ScreenKiss Vol.088

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Vol.088

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>☆ C O N T E N T S ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆<   □映画ミニ情報(プレゼントのお知らせ)   □シャンドライの恋   □ビューティフル ピープル   □ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ   □マン・オン・ザ・ムーン >☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆S_c_r_e_e_n_K_i_s_s☆< >>☆0☆映画ミニ情報☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ □雨あがる  テヘランで2月初めに開催された第18回FAJR INTERNATIONAL FILM FESTIVALにお  いて、小泉監督作品「雨あがる」が最優秀作品賞に選ばれました。イラン映画の  評価が高い日本。反対に日本映画の評価がイランで高まれば嬉しいですね。 □アカデミー賞  すでに新聞、テレビで情報が流れておりますように第72回アカデミー賞が発表  になりました。ScreenKiss 76号で記事掲載しました「ブエナ・ビスタ・ソシア  ル・クラブ」が長篇ドキュメンタリー賞候補の一つに上がっています。また見ら  れていない方はこの機会にぜひ。  http://backnumber.to/body.asp?userid=10007585&fname=ScreenKiss076  で、76号をご覧頂けますので、こちらもどうぞ。 □PFF(ぴあフィルムフェスティバル)シアター2月  お知らせとチケットプレゼント  この度ぴあ(株)のご厚意により、2月のPFFシアターの『斎藤久志監督映画講  座』4講座に各回ペア5組、合計40名の読者の皆様をご招待致します。  ■応募要領  下記の質問にお答えの上、ご応募ください。  1)ご希望の講座・日時    A;助監督経験の意義「フレンチドレッシング」2/25(金)6:30p.m    B;「自分の作品」とは何か?「はいかぶり姫物語」2/27(日)12:00p.m    C:自己と他者の作品評価のズレとは何か?「夏の思い出」2/27(日)3:00p.m    D:演出とは何か?「ロマンス」2/27(日)6:30p.m  2)住所 3)氏名 4)年齢 5)職業 6)電話番号  7)PFFを知っていたか否か(E 知っていた F 知らなかった)  8)インターネットを使って映画情報を見る回数(月平均)  9)今回の応募理由  ■メール送付先  

 ■締めきり

  2月20日(日)24:00

 内容については85号に詳しく載っています。

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>>☆1☆シャンドライの恋☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     Besieged     ★☆☆☆☆     1998年/94分/イタリア映画     監督:ベルナルド・ベルトリッチ     出演:サンディー・ニュートン、デヴィッド・シューリス     http://www.amuse-soft.com/theater/shandurai/shandurai.html  悪く言えば、ベルトリッチが若手監督に刺激されて彼等のテクニックを取り入れ  たような雰囲気を出したこの映画。私にとっては単なる編集過多な映画。  落ち着きのあるストーリー、少ないセリフ。それが動きまわりすぎたカメラと、  工夫しすぎた編集でどうも落ち着かない。つねにカメラがそこにあって、カメラ  で撮影していることを意識させられてしまう。自然な視線が得られなかったし、  カメラワークの意図が見えなかった。  アフリカから逃げ出し、イタリアで医学を学ぶシャンドライ。遺産で生活しピア  ノの引いているだけのキンスキー。その彼が恋をする。題名「シャンドライの  恋」というよりは、「キンスキーの自虐的恋」といったところ。他人まかせなエ  ンディングもどうだろうか。  好き嫌いな問題だからしょうがないが、恐らくベルトリッチらしいとか、さすが  彼だという人もいることだろう。ただ、じっくり見るには撮影方法がしっくりこ  ない。どうしても納得いかない映画。  よだれを流して泣くシャンドライはドキッとさせられるが、2人の演技もぱっと  しない。  残念。                                 立野 浩超 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆2☆ビューティフル ピープル☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     Beautiful People     ★★★☆☆     1999年/イギリス映画/     監督・脚本:ジャスミン・ディズダー     99年カンヌ国際映画祭ある視点部門グランプリ、     99年カルロビバリ映画祭全キリスト教会賞     http://www.cinemabox.com/     http://www.ponycanyon.co.jp/pc-movies/  ボスニア・シンドロームというのがあるらしい。ボスニアの悲劇に触れ救援した  いという気持ちに苛まられる。症状がひどい場合は自分自信を被害者と同じよう  に傷つけることで痛みを分かち合おうとする。  ロンドンの市街バスでセルビア人とクロアチア人が出会ってしまった。ロジャー  先生の息子グリフィスは失業中の不良。ユーゴスラビア難民のジェミラはわけあ  りの妊娠。医者のモルディーの妻は愛想をつかして家を出る。ジャーナリストの  ヒギンズはBBCの取材でボスニアに行き、ボスニア・シンドロームになってし  まう。  しょっぱなから彼等の家庭的な問題(?)がつぎつぎと照らし出されていく。そ  れぞれの家族、夫婦、男、女には様々な不幸があるものだが、その側面が喜劇的  に浮かび上がる。  そしてヤク漬けのグリフィスが、偶然陥ったそ窮地の末に生まれ変わるのを境目  に、映画はさらに喜劇的に、そしてついには感動をもたらすのであった。  大笑いできる映画ではないが、終始笑顔でいられる映画。  他民族入り混じるロンドンで、人々はあまりにも親切なのだが、そんなに親切か  〜といってしまいたくなる。それでもイギリス映画らしい個性的な登場人物が愛  らしい。  人の不幸は映画を産む。戦争、災害、事故、事件は全て映画の題材になる。そこ  に加わったボスニアの悲劇を単なる悲劇として描かずに、Lifeをキーワードにし  て人間味溢れる映画に仕立てた。                                 立野 浩超 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆3☆ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     ★★★★★     1999年     監督:ヴィム・ヴェンダース     出演:ライ・クーダー、イブライム・フェレールほか  リッキーマーティン、ジェニファー・ロペスなど今やヒットチャートはラテン系  で埋め尽くされ、郷ひろみや西条秀樹までが!こぞってカバーする時代。そんな  ご時世に「若いモンには負けてられん!」ってなわけで復活した元祖ラテン・  ミュージシャンの面々。この映画は紛れも無いドキュメンタリーなのだが、彼ら  がウソみたいにカッコイイ。事実は小説より・・・。  実は、ヴェンダースの映画はどうも苦手で、いつも長〜く感じていた私なのです  が今回に関しては、その淡々とした流れが、ミュージシャンたちの「人生これか  らさ」的なのんびりムードと相まってイイ味でてます。またドキュメンタリーで  ありながら、各々のプロフィールと音楽をバランスよく配し、最後に締めのコン  サートシーンを入れたことできっちり盛り上がりをもたせているのでドキュメン  タリー嫌いの人にも普通の映画感覚で観ることができるだろう。あたかも自分が  カーネギー・ホールで一緒にコンサートを楽しんでいる気分、立ちあがって拍手  したくなります。(現に拍手をしてしまった。)  それにしても彼らの人生観や才能には本当に感服する。若くても生で歌うとボロ  ボロっていう歌手も多い中、彼らの声量や技術ときたら!ホンモノです。イブラ  イムの「英語は出来ないけどこれから習うさ」やコンパイの「6人目の子作りの最  中さ」のセリフには本当、恐れ入りました。  生きる元気を貰えて、コンサート気分も楽しめる本作、たとえシネマライズで1時  間以上並ぼうと立ち見しようと、観る価値アリ!です。                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆4☆マン・オン・ザ・ムーン☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛     ★★★★☆     2000年4月公開予定     原題:man on the moon     監督:ミロシュ・フォアマン     主演:ジム・キャリー、ダニー・デビート、コートニー・ラブ     公式ホームページ:www.man-on-the-moon.com/     1999年度ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞  ミロシュ・フォアマン監督といえば数々の名作を生み出した名匠。「アマデウ  ス」、「カッコーの巣の上で」そして「ラリーフリント」と、この監督の作品に  共通して言えるのが主人公が異端児であり、強烈な才能や個性が有りながら、何  故か器用に生きられない人物であるということでしょうか。本作の主人公は1970  〜80年代に一世風靡した実在のコメディアン。この男、アンディ・カウフマンも  またそんな男の1人である。  私自身、実はこのカウフマンについて全く知識を持たず観たのだが、作品中ジ  ム・キャリー扮する彼が一通りの芸を披露してくれるので、知らない私にも彼の  芸風がよく理解できたし、また知る者には懐かしさを与えたことだろう。女性蔑  視を露骨に表したセリフで女性を挑発し、レスリングに参加させるショーやシ  チュエーション・コメディーに出演するも、脚本をまるで無視して生放送をブチ  壊しにするなど、やりたい放題なのだが反面、自分が面白いと思ったことはウケ  なくてもやり通す、やりたく無いことは意地でもやらない、などの自らの芸への  こだわりが彼をそうさせたのだろう。(実際彼は自らをコメディアンだとは思っ  ていなかったのである。)  この作品でゴールデン・グローブ受賞となったキャリーはやはり上手い。そもそ  もコメディアンなのだから、役作りはし易かったであろうが、「トゥルーマン・  ショー」に続きシリアス演技もなかなか。「面白い自分」と「人間である本当の  自分」の間で悩み、迷う様を見事に表現。彼もコメディアンとして同じ苦しみを  味わってきたのだろう。(たぶん。おそらく。)好き嫌いはともかく、彼の一番  のハマリ役だろう。   物語のポイントは彼の演じたキャラの1人、トニー・クリフトン(歌がヘタで暴力  的な歌手)とカウフマンの2人の存在をミステリアスに交錯させることで、退屈で  長ったらしくなりがちな伝記に寓話的な要素をもたせたことにあると思う。カウ  フマンの死は謎に満ちており、現在でも彼の熱狂的なファン達は彼の死は狂言  だったと信じているという。この作品の米国でのプレミアにこのクリフトンの格  好をした男が乱入し、ジム・キャリーと格闘騒ぎになったというが、その男こそ  カウフマン本人という者も多いそうだ。そういう情報を踏まえて観ると、ラス  ト・シーンはより感慨深いものとなるだろう。  ちょっと残念に思えたのは一人の男としてのカウフマン、例えば恋人や親との関  係などが描き切れていなかったことだろうか。(しかしこれがありがちなヒュー  マニズムドラマにならずに済んだ勝因とも言えるのだが。)  アンチ・アメリカン・コメディーの方にこそ観て欲しい作品。(キャリーが嫌い  な人にはあえてお薦めしませんが・・・)                                 MS.QT.MAI __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ ┏━┓                       I N F O R M A T I O N ┃i┃登録・解除・お問い合わせなどについて ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◇星(★)の意味___________________________◇ ◇   このメールマガジンで表示されている星は5つが最高で、1つが最低です。 ◇◇メールアドレス変更・解除______________________◇ ◇   このメールマガジンの購読解除は、ご登録された発行元のホームページより出   来ます。こちらでの作業は一切しておりません。   まぐまぐ   (http://rap.tegami.com/mag2/m/0000007585.htm)   マッキー!  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QT MAI ◇◇ScreenKissについて_________________________◇ ◇   映画に関して、「人物」「作品」「映画祭」「制作」と言った観点から紹介・   論評するメールマガジンです。   Copyrights(C), 1998-2000 ScreenKiss  掲載された記事はいかなる形式であれ許可なく転載は禁じられています。 ┼                                   ┼

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