銀座テアトル西友

立地/銀座テアトル西友は、京橋駅からは近いのだが、JR有楽町駅や地下鉄銀座 駅からだと徒歩10~15分と、ちょっとかかる為、銀座エリアには珍しく「こ この映画館の為にわざわざ外出しました」という自己主張ただよう客が多い。 (深い意味はありません。)

銀座の他の単館系/シネスイッチや、シャンテシネでは眠りにきているのでは? とか、ちょっと臭い人がいて不快に思うこともあるが、銀座テアトル西友にはあまり見かけない。

また、マナーの良さも格別で、客層のよさが伝わってくる。立地条件のよさと言うか、ここの回りにはその手の人も少ないのだろう。

館内設備/自動販売機では紙パックジュースを販売している。映画館では飲食を しないものという前提に立てば十分だろう。飲食を積極的にすすめる最近のシネマコンプレックス形式はそれでいいのだろうが、個人的には食べ物は止めてもらいたい。ただ、咽が乾くと落ち着いて映画をみれなくなる事と、あまり音もしない点では飲み物くらいは許可してほしいものだ。全くの飲食禁止の館内は確かに臭いもなくきれいなのだが、必ず一長一短あるものですね。

トイレは男性用は十分あり、待ち時間なし。女性用はちょっと少ないようだが、この規模の映画館ではしかたないのでは? チラシのコレクションも多く、関連企画として写真やイラストが壁にかかることも多い。

館内は段差が十分あり、どの場所からも実に良く見える。画面のサイズと、館内の大きさが一致していて、端でも後ろ側でも本当に見やすい。もちろん、最前列では見上げてしまうし画面に近すぎて見難いが、それでもまだ我慢できる。満席になれば座布団をかしてくれるので、階段通路に座れるが、ここからでも画面は見やすい。

係員は2階席と呼んでいるが、階段4段程度の段差で別れているだけで、2階席も1階もない1フロアーの映画館。他の映画館の2階席の用に、1階の上に重なるように張り出しているのではない。

今後の企画/ScreenKiss Vol. 039で紹介しています。特色があり、面白味のある企画ですね。各作品の評価はさておき、レイトやオールナイトで過ごす時間は格別ですから、ぜひ足を運ばれることをお薦めします。(仕事帰りは眠たくてつらいこともありますが、、、。)

立野 浩超

シネマライズ

地下の劇場は1フロアー約220席。最前列ではさすがに仰ぎ観る感じになるが、最後列まで見易い。段差も大きく前の人の頭が気になることはまずない。椅子はボトルホルダーこそないがゆったりした座りやすい椅子。前面右上の禁煙のサイン、前方左側の扉に非常口のサインが終始点灯しているのが残念。

自動販売機のジュースは紙コップで小150円、大200円。カウンターではその他ボトルジュース、スナックの販売があるが、カウンターの商品の価格をすこし値下げして欲しいし、カウンターをベースに演劇の劇場風に展開するという方法をお薦めするが、人件費の問題があるのだろうか、かんたんにはいかないようだ。入場者の列は左側の階段下の入り口前から並び、ホールにいっぱいになるといったん区切って入口の階段へ列ができる。たいていは1階の正面口まで列が伸びている場合はその回をあきらめて次回1時間前に出直したほうがいい。

2階の劇場は2階席があり合計約300席。1階席はほとんど段差がないが、画面が上の方にあり前の人の頭を気にすることはない。ただし、多少仰ぎ見る感じになり、画面との距離が近い分プラネタリウムの様でもある(ちょっとおおげさか)。2階席は反対に多少上から見下げる感じになり、どちらも問題はないのだが、ベスト席は2階席の一番前か、1階席の後ろのほう。椅子の色は地下が青い生地だがここは赤い生地。この色の感覚はシネ・アミューズがまねているようだ。

地下と同じく前方右上には禁煙のサイン、左前の扉には非常口のサインが終始点灯している。自動販売機、カウンターの内容は地下と同じだろう。

ここの列は通常階段をあがってチケットを切る人が立っているガラスの扉の前に順に階段を下がっていき外まで列をつくる。よっぽど混んでいる場合は、中の1階と2階の扉の前に列を作り、いったん区切って外の階段に列をつくる。この場合階段を降りて、正面まで列ができている場合は立見であろう。

立野 浩超

キネカ大森

第1回 キネカ大森
所在地:京浜東北線 大森駅から徒歩5分

西友(スーパー)の5階西友の1階には、セゾンチケットセンターがあるので、時間が早ければそこで割り引きの前売券を購入可能ですが、リピーターは当日券を5階で購入して入りましょう。3回は入れば、1回無料で見られるので、500円割引券がついてくるような感じ。これは安い。

日本初(?)のアジア専門館として今年1月に再スタートした後、「プルガサリ」が開館以来の大ヒットとなり話題となったので、行かれた事のない人でもこの映画館の名前くらいはご存知なのでは?実際この映画館を知らずして、アジア映画ファンを名乗ることはできないのではないでしょうか。館内ではここでしか手に入らない関連グッズなどを売る小さな売店があります。また、本棚にならぶキネマ旬報の20数年分のバックナンバーが読めるのは憎いかぎり。今日見る映画の監督や出演者の履歴を探すのもよし、多量においてあるチラシとからめて読むのもよし。特別音響がいいとはいえませんが、しっかりとフィルムをつないでくれるし、前の椅子にだれか来てしまった場合は、隣に動けばいいだけのこと。なんたってここはすいてます。

映画を見る前、見た後に食事をとる人は多いと思いますが、ここは西友スーパーの上。もちろんパン屋もあります。2階には無印良品。車の人は、映画をみれば割り引きがあります。大森駅のまわりは安くてうまい飲食店があり、穴場的な店も多いのでぜひ開拓しましょう。

尚、最近の特集は、英国映画祭、インド映画祭など。次回はルコント特集と本当につぼを押さえた選択。

最後に、毎月更新のチラシ形式でKINECAOMORIというスケジュールがおいてありますが、これがなかなか読める。なんとあのムトゥー踊るマハラジャを発掘した江戸木純の連載がのっている。各ミニシアターにも置いてあるので、探してみてください。

立野 浩超

シネスイッチ銀座

第2回シネスイッチ銀座
所在地:銀座4丁目三越のある交差点山野楽器裏

ビルの1階にチッケット売り場。地下と3階の2ホールあり、地下:273人、3階:182人。まわりはチケットセンターも多く、朝11から夜7時まではどこでも購入可能です。映画館で買うのは、絵葉書付きの前売券だけにしましょう。金曜女性割引など、女性にやさしい映画館のイメージがあります。現在いつまでつづけるのか、「グランブルー仏オリジナルバージョン」を上映中で、見にこられた人も多いでしょう。

銀座周辺ではいままで日比谷のシャンテ・シネが作品の質では一番といわれ、“シャンテ系”という言葉もありますが、最近はやはりここシネスイッチ銀座が一番ではないでしょうか。最近改装を終えた館内は、結構きれいで、大きい肘掛けにカップホルダーがついているのはうれしい。ゆったりした座り心地の座席は若干柔らかすぎるという声も聞えますが、館内の段差もちょうどよく(シネマライズのようにきつすぎず、岩波ホールのようにゆるすぎず)、どこからでもよく見える。地下の場合は、2階席がすいていてお勧めの場合も。(ここはシネマライズと同様ですね)入場の際は一応左右の前の入り口から列をつくるのですが、これがくせもの。係員の入場の合図はないことが多く、どちらか一方の列はエンディングタイトルが終わり切らないうちから入り始める事がしばしばで、映画館スタッフに改善してほしい点です。もちろん、観客も、エンディングタイトルの間はまだ音楽もながれているわけですから、静かに立ってもらいたいもんです。

場所柄、年齢層も落ち着いていて、渋谷みたいに肩身の狭い思いを感じることもなく、マナーも比較的いいのではないでしょうか。地下にはポスターも多く、チラシも大量においてあり時間潰しにはなるが、3階の方は少し殺風景です。本があったほうがいいのでは?近くにはマックから、神戸屋まであり、映画館のなかでよく神戸屋のサンドイッチを食べている人をみかけます。(ここでもマナーはいい)

空調がききすぎることが多いので、女性はカーデガンでもあったほうがいいでしょうが、暑いよりは快適ですのでそのままの温度設定にしてください。

次回は、恵比寿ガーデンシネマです。

立野浩超

恵比寿ガーデンシネマ

所在地:恵比寿ガーデンプレイス内。

スカイウォーク(動く歩道)を使っても駅からかなり遠い。館内に2ホールあり、第1:232人、第2:116人のシネマコンプレックス式。定員入換制・受付整理番号順ですので、早めにいって受け付けをすました後まわりでゆっくりするのがお勧め。裏手のTSUTAYA内でチケットを売っています。当日券で入る必要はありません。

ここで上映中の2本の内、1本は心引かれる映画をやっているようです。8月にサマーシアターVOL.1と銘打って、人気の高い7本をリバイバル上映していましたが、確かにすごい。「ショート・カッツ」「スモーク」「ブルー・イン・ザ・フェイス」「太陽と月に背いて」「デッドマン・ウォーキング」「バスキア」「世界中がアイ・ラブ・ユー」と聞いて、どれも見た事のない人もいないでしょうし、どれかは好きな1本にあげられるのではないでしょうか。

館内は、飲食禁止。絨毯張りの床といい、おおきい座席といい、トイレといい、本当にきれいです。見易さもかなり物で、スクリーンの大きさと、館内の広さがちょうどいい。

ただ、いまいちメジャー館のイメージに欠けるのは、場所のせいか、マニアックでないためか、こんなにいい映画館設備なのにもかかわらず、好きといってくれる人がすくないので、あえて紹介しました。こうやって書いていても、たしかに特徴はきれいなだけでなにもない。歴史の浅さも影響していることでしょう。まあとにかくビール好きな人は、映画の後の一杯には困らないところです。

ちなみに、私は天気のいい日は、隣の写真美術館の前にある大理石のベンチでビール片手に時間をつぶしていますが、そこが一番人のいないところで、そこの他はどこにいっても人 ひと ひと。(私をみかけても、そっとしておいてください)

終わり。

立野 浩超