第20回東京フィルメックス 開催決定!〈11/23(土・祝)〜12/1(日)〉

特別企画として歴代受賞作品の人気投票上映も!

2000年12月に記念すべき第1回が開催された国際映画祭「東京フィルメックス/TOKYO FILMeX」は、アジアを中心に、新進気鋭の監督たちの作品を集め、どこよりも早く、ここでしか観られない注目作品がラインナップされる唯一の国際映画祭でもあります。
そのフィルメックスが、今年も11/23(土・祝)〜12/1(日)まで有楽町朝日ホールほかにて開催されることが正式に決定致しました。記念すべき20回目を迎える今年は、特別企画として歴代受賞作品の人気投票上映を行うことも決定。特設サイトから投票を受け付ける形で、過去のコンペティション部門受賞作品を対象に、人気上位作品を上映致します。

《歴代フィルメックス受賞作品人気投票》実施概要

【投票方法・期間】 
歴代の受賞作品(コンペティション部門上映作品が対象)より、第20回東京フィルメックスにて再び上映を希望される1作品をお選びいただきます。投票方法は以下のURLより、1人1作品・1度のみ受け付けております。投票期間は8/22(木)〜9/10(火)までとなります。※上映本数については、現段階では何本上映できるか未定です。また、権利クリアや上映素材などの事情により、投票が多く集まった作品でも上映を見合わせることがございますので、予めご了承ください。

日本語版 questant.jp/q/filmex-awardedfilm     
英語版 questant.jp/q/filmex-awardedfilm-e

【対象作品】 
 (GP=最優秀作品賞、JP=審査員特別賞、SM=スペシャル・メンション、AA=観客賞、agnes b.=アニエスベー賞、SJ=学生審査員賞)

第1回GP『ふたりの人魚』(監督:ロゥ・イェ / 中国)
第1回JP『ジョメー』(監督:ハサン・イェクタパナー / イラン)
第2回GP『フラワー・アイランド』(監督:ソン・イルゴン / 韓国)
第2回JP『少年と砂漠のカフェ(映画祭題:デルバラン)』(監督:アボルファズル・ジャリリ / イラン・日本)
第3回GP『ブリスフリー・ユアーズ』(監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン / タイ)
第3回JP『右肩の天使』(監督:ジャムシャド・ウスモノフ / タジキスタン)
第3回SM『死んでもいい』(パク・ジョンピョ / 韓国)
第4回GP『香火』(監督:ニン・ハオ / 中国)
第4回JP『ハナのアフガンノート (映画祭題:ジョイ・オブ・マッドネス)』(監督:ハナ・マフマルバフ / イラン)
第5回GP『トロピカル・マラディ』(監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン / タイ)
第5回JP『亀も空を飛ぶ (映画祭題:タートルズ・キャン・フライ)』(監督:バフマン・コバディ / イラン・イラク)
第6回GP『バッシング』(監督:小林政宏 / 日本)
第6回JP『あひるを背負った少年』(監督:イン・リャン / 中国)
第6回agnes b.『SPL〈殺破狼〉』(監督:ウィルソン・イップ / 香港・韓国)
第7回GP『天国へ行くにはまず死ぬべし』(監督:ジャムシェド・ウスモノフ / タジキスタン・フランス)
第7回JP『アザー・ハーフ』(監督:イン・リャン / 中国)
第8回GP『テヒリーム』(監督:ラファエル・ナジャリ / イスラエル)
第8回JP『天使の眼、野獣の街 (映画祭題:アイ・イン・ザ・スカイ)』(監督:ヤウ・ナイホイ / 香港)
第9回GP『戦場でワルツを(映画祭題:バシールとワルツを)』(監督:アリ・ファルマン / イスラエル)
第9回JP『木のない山』(監督:ソヨン・キム / 韓国)
第9回JP『サバイバル・ソング』(監督:ユー・グァンイー / 中国)
第10回GP・agnes b.『息もできない』(監督:ヤン・イクチュン / 韓国)
第10回JP・AA『ペルシャ猫を誰も知らない』(監督:バフマン・コバディ / イラン)
第11回GP『ふゆの獣』(監督:内田伸輝 / 日本)
第11回JP『独身男』(監督:ハォ・ジェ / 中国)
第11回AA『Peace』(監督:想田和弘 / 日本)
第12回GP『オールドドッグ』(監督:ペマツェテン / 中国・チベット)
第12回JP『ムサン日記~白い犬』(監督:パク・ジョンボム / 韓国)
第12回SM『ミスター・ツリー』(監督:ハン・ジェ / 中国)
第12回SM『無人地帯』(監督:藤原敏史 / 日本)
第12回SJ『東京プレイボーイクラブ』(監督:奥田庸介 / 日本)
第13回GP『エピローグ』(監督:アミール・マノール / イスラエル)
第13回JP『記憶が私を見る』(監督:ソン・ファン / 中国)
第13回SJ『あたしは世界なんかじゃないから』(監督:高橋 泉 / 日本)
第14回GP『花咲くころ』(監督:ナナ・エクチミシヴィリ、ジーモン・グロス / グルジア・ドイツ・フランス)
第14回SP『ハーモニー・レッスン』(監督:エミール・バイガジン / カザフスタン・ドイツ・フランス)
第14回SM『カラオケ・ガール』 (監督:ウィッサラー・ウィチットワータカーン / タイ・アメリカ)
第14回SM『トーキョービッチ,アイラブユー』(監督:吉田光希 / 日本)
第14回AA『イロイロ ぬくもりの記憶』(監督:アンソニー・チェン / シンガポール)
第14回SJ『トランジット』(監督:ハンナ・エスピア / フィリピン)
第15回GP『クロコダイル』(監督:フランシス・セイビヤー・パション / フィリピン)
第15回JP・SJ『彼女のそばで』(監督:アサフ・コルマン / イスラエル)
第15回SM『シャドウデイズ』(監督:チャオ・ダーヨン / 中国)
第16回GP・SJ『タルロ』(監督:ペマツェテン / 中国)
第16回JP『ベヒモス』(監督:チャオ・リャン / 中国)
第16回SM『白い光の闇』(監督:ヴィムクティ・ジャヤスンダラ / スリランカ)
第16回SM『クズとブスとゲス』(監督:奥田庸介 / 日本)
第17回GP『よみがえりの樹』(監督:チャン・ハンイ / 中国)
第17回JP『バーニング・バード』(監督:サンジーワ・プシュパクマーラ / スリランカ・フランス)
第17回AA『私たち』(監督:ユン・ガウン / 韓国)
第17回SJ『普通の家族』(監督:エドゥアルド・ロイ・Jr / フィリピン)
第18回GP『マルリナの明日 (映画祭題:殺人者マルリナ)』(監督:モーリー・スリヤ / インドネシア)
第18回GP『見えるもの、見えざるもの』(監督:カミラ・アンディニ / インドネシア)
第18回SJ『泳ぎすぎた夜』(監督:ダミアン・マニヴェル、五十嵐耕平 / 日本・フランス)
第19回GP『アイカ(原題)』(監督:セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ / カザフスタン)
第19回JP『轢き殺された羊』(監督:ペマツェテン / 中国)
第19回SM『夜明け』(監督:広瀬奈々子 / 中国)
第19回SJ『ロングデイズ・ジャーニー、イントゥ・ナイト(仮題)』(監督:ビー・ガン / 中国)
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「第20回東京フィルメックス/TOKYO FILMeX 2019」
 11月23日(土・祝)~12月1日(日) 有楽町朝日ホールほかにて開催

『ジョアン・ジルベルトを探して』オピニオンコメント

日本でジョアンの公演を担当したケンテックの近藤さんに「ブラジルのツアーの件でジョアンから話があるって、もう24時間スカイプつなぎっぱなしよ〜」と聞いて笑ったことがあった。

世界中にいるジョアンの音楽の虜になった人たち。

ジョアンの音楽は本当に素晴らしい!僕もこんな旅がしたかったな。 

伊藤ゴロー(作曲家/ ギタリスト)

世界中のボサ・ノヴァに魅せられた人たちは皆、図らずも“神様”の手のひらで踊らされているかのよう。憧れと向き合う覚悟と勇気、本気、そして美しいブラジルの風景を見せてもらえるロード・ムービー。Viva, João!

伊藤亮介(大洋レコード)

太陽の下の樹木、その下に落ちる陰の中に佇む記憶の残像。1994年ブラジルでのスタジオ作業を終えレブロン地区にあるミウシャのアパートを訪ねた。リオの街が見渡せる眺めの良い広いテラスに立ち振り返ると、ミウシャは満面の笑みでウイスキーとグラスを2つ抱えていた。そして彼女は自宅録音されたたくさんのカセットの山からIZAURAをかけた。そこには確かにジョアンがいて月の下の終わらない宴は音の宝石となって昇華し、滴り落ちる美しい水のように魂を潤している、今も永遠に。

大貫妙子(音楽家)

陽だまりの中でも、沈む夕陽の中でも、賑やかな折々の中でも、優しく私の心を喜びへと穏やかに包み込む。オバララ。悲しみのページをめくると微笑みの天使がそこにいて。私の心の中に生き続けるジョアン。ボサノバは大切な大切なジョアンからの贈り物。

小野リサ(ボサノバ歌手)

探していたジョアンが…。突然天国に行ってしまった..。

でも、これでジョアンはみんなの心に居てくれる様になったのかも知れない。もう探さなくてもいいんだね!ジョアン!ありがとう!

小堺一機

音楽に、音楽を奏でる人に、わたしは距離がある。距離が憧れになる。JGを、JGの音楽を、JGを求めるドイツの作家を、スイスの映画作家がおもう。歩く。その二重の、三重の憧れが、ブラジルの景色の、生きものの、人の、建物の、空気の美しさ、はかなさをとらえる。JGのうたとともに。

小沼純一(音楽・文化批評家)

“ジョアン・ジルベルトが誰よりも退屈に思えてきた”

これは監督の台詞です。Why?は観てのお楽しみ。

あなただけのジョアンを映画館へお連れください。

桑原茂→(初代選曲家)

ジョアン・ジルベルトの横顔の、その輪郭を辿るような不思議な旅。彼が放つブラックホールのような強烈な磁場の周りを巡る、縁ある人々の生活。どのシーンも見所ですが、天才マルコス・ヴァーリとのエピソードは必見。

ゴンザレス三上(ゴンチチ)

推理小説のように色んな角度から『ジョアンの音楽』が聴こえてくる!理解が、愛が深まる!監督がえらい目にあいながら描くホラーあり、楽園あり、の極上エンターテイメント・ドキュメントなのだ。

サエキけんぞう(作詞家・アーティスト)

まるで『ジョアン声とギター』を映像化したような111分。

暗闇の向こうに確かにジョアンはいる。でも、彼の姿は見えない。

映画鑑賞後、改めて『ジョアン声とギター』を聴く。

やはりジョアンはいる。だが、闇はさらに濃く深くなった。

高橋芳朗(音楽ジャーナリスト)

ジョアンがここで毎日何時間もギターと歌を練習していたと言う

かつてジョアンのお姉さんが暮らしていた家のバスルームの

便座が置かれた地味な空間が映し出された・・・

ここから雲間を抜けて現れた青空のようなボサノバが

生み出されたのかと、感動を突き抜け沈黙。

タクシーサウダージ(ボサノバ歌手)

この映画が面白いのは、ジョアンがまるで滅多に遭遇できない絶滅危惧種の幻の生物みたいに思えてくることだ。

但し一つ言えることは、ジョアンは種ではなく唯一無二の存在であった。

チチ松村(ゴンチチ)

ジョアン・ジルベルトが本当に神様だったのではないかという関係者が明かすエピソードの数々は、まさに神話そのもの。初めて知るジョアン増が劇中で多く語られています。ボサノヴァファンはもちろんですが、何か熱中するものを見つけられていない人にも観て欲しい映画です。会いたいという熱量が様々な人を動かしていく展開はワクワクしました。

堀内隆志(café vivement dimanche)

ジョアン・ジルベルトが本当にいなくなってしまった今、この映画を見ると特別な喪失感に襲われる。しかし、生前のジョアンが残してくれた音楽の豊かな記憶は、人々の心の中に永遠に生き続ける。

中原仁(J-WAVE「サウージ!サウダージ…」プロデューサー)

独りトイレに篭り、そこで生まれた音楽で世界を変えてしまった男
それは奇跡のようにみえて、一つの法則のようにもみえる
つまり人は“独り”を知ると、宇宙と繋がるのだ
名越康文(精神科医)

日本での公開前に、ジョアンというオブジェクトはこの惑星を去ってしまった…。もうこの地上で彼を探し出すことはできない…。しかし、ジョアンが発明した音楽、愛した歌たち、は永久にこの惑星を漂い続ける。いつも私達のそばにいてくれる。

宮沢和史(シンガーソングライター)

姿は見えないのに、ジョアン・ジルベルトがいつも傍にいるような映像だった。ジョアンがリオの街や海、そして友人たちの中に、ボサノヴァの歌声とともに染み込んでいる証拠だろう。彼は神話の神様みたいなものなのだ。

ヤマザキマリ(漫画家・随筆家)

『ハッピー・シェフ!恋するライバル』

リトル・イタリーの恋する2人。だけど両家はライバルのピザ店⁉
ひと筋縄では行かない、もどかしい恋の行方を描いたロマンティック・コメディ!!

舞台は、トロントのリトル・イタリー。幼馴染のニッキーとレオは、大人になって恋に落ちるが、なんと互いの家は長年、隣同士で商売敵のピッツェリアを営んでいた。当然、父親たちは二人の関係を許すはずもなく・・・。果たして、二人はこの禁断の恋愛を乗り越えて行く事が出来るのか!?

ラブコメの女王として君臨したあのジュリア・ロバーツの遺伝子を継ぐエマ・ロバーツが、叔母譲りのキュートな魅力を全開!『スター・ウォーズ エピソード2&3』で若き日のダース・ベイダーを演じたヘイデン・クリステンセンが幼馴染のレオを演じる。ジュリア・ロバーツの初期代表作『ミスティック・ピザ』も手掛けた『10日間で男を上手にフル方法』『デンジャラス・ビューティー』のドナルド・ペトリ監督が贈る、おしゃれで美味しいロマンティックなラブストーリー!

【ストーリー】
トロントのイタリア人街で生まれ育った幼馴染のニッキーとレオ。一流シェフを目指してロンドンで修行中のニッキーがある日、帰ってきた。久しぶりの再会に淡い恋心が甦り、二人はお互いを意識するが、そこには大きな障害が。二人の父親はかつては同じ店で働く仲の良いピザ職人だったが、大ゲンカの末、今では仲違いし、隣同士でピッツェリアを営む商売敵。若い二人の交際を絶対に許してはくれない。そして迎えたピザコンテスト。店を代表して出場したニッキーとレオだったが、そこで誰にも想像できない奇跡が起こるのだった…。

映画『ハッピー・シェフ! 恋するライバル』

予告編はこちら
2018年/カナダ・アメリカ/102分/原題:LITTLE ITALY
監督:ドナルド・ペトリ『ラブリー・オールドメン』『リッチー・リッチ』
製作:ポーリーン・ディロン、アジェイ・ヴィルマーニ、ヴィナイ・ヴィルマーニ
脚本:スティーヴ・ガルッチオ、ヴィナイ・ヴィルマーニ
撮影:トム・ベスト『レスリー・ニールセンの 裸の石を持つ男』
美術:ダン・ヤーリ『黙秘』『処刑人Ⅱ』
音楽:マテオ・メッシーナ
出演:エマ・ロバーツ『バレンタインデー』『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』

ヘイデン・クリステンセン『スター・ウォーズ』シリーズ
ダニー・アイエロ『レオン』『ドゥ・ザ・ライト・シング』
アリッサ・ミラノ『ボディヒート2/挑発』
ユニバーサル映画 配給:ミッドシップ 

公式サイト:http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2019/

フィルメックス 新人監督賞・シナリオ賞

新人監督賞グランプリは二ノ宮隆太郎さんの「逃げきれた夢(仮題)」、シナリオ賞グランプリは廣原暁(さとる)さんの 「アンナの黒い犬」が受賞!

受賞者

 日本映画界の次代を担う新しい才能を発掘する「フィルメックス新人監督賞・シナリオ賞」の授賞式が6月28日、東京・六本木のキノフィルムズ試写室で開かれた。新人監督賞グランプリは二ノ宮隆太郎さんの「逃げきれた夢(仮題)」、シナリオ賞グランプリは廣原暁(さとる)さんの 「アンナの黒い犬」が受賞した。

 「フィルメックス新人監督賞・シナリオ賞」は、「木下グループ新人監督賞」を継承して今年スタートした映画賞。撮影や編集のデジタル化で映画製作が身近になる一方で、若い映画作家が次のステップに踏み出すのが難しい現状を受けて、商業映画のフィールドでオリジナル企画の実現を目指す監督や脚本家を支援する。

 新人監督賞は商業映画の実績がない新鋭監督が対象で、シナリオと過去の映像作品をもとに選考。シナリオ賞はプロ・アマチュアを問わず、シナリオのみで選んだ。新人監督賞のグランプリ作品は賞金50万円のほか、木下グループが5000万円を上限に製作費を提供、劇場公開に向けて企画開発や製作・配給を支援する。

  新人監督賞の応募作96作品からグランプリに選ばれた二ノ宮さんは初長編「魅力の人間」で第34回ぴあフィルムフェスティバル準グランプリを受賞し、長編第2作「枝葉のこと」が第70回ロカルノ映画祭新鋭監督コンペティション部門なとに選出された。受賞作の「逃げきれた夢(仮題)」は定時制高校の教頭の男性が認知症を発症していることに気づき、今まで距離を置いてきた家族や友人との関係を見つめなおす物語。授賞式で会見した二ノ宮監督は「この企画は初めてテーマをもらって書いた作品。テーマを下さった方々に感謝するとともに、とにかく特別な映画を作らなければと思っています」と意気込みを語った。

 シナリオ賞の131作品からグランプリを受賞した廣原さんは「世界グッドモーニング!!」でバンクーバー国際映画祭グランプリを受賞。2017年には共同脚本を手掛けた監督作「ポンチョに夜明けの風はらませて」が全国公開された。受賞作の「アンナの黒い犬」は。海辺の町で起きた自動車事故を起点にした物語。廣原さんは「実在のひき逃げ事件を題材に7〜8年前から書き始めたのですが、なかなかで納得のいくものにできず、いい加減あきらめようかと生殺しのような状態で抱えていました。今回この賞を知り、映画作りの仲間と月1回くらい集まりながら意見を聴いて完成させました。この受賞で、自信というか『映画化してもいいんだ』という声をいただいたような気がしています」と喜びを語った。


 新人監督賞の準グランプリは金允洙さんの「怪鳥とトランペット」、飯塚花笑さんの「トイレ、どっちに入る?」、酒井善三さんの「狩人の夜明け」が受賞。シナリオ賞の準グランプリには内田伸輝さんの「特別」、松本稔さんと足立紳さんが共同執筆した「弱虫日記」、宮瀬佐知子さんの「オロンガポ」が選ばれた。

シナリオ賞 グランプリ 廣原暁「アンナの黒い犬」

「この企画は7〜8年くらい前にあるひき逃げ事件を題材にして書き始めたのですが、なかなか自分で納得のいくものにできず、何度も何度も触りながらいい加減諦めようかと思い、生殺しのような状態で抱えていたのですが、今回この賞があることを知って、応募しようと思い、映画作りの仲間と月1回くらい集まりながら意見を聴いて完成させました。賞をいただいて自信というか『映画化してもいいんだ』という声をいただいたような気がしています。本当にありがとうございました」

シナリオ賞 準グランプリ 内田伸輝さん「特別」

「光栄に思います。この作品は去年こつこつと書き溜めて、ワークショップをやりながら書いていった作品です。現在第2稿の段階で応募しましたので、まだまだ改稿を重ねていって絶対映画化したいと思いますので、皆様ぜひご注目下さい」

松本稔さん「弱虫日記」(共同脚本の足立紳さんは欠席)

「今日は共同執筆の足立紳監督が来られないため私一人で出席させていただきました。元々原作小説があり、講談社文庫から出版されています。とても面白い小説で、これを足立紳監督が映画化したらすごく面白い映画になると思っていたところ、一緒にシナリオを書いてくれないかとお誘いいただいた。書き始めるとすごくエキサイティングな体験で、すごくシナリオに仕上がった。『14の夜』の足立監督の腕ならいい作品にできると思う。この賞をきっかけに映画化に向かえればうれしい。皆様にも原作やシナリオを読んでいただき読ませていただき、ご協力や励ましの声をいただけると嬉しいです」

宮瀬佐知子さん「オロンガポ」

「この作品はフィリピンと函館を舞台に国際共同制作を目指しています。私は10年以上前にフィリピンでドキュメンタリー映画を撮っていて、その頃からずっと書き続けていました。プロデューサーの方たちにも見ていただいたのですが、『難しいのではないか』と言われ続けていて、去年これで最後かなと思って書き直したものです。今はいろいろな監督に付かせていただき現場を走り回っているのですが、この作品できちんと企画を成立させることを頑張りたいと思っています。賞をいただいても企画が成立するのは難しいということは日々感じておりますのできちんとひとつずつやるべきことをやって成立させたいと思っています。今日は本当にありがとうございます。」

新人監督賞 グランプリ 二ノ宮隆太郎さん「逃げきれた夢(仮題)」

「本当にありがとうございます。この企画は初めてあるテーマをもらって書いた作品です。テーマを下さった國實(瑞恵)さん、石原(仁美)プロデューサー、本当にありがとうございます。とにかく特別な映画を作らなければと思っています。本当にありがとうございました」

準グランプリ

金允洙さん「怪鳥とトランペット」

「この脚本はある役者さんを想定してあて書きしました。その役者さんは脚本が書きあがったその日に舞台上で本番中に亡くなるという離れ業をやってのけました。もともとこの企画を考えたときに、いろいろな人が死んで、人の死に引きずられてはいけないなと思いながら書き始めたのですが、書き終わりも人の死で終わるという何ともいわくつきの脚本になりました。その役者さんは中嶋しゅうという方です。この脚本を映画化しないことにしゅうさんに顔向けできないので、何とか前に進めればと思います。ありがとうございます」

飯塚花笑さん「トイレ、どっちに入る?」 (欠席)

酒井善三さん「狩人の夜明け」

「自分と仲間で映画を製作して、これなら面白い作品になると思えるシナリオができたのですが、プロデューサーに持っていっても無名の人間では難しいことは肌身にしみてわかっていました。評価していただきありがたく思っていますが、もちろんまだスタートラインに立ったわけではなく、製作にどうしてもこぎつけなくてはいけない。それにはまず自分たちが絶対に面白いと思えるものを作れる体制を作らなければならないと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします」

ボサノヴァファン必見の至福の音楽ドキュメンタリー『ジョアン・ジルベルトを探して』

ブラジルの伝説的ミュージシャン、ジョアン・ジルベルトの行方を追ったドキュメンタリー映画『ジョアン・ジルベルトを探して』が、8月24日より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAにて全国順次公開いたします。

“ボサノヴァの神様”ジョアン・ジルベルトを巡る旅の記録

その類稀なるギター演奏と甘美な歌声によって世界中にその名を知らしめた、“ボサノヴァの神様”と称される伝説的ミュージシャン、ジョアン・ジルベルト。2003年に初の日本公演を実現し、その後も2004年、2006年と来日を重ね、日本でも多くのファンを持つ。

しかし、2008年8月26日にリオ・デ・ジャネイロで開催されたボサノヴァ誕生50周年記念コンサートへの出演を最後に、公の場に姿を現すことのないまま10年以上もの時が経った。

フランス生まれでブラジル音楽を敬愛するジョルジュ・ガショ監督によるドキュメンタリー、 『ジョアン・ジルベルトを探して』は、 ドイツ人ジャーナリストのマーク・フィッシャーが、ジョアン・ジルベルトに会うため、リオ・デ・ジャネイロに出向いた顛末を描いた1冊の本「オバララ ジョアン・ジルベルトを探して」をガショ監督が手に取った時から始まった。その懸命な追跡にも関わらず、マークはジョアンに会えないまま本が出版される1週間前に自ら命を断ったという。

ガショ監督は、マークの旅に強く共鳴し、ジョアンゆかりの人々や土地をブラジル中尋ね歩く。ジョアンの存在を近くに感じながらもあともう一歩のところで会うことができないガショ。果たして、彼は憧れの人に会うことができるのか…?

ジョアンの元妻ミウシャや、マルコス・ヴァーリら有名ミュージシャンも多数登場

ジョアン・ジルベルトの代表曲「デサフィナード」や「オバララ」の楽曲に乗せて、ガショ監督がジョアンを探し求めてリオの街を訪ね歩く姿が映される。場面写真でもイパネマビーチなどリオ・デ・ジャネイロをはじめ、若きジョアンが過ごしたヂアマンチーナに至るまでブラジルの美しい風景の数々が印象的だ。

また、本編では、ジョアンの元妻である歌手のミウシャや、マルコス・ヴァーリ、ジョアン・ドナートなどブラジルを代表する有名ミュージシャンも多数登場。人前から姿を消した今もなお多くの人々を惹きつけてやまないジョアン・ジルベルトの魅力を語る貴重なインタビューが収められており、予告編でもその一部を垣間見ることができる。

ファンのみならず、ボサノヴァファンも垂涎の至福の音楽ドキュメンタリー。期待をさらに高める予告編と場面写真を、是非いち早くご覧ください。

監督・脚本:ジョルジュ・ガショ 出演:ミウシャ、ジョアン・ドナート、ホベルト・メネスカル、マルコス・ヴァーリ

2018年/スイス=ドイツ=フランス/ドイツ語・ポルトガル語・フランス語・英語/111分/カラー/ビスタ/5.1ch/DCP 
原題:Where Are You, João Gilberto? 字幕翻訳:大西公子 字幕監修:中原仁
後援:在日スイス大使館、在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ東京、ブラジル大使館
協力:ユニフランス 配給:ミモザフィルムズ 宣伝協力:プレイタイム

クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代

グスタフ・クリムトとは一体、何者だったのか?
貧しい生い立ちから華やかな社交界で注目される術とは?
先週末公開の新作映画から一部を特別公開!

19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトとエゴン・シーレ。人間の不安や孤独や恐れを、世紀末的官能性のなかで描いたその作風は、今も色褪せることなく輝きを放ち、人々の心をとらえ続けている。

 
本作『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』は、その没後100年となる2018年に製作された注目の美術ドキュメンタリー。豊富な映像資料で、クリムトとシーレが生きた19世紀末ウィーンに花開いたサロン文化と、彼らの愛と官能性に満ちた絵画をつまびらかに見せつける。その精密な絵画の世界は、我々見るものを、いつしかウィーンの世紀末にいざなってゆく。


本作はまた、4月23日より7月10日まで東京都美術館にて開催されている「クリムト展 ウィーンと日本 1900」の特別タイアップ企画でもあり、映画と展覧会を併せて楽しむこともできる。さらに日本語ナレーションを俳優の柄本佑が担当。海外ドキュメンタリー映画のナレーションは初めてとなる柄本の参加も話題の作品だ。


鑑賞後の来場者からは「映画を観て、背景を理解してから展覧会に行けば、展覧会の理解がより深まる」などの感想があがっている。


今回、解禁された本編動画では、柄本佑が吹き替えを担当しているイタリア人俳優ロレンツォ・リケルミーの案内で、「グスタフ・クリムトとは一体何者だったのか?」という部分にフォーカスしたシーンが切り取られている。

その貧しい生い立ちから、洗練されたウィーン社交界で上流階級の女性たちと関係を築くようになるまで、彼がどのような術を使ってのし上っていったかが、貴重な資料とともに語られる。

特に、動画後半では、彼の死後、親密な関係をもっていた多くの女性たちが「クリムトの子を授かっている」と法廷に訴えがあったことなど、当時のウィーンを騒がせたゴシップも語られ、クリムトの人となりがうかがえる。

グスタフ・クリムトとは?

世紀末ウィーンを代表する画家。ウィーンの工芸美術学校に学ぶ。初期にはアカデミックな作風で才能を認められ、劇場の壁画装飾などで名を馳せる。1897年に保守的なウィーンの画壇から離脱し、「ウィーン分離派」を結成。自ら初代会長として分離派会館を中心に多くの展覧会を開催しながら、新しい造形表現を追求した。

同世代の芸術家らと共に、絵画、彫刻、建築、工芸の融合を目指す総合芸術を志向する。エゴン・シーレら次世代の画家達にも多大な影響を与えた。

タイトル:『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』 
英題:KLIMT & SCHIELE EROS AND PSYCHE
出演:ロレンツォ・リケルミー、リリー・コール 監督:ミシェル・マリー 脚本:マリアナ・マレリ
2018年/イタリア/イタリア語、ドイツ語、英語/カラー/94分/ドキュメンタリー
協力:朝日新聞社 後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム 
配給:彩プロ 宣伝:テレザ、プレイタイム、佐々木瑠郁

『ソード・オブ・レジェンド 古剣奇譚』

Elizabeth Debicki (Eva) & Director Simon Baker (Sando) – Breath – Photograph by David Dare Parker

ハリウッドを代表するヒットメーカー
『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』のレニー・ハーリン監督最新作!

大ヒットRPGの世界を完全映画化した
壮大なるソード・アクション・ファンタジー!


「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション®2019」
新宿シネマカリテにて 7/14(日)、7/16(火)、7/19(金)、7/20(土)、7/22(月) 上映

【イントロダクション】
中国の人気ゲームを原案にTVドラマ化されるや、本国では「宮廷女官 若曦」「宮廷の諍い女」「蘭陵王」を超え、1億人以上(TV+ネット視聴)の視聴者を獲得し、日本でも大ヒットを記録した「古剣奇譚 久遠の愛」 。同じゲームシリーズを原案に、『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』などのハリウッド・メガヒット作品で知られるレニー・ハーリン監督が完全映画化。ジャッキー・チェン主演『スキップ・トレース』に続く、同監督の中国進出第2弾となる。

主演は、アジアを代表する世界的スターのワン・リーホンとK-POPグループf(x)のリーダー、ビクトリア。アジアを代表するキャストが結集した壮大なる中国・時代劇アクションに、ハリウッドの風を吹き込んだ豪華絢爛なるSFファンタジー巨編の誕生だ!!

【ストーリー】

石や木に霊力を吹き込みロボットを作る技術イエンジアが発達し、妖怪と人間が共存する世界。行方不明のイエンジアの名匠シエ・イーを探している弟子のユエ・ウーイーは、手掛かりを求めて師匠の最後の作品となった指輪が出品される競売会場に赴く。

しかし、そこには妖怪“心魔”と手を結び、人間界の征服を企てる空中都市“流月城”の者たちも潜んでいた。指輪は、心魔を倒せる唯一の宝剣の4つの破片の1つなのだ。宝剣を甦らせ人間界を守るためには指輪を流月城に渡すわけにはいかない。かくして、黄金の指輪をめぐってウーイーたちと流月城の王シェン・イエとの壮絶な戦いが幕を開けるのだった!

映画『ソード・オブ・レジェンド 古剣奇譚』
2018年/中国/105分/原題:古剣奇譚之流月昭明
監督:レニー・ハーリン『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』
製作:ベン・ザン 脚本: タン・グァンユアン 音楽:ラッセ・エネルセン
出演:ワン・リーホン『ラスト・ソルジャー』、ビクトリア『もっと猟奇的な彼女』
   ゴッドフリー・ガオ『シャドウハンター』
   アーチー・カオ「CSI 科学捜査班」シリーズ、カリーナ・ン『イップ・マン 継承』
配給:ミッドシップ 
公式サイト:http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2019/

ノッティングヒルの恋人

ある日、映画を観ていて、ふと、こんなことを思ったことが?

こんなこと起きるはずがない、どうせこの先の展開はこうだよ、こんなの出来すぎだ、やっぱりハッピーエンドか、・・・・・。

まさにこれです。しかし、この映画はラブコメディで、そして、この映画はハリウッドである。これらを理解して観る人なら、きっと面白いはず。さながら現代版「ローマの休日」(ラストは全く違う方向だが)。

そして何よりも、この作品はジュリア・ロバーツの映画である。ファンであるならなおさら必見です。で、これが終わったらすぐ「プリティブライド」です。

山下 裕

ロックストックアンドトゥースモーキングバレルズ

今のイギリス映画には大外れがない、・・・こんな言葉を最近耳にする。

ストーリー人物など全体が軽いテンポである。そして、軽いテンポで人も死んでいく。これなら、軽い頭の人でも楽しめる。だからか、ハリウッドでもまた作られる。

「トレスポ」的であり、「シューティングフィッシュ」的であり、「シャロウグレイブ」的でもある、よく見かけるような最近のブリティッシュムービーである。

山下 裕