ScreenKiss Vol.089

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Vol.089

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>☆ C O N T E N T S ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆<   □映画ミニ情報   □ベルリン国際映画祭レポート(1)   □ベルリン国際映画祭受賞発表速報   □シャンドライの恋   □アメリカン・ヒストリーX >☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆S_c_r_e_e_n_K_i_s_s☆< >>☆0☆映画ミニ情報☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ □ギャラクシー・クエスト  シガニーウィーバーが最新SF映画「ギャラクシー・クエスト」(Galaxy Quest)  で髪をブロンドに染めている。しかも宇宙服の胸はぽっかり開いていて、谷間が  ゆっさゆさ。エイリアンのころのたくましさとは大違い。ファン必見。(公開未  定) □ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ  ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのメンバーが今年8月に来日決定。詳細はまだ  未定のようですが、もうじき誌面をにぎわすでしょう。尚、現在東京で上映され  ている映画館渋谷シネマライズに2月20日行ったところ、立ち見がでるほどの繁盛  でした。1時間前に行くことをお勧めします。 □ベルリン映画祭特集  ScreenKissではベルリン映画祭にプレスとして入場しレポートを行ってきまし  た。日本ではあまり情報のないこの映画祭ですが、映画祭レポートを1つのテー  マとするScreenKissでは今後数回に渡り詳細な報告をします。ご期待下さい。 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆1☆ベルリン国際映画祭レポート☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  2月9日、ヴィム・ベンダース監督の新作「The Million dollar Hotel」(ジェ  レミー・デイヴィス、ミラ・ジョボヴィッチ主演)をオープニング作品として、  第50回ベルリン国際映画祭が開幕した。  今年からメイン会場となった「Berlinale Palast」の前に真紅の絨毯が引かれ、  会場周辺には公開される映画のポスター(なかでも「エクリプス」「サ・ビー  チ」のものが断然数多し)や、オフシャル・スポンサーのロレアルのポスターが  貼られている。(ちなみによく見かけるロレアルのポスターは今回のこの映画祭  の審査委員長であるコン・リー、「ザ・ビーチ」のヴィルジニー・ルドワイアン  のアップの顔写真。やはり映画祭からみである。)  オープニングセレモニーはさぞ華やかかと思ったが、取り囲む人垣も取材人も勿  論沢山いるのだけれど、想像より程では無かったかも?オープニング作品の出演  者の他、コン・リー、ソフィー・マルソー、ジョセフ・ファインズらの顔が見ら  れ、翌10日の新聞の一面は、コン・リー、もしくはミラ・ジョボビッチ、ヴィ  ム・ベンダースの写真が数多く掲載されていた。店頭に並ぶ雑誌も、映画祭関係  の面々表紙にしたものが多く、映画祭に通うものとしてはそのライヴ感が嬉しい  限り。  「金熊賞」を争うコンペ作品以外にも数種類のカテゴリーに分かれて作品が上映  されており、加えて今回は第50回記念だそうで、規模も例年より大きく、ジャ  ンヌ・モローやロバート・デ ニーロのオマージュとして過去の作品が公開され  ている。公式プログラムに掲載されている作品数は335本だが、ほとんどの作  品は3〜4回上映され、その他別枠で上映されているものもあり、作品数は相当  なもの。  「The million dollar hotel」の記者会見に行ったみたが、監督、主演の二人を  差し置いてもっとも質問が集中したのは音楽を担当してU2のボノ。(確かに一番  有名かも。)肌の色艶といい(まさに「ぴっかぴか」だった)、誰よりも「有名  人」オーラがあったのも彼のような気がした。  ジョージ・クルーニの新作「The three kings」には彼を含め、監督、アイス・  キューブ、マイク・ウォールバーグがやってきたが、会見を盛り上げたのはマイ  ク・ウォールバーグだった。肩下10センチのロングヘアーで現れた彼だった  が、「それ、本物の髪?」とか「ブギー・ナイツ」がらみの可笑しな質問にも  ジョークを交えて「スター様」っぽく答えていた。アイス・キューブにはほとん  ど質問が無く、何だか可愛そうだったくらい。ジョージ・クルーニはいつでもど  こでも「ロス先生のセクシーやぶにらみ」でありました、はい(笑)。  今回は(も?)スター様ネタに終始するが、映画祭について「ベルリン市民レベ  ル」で最も話題になっているのはやはり「ザ・ビーチ」の上映にレオナルド・  ディカプリオがやってくることである。(私自身もベルリンに来た初日に、ベル  リン市民の友人からレオがやってくることを聞いた。)う〜ん、どこに行っても  レオは凄い。  コンペ出品作として上映されるのだが、予定では監督、ヴィルジニー・ルドワイ  アン、ティルダ・スウィントン等大所帯でベルリン入りする事になっている。チ  ケットは勿論あっという間に完売。10時オープンのチケットブースに6時から  沢山の人が並んだとのこと。(この辺の状況はどの国でも同じでしょう。)今の  所「まだ」来場予定になっているが、「レオの来場はキャンセルになった」とい  う噂も飛んでいるそうで(これもベルリン市民の友人から聞いたもの)、レオ様  は臍曲げずに本当に来るのかな?  「エクリプス」の面々も来場の予定。監督のアンソニー・ミンゲラ、主演のマッ  ト・デイモン、グウィネス・パルトロー、ジュード・ロウなど。その他有名どこ  ろでは「Man On The Moon」のジム・キャリー、「Any Given Sunday」のキャメロ  ン・ディアス、「The Hurricane」のデンゼル・ワシントン等。  勿論これらの大きな作品だけでなく、本当に沢山の国から様々な作品が出品され  ているので、その辺の状況も追ってレポートしたいと思います。映画祭は20日  まで。何が起こるのやら、、、。                                   hana __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆2☆ベルリン国際映画祭受賞作品☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  2月20日、ベルリン国際映画祭各賞が発表されました。  □コンペティション出品作品は   「The Million Dollar Hotel」ヴィム・ベンダース監督   「独立少年合唱団」緒方 明監督   「You Shi Tiaowu(The Island Tales)」スタンリー・クワン監督   「Any Given Sunday」オリバー・ストーン監督   「ザ・ビーチ」ダニー・ボイル監督   「La Chambre Des Magucienne」クロード・ミレーユ監督   「Gouttes D'Eau Sur Pierres Brulantes」 Francois Ozon監督(フランス)   「ハリケーン」Norman Jewison監督   「Love Me」Laetitia Masson監督(フランス)   「マグノリア」ポール・トーマス・アンダーソン監督   「マン・オン・ザ・ムーン」ミロス・フォアマン監督   「El Mar (The Sea)」Agusti Villaronga監督(スペイン)   「Mayis Sikintisi(Clouds In May) Nuri Bilge 監督(トルコ)   「Nebeska Udia (Sky Hook)」Ljubisa Samardzic監督(セルビア)   「Die Stille Nach Dem Schuss(The Legends Of Rita)」     Volker Schlondrff監督(ドイツ)   「Wo De Fu Qin Mu Qun (The Road Home )」Zhang Yimou 監督(中国)   「Paradiso - Sieben Tage Mit Sieben Frauen (Raradiso - Seven Days With     Seven Women )」Rudolf Thome監督(ドイツ)   「Prime Luci Dell'Alaba (The firsts Of Dawn)」     Lucio Gaudino監督(イタリア)   「Russkiji Bunt (The Russian Rebellion)」Aleksandr Proshkin監督(ロシア)   「Sighs and Wonders」Jonathan Nossiter監督   「エクリプス」アンソニー・ミンゲラ監督  □コンペティション部門の結果   ◆金熊賞(Golden Berlin Bear to the Film)    「マグノリア」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)   ◆審査員大賞、銀熊賞(Jury Grand Prixm Silver Berlin Bear to the film)    「Wo De Fu Qin Mu Qun (The Road Home)」     (Zhang Yimou チャン・イーモウ監督)   ◆銀熊賞 最優秀監督賞(Silver Berlin Bear for the Best Director)    ミロス・フォアマン 「マン・オン・ザ・ムーン」   ◆銀熊賞(最優秀女優賞)    Binian Beglau And Naja Uhl    「Die Stille Nach Des Schuss ( The legends of Rita)」(ドイツ作品)   ◆銀熊賞 最優秀男優賞(Silver Berlin Bear for the Best Actor)    デンゼル・ワシントン 「ハリケーン」   ◆審査員賞、銀熊賞(Jury Prize, Silver Berlin Bear)    「The Million Dollar Hotel」(ヴィム・ベンダース監督)   ◆AGICOA賞「The Blue Angel」最優秀ヨーロッパ作品     (The AGICOA award "The Blue Angel" for the best European film,      sponsored with DM50,000, to the director)    Volker Schlondrff監督     「Die Stille Nach Dem Schuss (The Legends Of Rita)」   ◆Alfred Bauer賞デビュー作品賞(The Alfred Bauer Prize for a film debut)    「独立少年合唱団」 緒方 明 監督   ◆銀熊賞 重要達成賞     (Silver Berlin Bear for an outstanding achievement)    「Paradiso - Sieben Tage Mit Sieben Frauen (Raradiso -Seven Days With      Seven Woman )」の全キャスト                                   hana __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆3☆シャンドライの恋☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛    監督: ベルナルド・ベルトルッチ    出演: サンディ・ニュートン、デヴィッド・シューリス    1998/イタリア/94分/ビスタ/ドルビーSR  「魅せられて」から2年ぶりになるベルトルッチの最新作。制作されてから2年  遅れでの日本上映。ベルトルッチ作品であるのに、何で2年も経ってからの上映  なのか・・・? それも単館上映で・・・。  話の舞台はローマ。アフリカから来たシャンドライという名の女。その女に惚れ  たピアニストのキンスキー。だがシャンドライにはアフリカに政治犯として投獄  されている夫がいた。キンスキーは夫の釈放というシャンドライの望みをかなえ  るべく奔走する。やがてその事に気づきはじめたシャンドライは・・・。  この映画を観たとき、今までとは全く一線を画する作品のように感じた。それは  主に映像で、非常に手持ちの画が多いのである。面白い?カット割りやコマ落し  の画など、私の観たベルトルッチ作品とは明らかに異なる。このことに関して良  いか悪いのかは分からないが、撮影監督がヴィットリオ・ストラーロでないこと  が大きいのだと思うし、多分ストラーロとだったらこのような映像にはならな  かったのではないか。でも、挑戦とでもいうべき今回の試み?においてはこれで  正しかったのだと思う。  それ以上にストーリーの中へ入って行けなかったというか、私にとって何か印象  がどことなく薄い作品だった。サンディ・ニュートンへの演出も含めて、どこか  しっくりこなかった。何となくいい雰囲気のシーンもいくつかあるのだが、全体  的にその良さが持続してないというか。とはいうものの音楽に関してはやはりと  ても良かった。ベルトルッチは音楽の選曲というか使い方がとても上手いと思う  監督である。  この作品を観てあくまで今回はこう思ったが、また観たときにどう思うかは分か  らない。ベルトルッチ作品はそういったふうに感じるものが私にとって多い。そ  して、今リバイバルで上映している「ラスト・タンゴ・イン・パリ」をいま一度  観てみようという気になった。                                   ゆたか __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ >>☆4☆アメリカン・ヒストリーX☆<< ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛    American History X    ★★★★☆    1998年/アメリカ/上映時間/    監督:トニー・ケイ    出演:エドワード・ノートン、エドワード・ファーロング  始めて見た予告編で、胸に彫られたハーケンクロイツに恐れを感じ、縁石を噛ま  される姿と「首の折れる音を聞いた」という言葉がもつ響きに強烈な不安を感じ  た。  青みを帯びた白黒とカラー、体を揺さ振るほどの銃声と音のないシーンが巧みに  切り替わり、画面全体に広がる顔のアップと、常に気遣われたカメラポジション  がますますこの映画のメッセージを訴えかけたきた。  白人至上主義のデレクやダニーの傍で揺れる星条旗は、アメリカ映画では滅多に  見られない空しさが漂う。ダニーがデレクを何度も商店のシャッターに押し付け  ると、シャッターの騒音がセリフをかき消すがそれがやけに印象に残り、短い時  間でダニーが説得されるという違和感をもかき消していく。  スーパースローがシャワーの水滴と水が体を流れて行く様子を映し出すととも  に、バスケのシーンではカメラの動きがボールの動き以上にスピード感をもって  コート全体を動く。「怒りは君を幸せにしたか?」という言葉がデレクに響いた  以上に我々の頭を打ちのめすとともに、「デブのセス」が車を運転しながら歌う  替え歌は、歌詞が大問題だが失笑してしまう。  まだまだ結末は書けないが、人種や政治にまで及ぶ様々な問題提起と、その無情  な結末にさらなる問題を出したまま映画は終わる。  恐ろしさが数日たっても取れないばかりか、ようやくこのハリウッドらしいハイ  レベルの映像で、奥深いメッセージを持ったアメリカ映画が生まれたことがうれ  しい。  そしてエドワード・ノートンのあの演技。暴力的なシーンから、テレビで映し出  された一昔の若い顔、出所した後の顔、本当に1人しか存在しないのか?  その反面、キャメロンやスウィーニ校長、母親の力量に不満を感じた。弟役のエ  ドワード・ファーロングはと言えば、そつなくこなしたという程度。                                 立野 浩超 __________________________________________________S_c_r_e_e_n_K_i_s_s_____                                     □ ┏━┓                       I N F O R M A T I O N ┃i┃登録・解除・お問い合わせなどについて ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◇星(★)の意味___________________________◇ ◇   このメールマガジンで表示されている星は5つが最高で、1つが最低です。 ◇◇メールアドレス変更・解除______________________◇ ◇   このメールマガジンの購読解除は、ご登録された発行元のホームページより出   来ます。こちらでの作業は一切しておりません。   まぐまぐ   (http://rap.tegami.com/mag2/m/0000007585.htm)   マッキー!  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QT MAI ◇◇ScreenKissについて_________________________◇ ◇   映画に関して、「人物」「作品」「映画祭」「制作」と言った観点から紹介・   論評するメールマガジンです。   Copyrights(C), 1998-2000 ScreenKiss  掲載された記事はいかなる形式であれ許可なく転載は禁じられています。 ┼                                   ┼

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