マンハッタン殺人ミステリー

キネカ大森のウッディ・アレン特集よりマンハッタン殺人ミステリー

(私は、冷静にアレンの作品に★をつけることができない。)

とにかく映画館でアレンの過去の作品を見直す、いい機会がやってきた。キネカ大森だけでなく、常に映画館のアンケートでは「アレンの特集を!」と書いてきたのが効果あったというわけではないだろうが、最近の作品をメインに10本再上映。

上海ルージュ

1930年代、上海を舞台にマフィアの愛人をめぐる切ない物語を愛人の付き人となった

少年の目を通して描く。アカデミー賞にもノミネートされた撮影の美しさが見所。

ふだん可愛らしい印象の主演のコン・リー(ラーメンのCMでもお馴染み)がここでは気性が激しいながらも本当は一人の恋する女である愛人の役を見事に演じている。

クアトロディアス

★★★★

粗筋などに関してはBOX東中野のHOME PAGEに詳しく載っているのでご存知ない方はそちらからどうぞ。http://www.mmjp.or.jp/BOX/database/quatro.html

魅力的な映画は、出演者が有名だとか、監督が大物だからとか、原作者が文学賞をとったなどという事とはまったく関係がない別のところで生まれている。

アイズワイドシャット

★★★

キューブリック作品については初期の頃の作品は観たことありせんが、最近に近い作品は観ていて、「シャイニング」や「フルメタルジャケット」は好きな作品です。

キューブリック作品において、映像の素晴らしさがよく言われますが、僕も全く同感で、映像にとても力強さというか説得力があるなあなんて思います。

オープン・ユア・アイズ

謎めいているはずのストーリーが、確かに謎なのだが単にむちゃくちゃな組み立てをしてストーリーをごまかした挙げ句、結論を強引にもってきて結びとしているようだ。これが東京国際映画祭でグランプリを取ってしまう辺りに、東京国際映画祭がまだまだ世界的には認められていない、また日本人にも賞の重要性が認められない理由があるのだろう。

アイズ・ワイド・シャット

★★★★

来年のアカデミー受賞式では、毎年恒例の”亡者の肖像”にスタンリー・キューブリク監督があの顔写真で紹介されると、会場は拍手が一段と高まる。そんなことを想像せずにはいられない状態でこの映画を観る。この映画のパンフレットの制作は公開第1週にまにあわなかった。監督の徹底的な秘密主義がもたらしたハプニングなのかもしれない。

ヒューマニティ

■『ヒューマニティ』L’HUMANITE 1998年(150分)
監督:ブリュノ・デュモン
出演:エマニュエル・ショット、セヴリーヌ・カネル、フィリップ・チュイエ

ストーリー:
少女がレイプの上殺害された。この事件を担当する刑事ファラオンは、妻子を亡くして母親と2人暮らし。隣人のドミノに恋心を抱いているが彼女には恋人がいる。ナイーヴな彼は、事件の捜査を進めていくうちに、様々な罪悪感を抱いてしまう。

コメント:

CUBE

この映画は見事なパズル・ストーリーだ。

上下左右同じ模様の立方体の部屋が、上下左右にいくつも続く、謎の空間に閉じこめられた6人の男女が、脱出を目指して苦闘する。それぞれの部屋にはトラップが仕掛けられてあり、それらが人々の命を奪う。果たして彼らは脱出できるか?

彼らが閉じこめられた空間が、まずパズルそのもの。どうすれば安全な部屋を選択できるか?どうやってトラップを見破るか?