/25(金)6:30p.m

   「フレンチドレッシング」

   ’97年/100分/35ミリ

   ゲスト:長谷川和彦監督 来場

  ◆「自分の作品」とは何か? 2/27(日)12:00p.m

   「はいかぶり姫物語」

   ’86年/95分/16ミリ

   ゲスト:鈴木ゆたか氏 (プロデューサー)

  ◆自己と他者の作品評価のズレとは何か? 2/27(日)3:00p.m

   「夏の思い出」

   ’95年/80分/VTR

  ◆演出とは何か? 2/27(日)6:30p.m

   VTR作品

   「ロマンス」(ワンピースVol.1)’96年/8分

   「Whatever」(ワンピースVol.2)’96年/11分

   「殺人者」’97年/44分

   「Don’t look back in anger」(ワンピースVol.3)’98年/16分

   「COZY GARDEN」’98年/30分

   ゲスト:塚本晋也氏(主演俳優)

 ◇PFFセレクション〜PFFスカラシップ作品上映〜

  世界傑作短編集〜シネフィル・イマジカ特選

  ’99人気ベストアンコールvol.2&新作アニメーション〜

 ぴあフィルムフェスティバルのコンペティション入賞者を対象に行われる劇場公

 開映画プロデュースのための「PFFスカラシップ」。’84年から始まったこのシス

 テムのもとで現在9作品が製作されています。その中から’92年製作の2作品を上

 映。9作目の「タイムレス メロディ」も3月中旬劇場公開が予定されています。

  2月26日(土)12:00am

  ◆「二十才の微熱」

   監督:橋口亮輔

   ’92年/16ミリ/114分

   第6回PFFスカラシップ作品

  2月26日(土)3:00pm

  ◆「裸足のピクニック」

   監督:矢口史靖

   ’92年/16ミリ/92分

   第7回PFFスカラシップ作品

  2月26日(土)6:30pm

  ◆世界傑作短編集

  料金:前売1回券1,000円(日時指定)前売販売は2月24日(木)まで

  当日1回券:1,200円

  PIAカード会員割引当日1,000円

  自由席・各回定員入替制(お立ち見はできません。)

  前売券はチケットぴあにて発売中

  03-5237-9999(オペレーター電話予約)

  03-5237-9966(Pコード電話予約)

  お問い合わせ先:PFF事務局 03(3265)1425(月〜金 10:00~18:00)

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>>☆1☆麻花売りの女☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ★★★☆☆ 1994年/95分/ 監督:チョウ・シアオウエン 映画祭:ロカルノ国際映画祭審査員大賞 ねじり菓子のマーホア(麻花)を作って路上で売り生計を立てているアルモ。まだ 幼い息子フー。そして以前村長だった旦那は腰を痛めている為に働くこともままな らない。旦那は村人からいまだ「村長さん」と呼ばれ続けて、その度に「もう村長 じゃない」と答える。 隣家はシャーズという働き者の旦那がいる一家。この家では最近テレビを買って、 テレビ番組が始まると奥さんと一人娘はテレビにかじりつく。アルモとその奥さん は犬猿の仲。フーがすっかり虜になっているテレビの事がしゃくに触ったアルモは なんとしても隣より大きいテレビを買おうと働き続ける。 単なる妬みなのだが、アルモの心情は分かりやすい。しかし、この中国の田舎町で テレビは超贅沢品。家を立て替えるという村長(旦那)に対して「家なんかよりテ レビを!」と譲らないアルモ。もっと稼ぐ為に隣のシャーズの紹介でトラックで半 日かかる町まで行き、住み込みでレストランの厨房に勤めマーホアを作る。町で偶 然献血をしたとき、血が売れると知れば体に無理してでも血を売りに行く。時間さ えあればマーホアの生地をこね、必至で声を張り上げ町角で売る。 貯めたお金は裁縫箱のような金庫にいれてある。稼いできては毎晩豪快に指につば をつけてカウントし、大事にしまう。 シャーズと不倫の様な関係になるが、アルモの気の強さがそれを止め、結局アルモ は自分の力で稼いだ挙げ句になんと町一番大きい29インチテレビを買う。町の知 事にも買えない値段だそうだ。旧正月までにようやくテレビが家に入るが、一気に 気が抜けたアルモはボーとして病気のよう。村中の人立ちが彼らの家でテレビを見 た挙げ句、帰っていったその後に残るはアルモと村長と息子。彼らは疲れたのだろ うか、眠りこけている。アルモがふと目覚めると、ちょうどテレビは番組終了で砂 嵐が流れ始める。砂嵐をボーと見つめるアルモ。 この映画は人間味あふれた作品で、まっとうな方法でアルモが稼いだ挙げ句に、 まったく彼らの生活に必要もない大型テレビを買う点に面白さがあり、アルモの性 格や取り囲む人々の性格を滑稽に、印象深く描いている点が見所。中国らしい映像 の映画で、機会があれば皆さんにぜひみてもらいたい。 しばしば前のシーンにかぶってBGMのようにアルモの声「マーホアいらんかね?」 が響きわたる。村を取り囲む山並みにこだましているようなその声がきれいに感じ るときと、しつこく感じることがあった。十分効果的に演出されてはいるのだが、 時たましつこさを感じるし調子はずれに響く箇所があることもたしかで、こだまの 具合をかえてもよかったのではなかろうか。または、使う箇所を2、3ヶ所減らす ことも必要だと思う。 何度もアルモが豪快に唾を指に吐きつけながら、たまった札束をカウントするシー ンがあるが、真剣に見続ける途中でひと息つけるようなこの演出は上手い。 その唾を「ベッ!」という強烈な音とともに吐きつけ、掌の中の札束がめくられて 行くあいだ、なんとなく「テレビを買わずに他のことに使ってくれよ」と考えてし まったのは私だけだろうか。しかし、アルモの表情はテレビを買うまでは決して満 足が得られないと言わんばかり。結局テレビを買っても満足している顔を見る事は できなかったし、彼女の満足はそこにはなかったに違いないのだが。 中国映画のみならず、家庭を描いた映画には必ず料理と食事のシーンがあるが、こ の映画でもそこに面白いシーンや、性格を表すシーンを発見できて面白い。たとえ ばアルモが旦那と食事をするシーンでは髪に米粒をつけてしまうが、目に入らない のか気にしないのか、そのままドンブリをかき込む。シャーズにおごってもらって 町のレストランで食事をする時はとんでもない大盛りご飯と3皿の山盛りのおかず に2人でかぶりつく。女らしさよりもその豪快な風貌が印象的。 それでも、住み込みで働いている時に同僚が付けていたブラジャーに憧れを感じ て、きれいなブラを買ってシャーズに見せたり、初めての献血の時は馬鹿でかい注 射器に吸い込まれる血を見て脅えたり、可愛さを強調するシーンが適度に折り込ま れてあって上手い。 また、食事や麻花を作るときの湯気の中、アルモの姿はすごく立派に見える。ちゃ んと子供と旦那のためにシャツを買ってきたりやさしさも十分感じる。 そうして私がアルモにすっかり感情移入させられた後、スクリーン全体に広がる砂 嵐(テレビ画面の何も写らない状態)の映像は、自分がアルモになったかのような 錯覚をあたえた挙げ句、むなしさを掻きたてているように寂しく感じた。                                 立野 浩超 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆2☆ラブ・オブ・ザ・ゲーム☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 原題:for love of the game. ★☆☆☆☆ 1999年 監督:サム・ライミ 出演:ケビン・コスナー、ケリープレストン ホームページ:www.forloveofthegame.com ここ最近コケにコケまくっているコスナー。しかし今度ばかりはおすぎさん始め 一流の評論家がこぞって絶賛していたのでなんとなく興味をそそられて観に いってしまったのですが・・・やっぱりね〜。予想を裏切らないコケぶりに拍手!? 年齢40歳、18年のキャリアを誇るベテラン投手、チャペル(コスナー)は優勝できな いことが決まった後のいわゆる消化試合で、思わぬ現実に直面する。 長年過ごしてきたチームの買収、その後に待つ自分自身のトレード、そして 5年間連れ添った恋人(ケリー・プレストン)との別れ・・・誇りをもって引退すべ きかそれとも。 ストーリーはチャペルの完全試合になろうかというゲームと、恋人との関係などの 回想シーンを行き来する形で展開するのだが、これが何ともまどろっこしい。 せめて恋愛と、このゲームだけにすればいいものを子供時代の思い出や、 かつてのチームメイトの関係まで引っ張り出してきて一体どこに重点をおいたら いいのやら。肝心の試合の展開も出来すぎな上、1回投げる度に回想シーンや コスナーのつぶやきが入るため、緊迫感に欠ける。さっさと投げろ!と野次を 飛ばしたくなるくらい。欲張り過ぎた挙句全てのエピソードがいい加減になって いるのをラストで無理矢理盛り上げた感あり。またそのラストシーンが日本の 昼メロも真っ青のクサさ。 恋人役のプレストンはなかなかカワイイし、出会った当初からワガママヤローに 振りまわされてやつれていく様子がよく出ていたので救われた。むしろ涙を誘ったの はこの人の苦労ぶりのほうである。セレブリティって身勝手なのよね。ホント。 コスナーに対しては、彼自身、人生の岐路に立たされていた。って感じですね。 いい加減方向転換を考えるか、このままラジー賞の常連を貫くか・・・ 前作、「シンプル・プラン」で注目を浴びたホラーの鬼才、サム・ライミ。 彼は1発屋で終わってしまうのだろうか。                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ ┏━┓                       I N F O R M A T I O N ┃i┃登録・解除・お問い合わせなどについて ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◇星(★)の意味___________________________◇ ◇   このメールマガジンで表示されている星は5つが最高で、1つが最低です。 ◇◇メールアドレス変更・解除______________________◇ ◇   このメールマガジンの購読解除は、ご登録された発行元のホームページより出   来ます。こちらでの作業は一切しておりません。   まぐまぐ   (http://rap.tegami.com/mag2/m/0000007585.htm)   マッキー!  (http://macky.nifty.ne.jp/servlet/FreeMailServlet/           mail_backnum?freemail_id=412)   メルポット  (http://melpot.net-planning.co.jp/) ID:0000000008   ココデメール (http://mail.cocode.ne.jp/) ID:0200300007   ClickIncome  (http://clickincome.net/mg_lt/mag/m00000031.html)   Pubzine (http://www.pubzine.com/detail.asp?id=1547)   emaga (http://www.emaga.com/music/intro/film.html) ◇◇サービス______________________________◇ ◇   ホームページでは過去に記事を参照できるようになっています。   http://www.ScreenKiss.com/   Backnumber.toを利用したバックナンバー再送信サービスもあります。   http://backnumber.to/list.asp?userid=10007585 ◇◇広告募集______________________________◇ ◇   ScreenKissでは、広告を募集しております。   詳しくは、[email protected]へ ◇◇協力・提携_____________________________◇ ◇   AntenneFrance(http://www.antennefrance.com/) ◇◇お問い合わせ____________________________◇ ◇   色々な情報やアイディアや感想などありましたら下記のアドレスまで投稿をお   願いします。そのほか編集に協力して下さる方も募集しています。   mailto:[email protected] ◇◇スタッフ______________________________◇ ◇   【編集長】      【記事執筆】      【ヨーロッパ支局】    中津川 昌弘     鳥野 韻子       hana               立野 浩超               山下 裕               MS. QT MAI ◇◇ScreenKissについて_________________________◇ ◇   映画に関して、「人物」「作品」「映画祭」「制作」と言った観点から紹介・   論評するメールマガジンです。   Copyrights(C), 1998-2000 ScreenKiss  掲載された記事はいかなる形式であれ許可なく転載は禁じられています。 ┼                                   ┼

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