短編映画集

「何も言わずに」★(1)
監督があのバンサン・ペレーズ。映画の質がどうのこうのというよりも、スタッフはとりあえずプロ揃い。有名人が金を集めて(だして?)つくったお遊びとしか見えない。ストーリは10分の短編に適してはいるが、全く冴えない。ラストシーンが大きな落ちとなっていて、その部分の言いたい事はわかるが、その落ちが分かってしまう。つまり、落ちていないのである。

それまでのシーンには昨今のありきたりのフランス青春映画の様な表現シーンが続くだけで興ざめする。感情を入れすぎな演技は感情を壊してしまうのが監督にはわかっていないかの様に。恐らく、演技をしている時と、他人の演技を冷静に判断する監督という立場で眺めている時の違いを把握していないのだろう。

これは俳優が監督をした場合良く見られる現象だ。他人の演技を冷静に見る目を養わなければいい作品を撮る事はできないだろう。よく言われるが写真を撮る時には、ファインダーでいいと感じても、もう一歩前に出てシャッターを押す方がいい。これと同様で、完成した映画を映写すると、そのシーンの雰囲気がずいぶん違ってくるのだから、それを想像できないうちはいい作品なんか撮れない。

ペレーズは監督なんかやらずに役者人生を終えれば良いのではないだろうか。彼の事を好きだからこそ厳しく言いたい。

「カミーユ」★★★(3)
シングルライトで撮影し、カメラもハンドカメラを使用しドキュメンタリータッチを目指している。狭い室内で撮影していると思われるが、映像には奥行きと迫力がある。シングルライトであるために深い影ができていた為か?いかに撮影がライティングに左右されるかがよく分かる作品で、この監督(ファブリス・ゴベール)のセンスの良さを感じる。脚本も手がけているので、彼の今後の作品は楽しみだ。

特にカメラが捕らえる子供の視線がすばらしい。子役はかなり幼い子供で、十分意識して演技ができる歳ではないだろうから、監督の苦労がうかがえる。

10分を切る短編では物足りない一品で、長編に組み立てる事も出来るようなストーリー。8分30秒の中によくこれだけ凝縮した物だと思う見事な作品。

3星の理由は、総合的な評価ではまだまだぎくしゃくする部分がある為。しかしこのまま行くと、次回作はすばらしい人間ドラマになるのではないだろうか。

「蝿戦争」★★★★(4)
短編として上手くまとめた一品。細部にこだわり、きちんと撮影しているので評価が必然的に高くなる。

台所まわりの小物の汚さ、乱雑さがリアル。3分40秒で終わるが、この終わり方も短編アニメ的なにやっとしてしまうきれいな落ちがある。

「ママの贈り物」★(1)
映画を普通に撮るという事は非常に難しく、多くの監督が様々な場所に異常なほどに凝り固まってしまった為台無しになった作品は多くあるが、これも普通にとることの面白くない一面ばかりがでてしまった。

普通であるという事は確かに難しいが、脚本、撮影、演技、監督のセンスなどすべてが普通であれば、その時映画はいかに面白くないかを如実に表現してしまった。

特に短編にはある種の期待を持ってみる事が多く、その期待を全く満たされない場合は評価が著しく悪くなってしまう。最後のほくろのシーンでアニメとの合成(もしかしてCGかもしれないが)を行っているが、雑であるが為に画面が見づらくなってしまう。最後に抱く印象が一番深く残る為、厳しい1つ星。

「マーズ」★★★(3)
映画というよりミュージッククリップ。ストーリーより、色合いを楽しむ映画。映画という言葉は当てはめたくない。デジタルな世界が堪能できるし、ドルビーのいい音が響く一品。映画祭ではなく、現代美術館のビデオアートに入れたい作品。

「最後の手段」★★★(3)
脚本は上手い。撮影はごく普通だが、これが普通よい一面であろう。脚本という優れた所がひとつある為、あとは普通にとる事で作品の質が上がっていくという事を見せてくれた作品。

エレベーターの中の撮影にはもう少し緊張感もほしい。エレベーターの外の映像がまとまっているだけに、中の撮影に工夫がほしかった。

エレベーターといえば、「死刑台のエレベーター」を思い出しますね。

「最後の発明」★★★★(4)
監督(ロロ・ザザール)は東ヨーロッパやロシアのアニメーションにかなり影響されているのではないだろうか?実写アニメーションだが、まるで良く出来たクレイアニメと見間違わんばかりのアニメ的な部屋の色合い。

また監督が一人出演もしているが、顔つきと役柄が大変マッチしている。まさしくこの作品のための顔つきをした役者。最初から自分が演じるつもりで脚本を書いたのだろう。

脚本にはもう一人、フランク・メーニュの名前も入っているが、各部の詳細な台所用品の動きに関するアイデアをだしているのではないだろうか。本当に渋い一品。

「ブラインド」★★★(3)
色合いが実にきれいですね。日本人監督にしては撮影上の色合いがいい。自分で制作費を負担し、足りない部分(ほとんど?)の金策に走ったとの事でしたから、その辺のこだわりは十分撮影のピーター・ログレコに伝えたのではないだろうか。もし監督のこだわりではなく、カメラマンのこだわりであったなら、次回作にはたいした期待ができなくなる。カメラマンの次回作には期待するだろうが。

日本映画の場合、どの映画もウルトラマンや、昼のメロドラマと同じ色合いで、それが日本映画を面白くなくさせている要因だ。タケシでさえ、映像の色合いがいかにも日本的で、どの場面も明るすぎる。メリハリを感じない。

この作品では、32mmで撮った場面は多少明るすぎると思うが、それでも細部の色合いは奇麗にでているし、ストーリーがこれらの奇麗な色合いを欲するように感傷的だ。

アメリカ留学中の監督がまわりのスタッフをアメリカでかき集めた結果生まれただけなのかも知れないが。とにかく監督(小西未来)のために言う。お願いだから日本にもどって、松竹でとるな。

という事で、映画を見ていると本当にこれだけの上映時間が必要なのかとよく疑問におもいます。「ホームドラマ」という映画を渋谷で見た方もいらっしゃると思いますが、これは1時間程度でよかったのではないでしょうか?

「Uボート・ディレクターカット」は本当にノーマル版よりおもしろくなったのでしょうか?「シェイクスピアの恋」はこの時間でも物足りないくらい内容の濃い作品だったとも思います。(ただし、シェークスピアを読んだ事のある人向きだが。)

映画は興行的な理由からか、たいていは約2時間に編集してしまいますが、それがいかに映画作りを難しくしているかを最近感じます。もっと監督の自由に時間を設定できれば、よりテンポのいい作品が生まれると思う。

映画の時間に関する皆さんの意見をお待ちします。

最後に、批判されてしまった監督よ、あの「タイタニック」ですらめちゃくちゃにけなす人がいる事をお忘れなく。(私はその一人です。)

立野 浩超

フランス映画祭って

この映画祭は、フランスでも封切りされたばかりとか、または封切り前の作品を見られる貴重な機会でもありますが、フランス語を学ぶ人たちにとっては、また別の意味で、足を運んで損はないイベントです。来日ゲスト達のユーモアたっぷりの舞台挨拶や観客との質疑応答の内容が逐一、一流の通訳達によって訳されていく、その様子を目の当たりにできるしあわせ。フランス好きの人には、実にたまらない場なのです。

映画の中のフランス語は、大変くだけた言葉を使っている事も多いので、少し分かるだけでも大変なものなのですが、こんな言い方もするのだなあと、ふと心に残る言い回しなどを見つけて帰るのもまた、楽しいです。

例えば、「ヴィーナスビューティー」の一節で、こういうのがありました。Tu as boutonne mardi avec mercredi!(ボタンをかけ違えているわよ)これは、月曜と火曜でもいいのかとか、二つずれていたら、火曜と木曜と言うのかなど、いろいろ思いが巡ってしまいます。ごく普通に使われるのかどうか、この辺は知り合いにでも聞いてみようと思いますが、脚本家の方の独自の言い回しなのなら、思わず「それ、いただき!」ですね。

映画的にいいわるいは別として、個人的には、最後の上映作品「ヴィーナスビューティ」が一番、心にこたえました。一本でも心にささる作品があれば、それだけで充分、映画祭全体の印象もよくなるもの。やはり何本も見れば好き嫌いはあるので、気分的には最終上映までは、今年はちょっと好きなのないなあと思っていましたが、クロージングの「ヴィーナス…」にはあまりに感動してしまったので、思わず手を挙げて質問したい、というよりも監督や俳優さん達にお礼を言いたい衝動に駆られてしまいました。

なんて言おうか頭の中を整理しているうちに、時間切れになってしまったのですが、中には、フランス語でご自分で質問される方もいらっしゃって、自分の勇気の無さを反省させられます。

時間も限られているので、運が悪ければ発言できずに終わったりもしますが、きっと毎年楽しみにされている方も多い事でしょう。ちなみに、この質疑応答のおまけがあるので、いい作品はよりおもしろく、あれ?と思う作品でも逆に、質疑応答が非常におもしろかったりして、それなりに楽しめますよ。

毎年、フランス語検定の時期と微妙に重なり、行きたいのに行けない方もいらっしゃるかもしれませんね。私も悔しい思いをした事があります。余裕があれば、気分転換にちょっと出かけるのも決してマイナスにはならないと思います。サイン会などに並ばれたり、そうでなくてもふっと、その辺をゲストの方が歩いていたりする場合もあるので、フランス語で話し掛けるチャンスは日常に比べて何十倍もあるはずだと思います。あとは、度胸の問題。

映画を見るだけではない、必ずそれ以上の思い出をつくって帰れる横浜フランス映画祭。みんなにもっと教えたいような、そっとしておきたいような…何とも複雑な心境です。

松山 弥代

総評

毎年6月の恒例となったフランス映画祭横浜も今回で7年目を迎え、10 日~13 日の4日間、桜木町のパシフィコ横浜は大勢の人で賑わった。

梅雨とはいえ、連日真夏日の中、9:00台からの1本目の上映もほぼ満席という盛況ぶりで、初のレイトショーも、かなりの観客が席を埋めていたのには吃驚した。

今年はジャンヌ・モローに始まる歴代の女優に代わり、初の男性監督、クロード・ルルーシュが団長として来日した。ルルーシュといえば『男と女』~『男と女嘘つきな関係』まで、長いキャリアでたくさんの人々を魅了してきた監督だ。そのせいか、観客の年齢層も幅広く、彼の作品『幸運と必然』のチケットは早くから完売してしまった。

普段スクリーンでしか目に出来ない、俳優や、滅多にその声も聞けない?監督やプロデューサーといった人々と身近に接する機会があるのも、この映画祭の魅力のひとつ。

今年はカンヌでグランプリを受賞した『ヒューマニティ』のブリューノ・デュモン監督や、コメディの大御所のクロード・ジティ監督も最新作『アステリクスとオベリスク』を引っ提げて来日。『ペダル・デュース』以来大ブレイクのパトリック・ティムシットは監督と主演をこなした『カジモド』と共に・・・と多彩な顔ぶれだった。その他、ヴァレリー・ルメルシェ、アラン・ベイジェル等、ティムシット同様俳優出身の監督が目立った。

一方、俳優陣は、先の『ヒューマニティ』で主演女優賞のセヴリーヌ・カネルや、サイン会でまでも、慌ただしくインタビューを受けていたサミュエル・ル・ビアン、若手成長株のギヨーム・カネやロランス・コート等、次代を担う、元気な人々の来日が多かった気がする。

以前に比べ、ヨーロッパの作品もかなり配給されてきているが、まだ単館上映が多い事から、アメリカの俳優に比べると、彼等に対する一般的な認識度が低い。そんな中、早くもこうした旬な人々といち早く出会えるのも映画祭のメリットだといえる。

勿論ヌーベルヴァーグ世代にはお馴染みのナタリー・バイの来日も、ファンには懐かしいものがあるし、来日こそなかったが、ジェラール・ドパルデュー、ファブリス・ルキーニ、カトリーヌ・ドヌーヴ等のベテラン俳優達も健在だ。

さて、今回上映作品約 20 本のラインナップだが、硬質な社会派から、ドタバタコメディまで、バランスよく散りばめられていた。

『冬の少年』は一見サスペンスの形式をとりながら、『今日からスタート』は丹念なリサーチの上で、それぞれ現代のフランスを反映している。『幸運と必然』、『幸せな日々』のような作品ではフランス映画らしい、心の襞を繊細に描いていた。

また、アメリカ映画のような大仕掛けこそないものの、SFX を駆使した『アステリクスとオベリクス』や、人気舞台の映画化『大浸水』などは、かなりの装置と思われた。こうしたコメディでは、他に大胆な解釈の『カジモド』や、可愛らしい『ギャルソンヌ』等それぞれに楽しめた。個別の作品については、あとで詳細を報告。

今回気になった事といえば、このところ、映画人口が増えていると言われている中で、ベテランのジャック・ドワイヨン監督が、“予算の関係で”16mm 撮影を余儀なくされた、とその新作『少年たち』の舞台挨拶で述べていた事だ。無論、彼の手にかかれば、フィルムの質を越えて作品としてはなかなかのものだったが。

今年はリザーブシートが設けられ、チケットの獲得に苦戦したところもあったが、始まってみると、観客のエチケットもよく、また会場係も例年に比べ穏やかだった気がする。

来年は8回目。どんな映画祭になるかが今から楽しみだ。

スタッフ・キャスト紹介<監督編>

ここでは、実際に映画祭でお目にかかった事のある監督に限定してみました。

●ブリュノ・デュモン:『ヒューマニティ』哲学教師、広告業界、ジャーナリスト等を経て10年程前から40本以上の企業向け作品を制作。フランス映画祭でも上映された長編第1作『ジーザスの日々』(97年)はカンヌ映画祭でカメラドールを受賞。独特のカメラワークでルティーンな日常と、そこで起こる事件を演出していた。この作品では、今回の作品と同様に素人の俳優を起用。来日していた主役の女優さんは、映画に出るのも、飛行機に乗るのも、当然に本に来るのも初めて、と言ったのが印象的だった。

今回の作品は今年のカンヌにおいてグランプリと主演男優、女優賞を同時受賞している。この作品はカンヌで観客の途中退席が最も目立った映画だったという。

97年は、今回と同じ製作のジャン・ブレアも来日。2人とも落ち着いた印象だった。青い目に静かな表情をたたえた、なかなかハンサムな人だった。

●クロード・ジティ:『アステリクスとオベリスク』カメラマンとして映画界入り。フィリップ・ノワレ、ティエリー・レルミットがベテランと田舎出の新米警官を演じた『フレンチコップス』ではセザール賞監督賞受賞。『アルレッティ』で来日の折は、何だかとても腰の低い、目立たないおじさまのイメージだった。

それでも、カメラを向けると、今書いたばかりの自筆のサインを手にポーズしてくれるサービス精神のある静かな人柄に好感が持てた。

●パトリック・ティムシット:『カジモド』スタンダップ・コメディアンとして人気を博す。舞台で5編の人間喜劇的ワンマンショーを成功させた事も。『女と男の危機』で少しおつむが弱いが、気のいいアラブ系の男性を、『ペダルドゥース』では、華やかなドラッグクイーン、『女優マルキーズ』のグロ・ルネ、『見憶えのある他人』で、完全犯罪を目論む犯人、『僕はパリに恋をする』や『パパラッチ』の平凡なサラリーマン等、芸域は広い。今作品で監督デビュー。

映画祭では原題『都会のインディオ』で上映された『僕はパリに恋をする』で来日。

舞台挨拶でも、サイン会でもとにかくエネルギッシュな人で、変てこな日本語を連発しては周囲を笑わせていた。

ちなみに、筆者は『女と男の危機』で一目惚れ。この映画の為に数回映画館に通った旨を話すと、異常に喜んでくれた彼、「キスさせてください」ってノリノリでやって来てくれました。まんまるい顔に、まんまるい目をくりくりさせて、ニコニコと。人なつこい、とっても愛嬌のある可愛い人でした。ころんとした体型と小柄を売り物にした役が多いが、実際はそれほど小柄でもない。

『パリの天使たち』にもちょろって出ているので、探してみて。

●ヴァレリー・ルメルシェ:『ギャルソンヌ』『おかしなおかしな冒険者』のヒロインで人気者に。コメディを中心に活躍。映画祭には初監督作サッシャ・ギトリの『カドリーユ』で来日。女性らしい可愛らしい演出と色彩で、主演も兼ねていた。

3枚目の役どころが多いが、素顔は色白ですごく美人。すらりとしたプロポーションで、ドレスもパンツも着こなしていた。

静かな口調で、会場内では気さくにサインに応じるなど、好感度抜群の人だった。

スタッフ・キャスト紹介<男優編>

●ピエール・ラジョ:『ヌーヴェル・イヴ』
『SOUVENIRS SOUVENIRS』でセザール賞最優秀新人賞受賞。その後クロード・ソー
テ『ギャルソン』等。舞台でも活躍。

●エマニュエル・ショッテ:『 ヒューマニティ』
今年のカンヌ映画祭でグランプリ受賞のこの作品では、男優賞と女優賞も同時受
賞。例年だと賞が重ならないような配慮がなされてきたカンヌでは異例のこと。
女優賞のセブリーヌ・カネールも、冷凍野菜工場に勤務していたところをスカウ
トされたというし、ショッテも映画出演までは失業中で、クランクアップと共に
また失業という。ちなみに監督のブリュノ・デュモンは前作でもアマチュアを起
用している。

●ジェラール・ドパルデュー:『アステリクとオベリクス』
フランスを代表する俳優。もともと、少年院の問題児だったが、その才能を発見
した教師に俳優を勧められたという。舞台で活躍していたが、映画は『バルスー
ズ』以来注目を集め、カンヌ映画祭では『シラノ・ド・ベルジュラック』で主演
男優賞。舞台版は来日公演も行った。

『グリーン・カード』『仮面の男』等、最近はアメリカ映画にも進出している。
なお、87年のカンヌでグランプリを受賞しながら賛否両論の嵐に見舞われた、
モーリス・ピアラ『悪魔の陽の下に』でも主演の神父を演じている。
『1942コロンブス』『愛の報酬/シャベール大佐の帰還』等のタイトルロー
ル、『カミーユ・クローデル』のロダンなどコスチュームプレーや『隣の女』『
終電車』といった恋愛物等、様々な役柄に挑戦してきている。
アニエス・ヴァルダ『百一夜』で『ダントン』を演じた際のギロチンの撮影につ
いてのコメントを述べているのも面白い。

今回の作品は原作がコミックという事だが、マリー・ジランと共演した『さよな
らモン・ペール』などのコミカルで可愛い中年、という役柄も得意とするところ
だ。
毎回来日を期待されては、このところ実現していない。東京国際映画祭のファン
タスティック映画祭部門で上映された『俺たちは天使だ』の時は、来日がかなり
確実っぽかったが、自家用機が墜落。どうも日本と相性が悪いんだろうか?
息子のギヨームは『めぐり逢う朝』『めぐり逢ったが運のつき』『嘘つきな彼女
』等に出演。レオス・カラックス『ポーラX』が最新か?

●クリスチャン・クラヴィエ:『アステリクとオベリクス』
リセのクラスメートだった、ミッシェル・ブラン、ジェラール・ジョニョー、テ
ィエリー・レルミットと劇団スプランディドを旗揚げ。作家、演出家、俳優とし
て活躍。フランスで大ヒットし、セザール賞候補にもなった『おかしなおかしな
訪問者』等、ジャン=マリー・ポワレ監督とのコンビ多数。
パトリス・ルコントの初期の作品『レ・ブロンゼ』のシリーズではジェローム医
師役で出演。Tバックの水着が気味悪かった。『おかしなおかしな訪問者』ではジ
ャン・レノの家来の役だったが、あまりにうるさく、しつこい演技には疲れると
ころがある。

●ロベルト・ベニーニ:『アステリクとオベリクス』
アカデミー賞はじめ数々の賞に輝いた『ライフ・イズ・ビューティフル』がヒッ
ト中の話題の人。トスカーナ地方に生まれ、最初はスタンダップ・コメディアン
として活躍。
ベルナルド・ベルトリッチ、コスタ・ガブラス作品等に出演後、ジム・ジャーム
ッシュ『ダウン・バイ・ロー』で国際的に有名になる。同監督の『ナイト・オン
・ザ・プラネット』ではイタリアのタクシー運転手、『ジョニーの事情』でもマ
フィアとそのそっくりさんの運転手、フェリーニの遺作『ヴォイス・オブ・ムー
ン』では詩人、と様々な役柄をこなす。
イタリアのウディ・アレン、90年代のチャップリンと称され、名実ともに“イ
タリアの宝”と呼ばれる地位を築いている。
独特の喋りと軽い身のこなしが得意業。

●レジス・ロワイエ:『葡萄色の人生 ロートレック』
『読書する女』に出演中をロジェ・プランション監督に見い出され本作の主演に
抜擢された。

●サミュエル・ル・ビアン:『新しい肌』
コメディ・フランセーズに在籍し『SALE COMME UN ANGEL』を機に映画界入り。『トリコロール/赤の愛』『フランスの女』等に出演。
映画祭で上映された『コナン大尉』でセザール賞新人賞にノミネート。『たれ込
み屋』等に出演後、今回上映作品『ヴィーナス・ビューティ』でジャン・ギャバ
ン賞受賞。

●ファブリス・ルキーニ:『ロベールとは無関係』
18才で出演した映画で演技が認められ、『クレールの膝』以来エリック・ロメ
ール作品の常連に。『恋愛小説が出来るまで』でジャン・ギャバン賞受賞。
『愛の報酬/シャベール大佐の帰還』『可愛いだけじゃダメかしら』『ボーマル
シェ/フィガロの結婚』『愛と復讐の騎士』等出演作多数。
その飄々とした演技もさることながら『ボーマルシェ/フィガロの結婚』での来
日でのサービス精神も素晴らしかった。素顔は穏やかな素敵なおじさまでした。

●ジャン・ヤンヌ:『父の跡をたどって』
ジャーナリスト、ミュージックホールの台本書き、ラジオ番組のプロデューサー
を経て映画界入り。『インドシナ』でセザール賞助演男優賞にノミネート。
『ボーマルシェ/フィガロの結婚』、映画祭で上映された『ならず者の子どもた
ち』等出演作多数。

●ギヨーム・カネ:『父の跡をたどって』
11才の時からサーカス学校の講師に招かれ、4本の舞台、TV映画に出演。短編
映画『SANS REGET』では監督も。パトリス・シェロー『愛する者よ、列車に乗れ
』、最新作はレオナルドディカプリオと共演した『ザ・ビーチ』等に出演。
映画祭で上映された『バラクーダ』ではジャン・ロシュフォールを相手に、彼に
監禁され、悪夢の様な体験をする青年を演じていた。来日が楽しみな一人。

●フィリップ・トレトン:『今日からスタート』
コメデイ・フランセーズに在籍しながら『ランジェ・ノワール』『ひとりぼっち
の狩人たち』等に出演。タヴェルニエ『コナン大尉』ではセザール賞最優秀男優
賞受賞。フランスではジャン・ギャバンに人気を比べられる程とか。

●ヴァンサン・ランドン:『ベル・ママン』
『ベティ・ブルー/愛と激情日々』の人の好いおまわりさん、『セ・ラ・ヴィ』
での主人公の不倫相手、『ガスパール』の心に傷を負った男性等役柄も様々。『
女と男の危機』や映画祭でも上映した『フレッド』『パパラッチ』等ではちょっ
とくたびれた中年も。昨年上映した『肉体の学校』ではゲイの役で、いつも男っ
ぽい役が多いだけに、なかなか美しかったのは以外?

第一回の映画祭(『女と男の危機』)と昨年(『肉体の学校』『パパラッチ』)
と二回の来日をしている彼、日本語を喋れるふりをするようなお茶目なところも
あるらしいが、実際は英語、イタリア語もOK。監督業にも意欲的で、脚本にも着
手している模様。内容は政治家になりたがってる男の話とか。

演技派の彼だが、どうも大勢の前では緊張するのか、舞台挨拶でチック症気味に
なってしまうのが気の毒だった。なかなか眼光鋭い、意外にマッチョな感じの人
でした。

●リシャール・ベリ:『カジモド』
コメディ・フランセーズでの舞台経験を積み、アヌーク・エメを相手に主演デビ
ュー。その後映画界でも活躍、『愛しきは女/ラ・バランス』のヒットで脚光を
浴びる。クリスティーヌ・パスカル『小さな王子様が言った』でセザール賞主演
男優賞にノミネート。パスカルとは『不倫の公式』でもコンビを組む。今回の作
品でコンビのパトリック・ティムシットとは『ペダル・デゥース』でも顔合わせ
している。
エイズ撲滅のメッセージを30人3分間で描いたオムニバス映画では、初の監督
に挑戦した。

刑事、アクション、シリアスドラマまでこなす彼だが、もうひとつの才能は音楽。
ジャック・ドゥミのミュージカル『都会のひと部屋』では、歌とダンスを披露。
歌ではCDも発売されているとか。幼少時の音楽学習の経験から引き受けた『無伴
奏「シャコンヌ」』では、クレーメルのビデオで猛練習を重ね、ヴァイオリニス
ト、アルマンを演じた。

『不倫の公式』で来日した時の彼は、黒い地味な服に身を包み、ぼそぼそと話す
低音の声はなかなかセクシーだった。飾らない、職人的なアーチストという印象
だった。彼にアテンドした、ある配給会社の方によれば、ダンディながら、実は
とても茶目っ気たっぷりの人で、”oiu”という発音がとても魅力的だったそうだ。
(声の魅力に弱い筆者は、以来根強い彼のファン。彼のCDをみつけた方御一報く
ださい)

●オリヴィエ・ピ:『幸せな日々』
ローダン・ベネギ『パリのレストラン』で主人公の友人の一人を演じ、またセド
リック・クラピッシュ『猫が行方不明』ではギャランスと同棲するホモの青年を
演じていた。舞台演出家、俳優、自作の戯曲も上演するたくさんの顔を持つ人。

監督に注目!クロード・ジディ

◇クロード・ジディ/Claude Zidi上映作品 「アステリクスとオベリクス」

1934年、パリ出身。今ではフランス・コメディ映画の代表格といっていいだろう。カメラマン、撮影技師を経て、監督に手を染めたのが1970年代前半。以来若干の例外を除きコミカル路線まっしぐらである。日本では「ザ・カンニング」シリーズで当たりを取った。笑いはアメリカ的で、ばかばかしいけど分かりやすい。シュワルツェネッガー主演「トゥルー・ライズ」の原作も彼とか。

おすすめ作品1.ザ・カンニング IQ=0(80)ダニエル・オートゥイユ/マリア・パコム/ビデオ=カルツア・パブリッシャーズ大学入試テストのバカロレアに合格するべく、あれこれカンニング作戦を展開するリセの学生の苦心惨澹?物語。そんなことやってるヒマに勉強しちゃった方が早いんじゃないのと思わせるくらい大胆かつユニークなカンニング方法を次々「発明」してくれる。今では風格が備わりつつあるダニエル・オートゥイユが若くて笑えます。続編「ザ・カンニング2アルバイト情報」もあり。

2.フレンチ・コップス(84)フィリップ・ノワレ/ティエリー・レールミット/ビデオ=廃版肩書をかさに甘い汁吸い放題の「悪徳警官」ノワレと、田舎から来た若い警官レールミットがおりなすドタバタ。二人の掛け合いときたら、頭はハタき合うわでほとんどど突き漫才のごとし。しかしフランスの警察機構の実態を暴く、といったら大げさだが、案外、鋭く社会を切り取っている。

3.ふたり(89)ジェラール・ドパルデュー/マルーシカ・デートメルス/ビデオ=日本コロンビアウーッ。これがジディの作品とは知らなかった。なぜなら、シリアス系の恋愛ドラマだから。愛し合っているが結婚には踏み切れない二人。しかし女性の側には惨事が待ち受けていて……。ストーリーはややご都合主義的。ドパルデューの恋愛物に興味のあるヒトはどうぞ。

4.アルレット ラスベガス恋物語(97)ジョジアーヌ・バラスコ/クリストファー・ランバート/ビデオ=JVD余命いくばくもないラスベガスの大金持が1度も会ったことのない娘に全財産を譲るという。側近たちは遺産欲しさにジゴロのランバートを使って娘バラスコと結婚させ、彼女を殺そうと目論見る――。

美男と醜女(そこまでヒドくないですが)のありがちなラブ・コメディ。が、バラスコ勤めるトラック野郎相手のレストランの日々は、日本で紹介されないフランスを垣間見せてくれる。

まだまだ紹介したい監督はいますが、今回はひとまずこの辺で。横浜フランス映画祭の報告記事もお楽しみに。

監督に注目!クロード・ミレール

第7回横浜フランス映画祭にむけてご紹介するフランス映画監督シリーズの最終回です。名前は同じクロードでも、かたやトリュフォーの弟子、かたやコメディ映画監督の代表格。

そう、フランス映画と一口に言っても、実は監督のタイプもさまざまなら、映画のタイプもさまざまなんですね。

◇クロード・ミレール/Claude Miller上映作品 「冬の少年」

1942年パリ出身。日本に紹介されたときは「小さな泥棒」を引っさげていたため「トリュフォーの弟子」という点がやたらクローズアップされたが、ロベール・ブレッソンやゴダールの助監督もつとめた地金入りの映画人で、いい意味で職人気質を感じさせる監督だ。弱者や地味な存在に眼差しを向けるのが特徴。今回の出品映画も子供の世界を取り上げている辺り、彼らしいのでは?

おすすめ作品1.死への逃避行(83)イザベル・アジャーニ/ミシェル・セロー/サミー・フレイ/ビデオ=廃版実はおすすめってわけではない。アジャーニが殺人を繰り返す話なので見ていてしんどいし。が、どちらかといえばさっぱりタイプのミレールでもこんな作品つくるのかと、監督の意外な一面は覗ける。それにアジャーニがはまり役。

トリュフォーの「アデルの恋の物語」といい、「殺意の夏」といい、彼女ってほんとに悲劇向きな女優なんですねえ。

2.なまいきシャルロット(85)シャルロット・ゲンズブール/ベルナデット・ラフォン/ジャン・クロード・ブリアリ/ビデオ=カルチュア・パブリッシャ-ズ圧倒的に男性監督が多いせいか、思春期入口の少年の話は沢山あっても少女の話は少ないし、あれば性の目覚めのほうにテ-マが向き勝ち。その点、コロンブスの卵的存在なのがこの映画だ(ジャンヌ・モローも作ってはいますがね)。

ゲンズブールのシロウトっぽいけど下手でない演技には、ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブールの子、という七光りを払拭させるものがある。

3.小さな泥棒(88)シャルロット・ゲンズブール/ラウール・ビルレー/ビデオ=廃版師匠トリュフォーの遺した企画を弟子のミレールが監督して話題になった作品。たしかにテーマはトリュフォーなんだけど、あのまったり絡みつくような映像ではない。トリュフォーのファンには中途半端に感じられる映画かも。

4.伴奏者(92)ロマーヌ・ボーランジェ/リシャール・ボーランジェ/ビデオ=フロムスクラッチオペラ歌手のピアノ伴奏者という、自らは脚光を浴びることのない女性を取り上げ、彼女の心の動きを細やかに描く。ボーランジェも彼女としては珍しい「耐える女」役で健闘してます。

スタッフ・キャスト紹介<女優編>

●カリン・ヴィアール:『ヌーヴェル・イヴ』1966年生。『ダニエルばあちゃん』でデビュー。『デリカテッセン』等の端役を経て出演作は20本を超える。『不倫の公式』で来日した時は、割と小柄で可愛い感じながら、ハイウエストの服のせいか、ちょっぴりマグロちっくなスタイルに見えた。

この時は監督のクリスティーヌ・パスカルも一緒で仲良し姉妹のようだったのが印象的だった。(彼女はその後自殺してしまったのが信じられない)

やはり映画祭で上映したニコール・ガルシア監督の『お気に入りの息子』にも出演していた。また、昨年文化村で開催していた食の映画を集めた作品中『ファーストフード』にも黄色い髪の女の子の役で出ているのを発見した。

●カトリーヌ・フロ:『ヌーヴェル・イヴ』アラン・レネ監督『アメリカの伯父さん』で映画デビュー。最近では映画祭でも上映された『家族の気分』『変人達の晩餐会』、短篇の『サンマルタン運河』等でその姿が見られる。丸顔に大きな目の可愛い女優さんだ。

●レテシア・カスタ:『アステリスクとオベリスク』1978年生。15才でスカウトされ、ゲス、ゴルチエ、シャネル、サンローラン等のモデルとして成功。この作品が女優デビューとなる。

●エルザ・ジルベルシュタイン:葡萄酒色の人生『ロートレック』モーリス・ピアラ監督の『VANGOGH』でセザール賞有望若手女優賞受賞。

『ミナ』『カストラート』『恋人たちのポートレート』等に出演。映画祭では『正装のご用意を』『ねじれた愛』が上映。後者で来日した。素顔は小柄で笑顔の可愛い静かな人だった。舞台挨拶では一生懸命に日本語で挨拶しようとする姿も印象的。

●アネモーヌ:葡萄酒色の人生『ロートレック』フィリップ・ガレルの映画のタイトルがそのまま芸名になった。

『恋の邪魔者』『夢見るシングルス』等パトリス・ルコントのコメディに出演。『フランスの思い出』でセザール賞主演女優賞受賞。最近は『女優マルキーズ』等。映画祭では『ならず者の子どもたち』が印象に新しい。97年より監督業にも乗り出しているとか。

●サンドリーヌ・キベルラン:『ロベールとは無関係』『おせっかいな天使』等の端役から映画祭でも上映された、『アパートメント』『カドリーユ』『ボーマルシェフィガロの結婚』や『哀しみのスパイ』等に出演。清楚な感じの美人。

●アレッサンドラ・マルティネス:『幸運と必然』元バレリーナ。ルルーシュ監督の香水のCM出演をきっかけに、現在は監督夫人。『レ・ミゼラブル』等に出演。最近は『男と女嘘つきな関係』での女医役が記憶に新しい。

●ロランス・コート;『父の跡をたどって』『彼女たちの舞台』で主役に。他に『ヌーヴェル・ヴァーグ』『二十歳の死』等。『夜の子供たち』ではセザール賞有望若手女優賞、『アンコール』ではジャン・ヴィゴ賞を受賞している。

●シルヴィ・テスチュ;『カーニバル』第10回東京国際映画祭でグランプリを受賞した、ドイツ映画『ビヨンド・サイレンス』では、最優秀ドイツ女優賞獲得。同作品はアカデミー賞にもノミネートされた。爽やかな演技が印象的だった。

●イザベル・ルノー:『これが人生?』舞台で活躍の後『恋する女』『ルイ、少年王』等の映画に出演。最近ではカンヌ映画祭でグランプリ受賞のアンゲロプロス監督作品『永遠と一日』。カトリーヌ・ブレイヤ『堕ちてゆく女』での年上の女性も恐ろしかった。今年のカンヌ映画祭オープニングを飾ったミハルコフ監督作品にも出演している。

●カトリーヌ・ドヌーブ:『ベル・ママン』いわずと知れたフランスの代表的女優。初々しい『シェルブールの雨傘』、『昼顔』等から最近は『インドシナ』『夜の子供たち』など。来日の折には毎回“女王様”ぶりが取り沙汰されるが、今年のカンヌ映画祭でもレオス・カラックス監督作品に出演していた彼女、記者会見を欠席した。ドヌーヴの不在理由を聞かれた監督が、何やら苦しい言い訳をしていたのが印象的だった。

彼女が50才位の時に出た『恋路』という作品の中で、若い頃ミスコンで優勝した時のドレスを当時の恋人に着てみせるシーンがある。これがなかなか美しいので未見の方是非。『私の好きな季節』も併せてお薦め。

●リヌ・ルノー:『ベル・ママン』レズの老女を演じているというから、多分、昔歌手でならした人だと思う。シラク大統領の親友だとか。

●マティルド・セニエ:『ベル・ママン』姉は『赤い航海』『フランティック』等のエマニュエル。『オディールの夏』で姉と共演し、デビュー。他に出演作は『恋人たちのポートレート』『ドライ・クリーニング』。今回の映画祭上映作品『ヴィーナス・ビューティ』にも出演。

●エマ・ドゥ・コーヌ:『ボーダーライン』父は昨年の映画祭に『ねじれた愛』で来日したアントワーヌ・ドゥ・コーヌ。映画出演は96年。フランスのアイドルとか。

娘のことがわからないので、父親のアントワーヌさんについて一言。ジャーナリスト出身の彼はテレビで活躍し、長寿番組の司会で人気。実際の彼はきちんとした印象で、英語もOK。パンフには英語で言葉を添えてくれた。なかなかハンサムな人だったから、娘も美人だろう・・と勝手に想像してる。

●広田レオナ:『ボーダーライン』現在NHK『元禄撩乱』に出演中の彼女は、78年にモーリス・ベジャール主催のベルギー国立芸術学校、MUDRAに初の日本人として入学した実力派。MUDRA在籍中は世界中を主役で公演。事故で足を傷めてからバレエを断念。『だいじょうぶマイフレンド』で映画デビュー。

●ナタリー・バイ:『ヴィーナス・ビューティ』トリュフォー『アメリカの夜』で本格的に映画デビュー。彼の作品には『恋愛日記』『緑色の部屋』にも出演。『勝手に逃げろ/人生』でセザール助演女優賞受賞。『愛しきは女/ラ・バランス』では主演女優賞受賞。

第4回フランス映画祭で上映された『ならず者の子どもたち』にも出演していた。その時で50才近かったが、相変わらず美しかった。